利益率20%以下は「ボランティア」。自社ブランドとして死守すべき利益のボーダーライン

利益率20%以下は「ボランティア」。自社ブランドとして死守すべき利益のボーダーライン

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。中国輸入×Amazon自社ブランド専門コンサルタント、「Infinity Brand Creators」代表の酒井勝也です。

私は現在、ラクマート公認認定講師およびラクメイド公式アンバサダーとして、皆様のビジネスを着実に前進させるためのサポートや指導に専念しています。

「月商50万、100万と売上は伸びているのに、月末になると手元に現金(キャッシュ)がほとんど残っていない」
「ツールでの利益計算では黒字のはずなのに、なぜか支払いがいつもギリギリだ」

このようなご相談にお越しいただく中級者セラーの皆さんのアカウントを診断すると、ほぼ100%の確率で共通する致命的な原因が見つかります。
それは、商品の利益率が「20%以下」で推移していることです。

今回は、自社ブランドビジネスをただの「ボランティア」で終わらせず、手元にしっかりとキャッシュを残すために絶対に死守すべき「利益のボーダーライン」についてお伝えします。

1. 利益率20%以下は「ただのボランティア」である

AmazonのFBA料金シミュレーターなどで「利益率20%」という数字が出ると、一見ビジネスとして成立しているように思えます。しかし、これは非常に危険な罠です。

中国輸入×Amazon販売には、ツール上には表れない「見えないコスト」が山のように存在します。
関税、輸入消費税、国際送料の容積重量によるブレ、FBAの在庫保管手数料、不良品の破棄コスト、そして検索順位を維持するための広告費(ACOS)などです。

もし元の利益率が20%しかなければ、こうした見えない経費や税金を差し引いた瞬間、手元に残る純利益はあっという間に「ゼロ」または「マイナス(赤字)」に転落します。
つまり、毎日一生懸命リサーチをし、代行業者とやり取りをしてお客様に商品を届けているのに、その労働はすべて「Amazonと物流会社を儲けさせるための無償奉仕(ボランティア)」になっているのです。

2. 死守すべき絶対的なボーダーラインは「30%」

かつて私が自動車メーカーの巨大な工場で工員としてモノづくりの現場にいた時代、利益率の低い製品ラインは少しの機械トラブルや材料費の変動で即座に赤字に転落するため、現場は常に余裕がなく疲弊していました。一方で、十分な利益率(マージン)を確保しているラインは、多少のトラブルにも耐えうる強固な体質を持っていました。

Amazonの自社ブランド経営においても、この「強固な体質」を作るための絶対的なボーダーラインが存在します。
それが「利益率30%(すべての経費・税金を引いた着地原価計算後)」です。

30%という利益の分厚いクッションがあって初めて、予期せぬトラブルに耐えることができ、広告を強気に踏んで売上をブーストさせたり、外注さんに作業を任せて自分の時間を買い戻したりすることができます。何より、次の新商品を仕入れるための「キャッシュ(現金)」が手元にしっかりと残るようになります。

3. 利益率30%に乗せるための「3つのメス」

現在扱っている商品の利益率が30%を下回っている場合、ただ「もっとたくさん売ろう」と作業量を増やすのは逆効果です。以下の3つのメスを入れて、利益構造を根本から改善する必要があります。

① 物流コストの徹底的な圧縮
ラクメイド等の代行業者に依頼して布製品を真空圧縮したり、パッケージを数ミリ単位で見直してFBAサイズ区分を1ランク下げたりして、見えないコストを極限まで削り落とします。

② CVR改善による「値上げ」の実行
2枚目画像で商品のベネフィット(理想の未来)を強く語り、A+コンテンツでお客様の不安を消す。カタログの価値を高めた上で「100円ずつ」の微調整で値上げを行い、適正価格へと引き上げます。

③ 改善不可能な商品の「損切り(撤退)」
コストカットも値上げも限界で、どうやっても利益率が30%に乗らない商品は、あなたからキャッシュを奪う「負債」です。勇気を持って損切りし、その資金を利益の出る主力商品へと集中させます。

経営者として、利益率30%以下の商品は「扱わない」という厳しい基準を持つこと。これが、月商の壁を越えて豊かなキャッシュを手にするための絶対条件です。

まとめ:売上の規模より「利益の厚み」にプライドを持て

ビジネスの目的は、ランキングを上げることでも、ただ忙しく働くことでもありません。手元にしっかりと現金を残すことです。

利益率20%以下では、見えないコストを引くと手元に何も残らない

利益の出ないビジネスは、Amazonと物流会社のためのボランティアである

自社ブランドとして絶対に死守すべきボーダーラインは「利益率30%」

物流コストの圧縮とカタログ価値の向上(値上げ)で利益率を改善する

基準に満たない商品は勇気を持って損切りし、リソースを集中させる

「今、自分の商品は本当に『ビジネス』と呼べる利益を生み出しているだろうか?」
今日は売上画面をそっと閉じ、エクセルを開いてご自身の全商品の「本当の利益率(着地原価)」とシビアに向き合ってみてくださいね!

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