占い師さんのプロフィールを見ていると、その道を志したきっかけとして、幼少期からの不思議な体験や、事故やご病気などの人生を大きく変えるような出来事について書かれていることがあります。
もちろん、それはその方にとって大切な原点です。
これまで歩んできた人生が、現在の仕事や活動につながっている。そうした背景を知ることで、その人に親しみや信頼を感じることもあるでしょう。
ただ、いろいろなプロフィールを見ているうちに、ふと思うことがあります。
何かを始める理由って、そんなに特別じゃなきゃダメなの?
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◆「やってみたい」だけでもいい
「昔からこれが運命だと思っていた」
「大きな出来事を経験して、この道へ進むことを決意した」
そんなドラマチックな理由がある人もいれば、そうではない人もいます。
「やってみたい」
「興味を持った」
「占いをもっと知りたくなった」
「誰かの助けになりたいと思った」
そんなところから始まることだってあります。
私自身も、占い師になったことを語るうえで、誰かにお話しできるような壮大な物語があるわけではありません。
占いに興味を持って、学んで、やってみようと思った。
始まりは、それくらいです。
でも、それでいいんじゃないかと思っています。
これは、占いに限った話ではありません。
絵を描いてみたいから描いてみる。
文章を書いてみたいから書いてみる。
興味のある仕事に挑戦してみる。
「なぜそれをやりたいの?」と聞かれて、誰もが特別な理由を持っているとは限りません。
「やってみたいから」
それも、何かを始めるには十分な理由なのではないでしょうか。
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◆理由より、そのあと
何かを始めようとするとき、つい「ちゃんとした理由」を探してしまうことがあります。
でも、本当に大切なのは、始めた理由の立派さではなく、始めてから何をしてきたかなのかもしれません。
興味を持ったから勉強してみる。
サービスやお客様への伝え方を試行錯誤してみる。
誰かに喜んでもらえたことで、もう少し続けてみたくなる。
そうやって積み重ねているうちに、最初は小さな「やってみたい」だけだったものが、いつの間にか自分にとって大切な経験や出会いにつながっていることもあります。
最初から立派な理由がなくても、その後の時間まで軽くなるわけではありません。
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◆ちなみに、私の場合
ここまで書いておいてなんですが、私にもひとつくらい壮大な物語があったほうが、占い師らしいのかもしれません。
たとえば――
「平安の世に生きた麿から一巻の巻物を授かり、その秘術を令和の世に伝える使命を背負った」
とか。
残念ながら、そのような事実はありません(笑)。
ちなみに「麿」と、私の名前の「磨」の文字が似ているのでかけています。
姓名判断のサービス画像では、それらしき巻物をしっかり持っていますが、あくまでイメージです。
……たぶん。
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◆始まりは小さくても、積み重ねていく
先日、ココナラでの総販売実績が1000件を超えました。この場を借りて感謝申し上げます。
私自身、占い師として活動を始めたときから、ここまで続けられることを思い描いていたわけではありません。
タロットや姓名判断などを学び、お客様への伝え方やサービスの形を試行錯誤しながら、一件ずつ鑑定を重ねてきました。
その中には、初めてご依頼くださった方との出会いもあれば、何度もご相談くださった方とのご縁もあります。
姓名判断を通して、ご自身のお名前をあらためて見つめる機会に立ち会わせていただいたこともありました。
私の姓名判断では、単に「この画数だから良い・悪い」とお伝えするのではなく、そのお名前が持つ特徴を知り、これからどのように活かしていくかまで、できるだけわかりやすくお伝えすることを大切にしています。
最初は「やってみたい」から始まったものでも、続けていく中で大切にしたいことが増えていく。
振り返ってみると、始めたときには見えていなかったものが、続けてきた時間の中で少しずつ形になってきたように思います。
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◆理由は、あとから育ってもいい
何かを始めてみたいけれど、「自分には大した理由がない」と感じている方がいたら。
私は、無理に理由を作らなくてもいいと思います。
「興味がある」
「自分もやってみたい」
最初は、それくらいでも十分です。
始めたあとに経験したことや、出会った人、積み重ねてきた時間によって、「なぜこれを続けているのか」は少しずつ育っていくものなのだと感じています。
始める前から、自分の物語を完成させておく必要なんてない。
だから――
「理由なんかなくてよくない?」
そんな一歩から始まるものがあっても、私はいいと思っています。
立派な理由は、最初からなくてもいい。
理由は、歩き始めてから見つけたっていいのですから。