【親しみやすい日商二級】工業簿記、財務諸表・本社工場会計

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日商二級を受験します。
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折角受験するので、これから簿記を勉強したいと思っている(しなきゃいけない)方に簿記に対する親しみやすさをお届けしたいなと思います!

前回の記事はこちらです。

工業簿記九回目の本日はこちら!

財務諸表・本社工場会計 (計算が少ないパート!!)

メーカーでは、損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)の他、製造原価報告書という財務諸表も作成します。
(計算じゃないけど、こっちの方が苦手な方も多いかと思います。私が一番苦手なのは仕分けです!)

製造原価報告書はこれまでお伝えしてきた製造原価の計算結果をまとめた財務諸表で、主に仕掛品勘定の内容が記載されます。

製造原価報告書の形式には二種類あります。

・材料費、労務費、経費に分類して記入する形式 
・製造直接費と製造間接費に分類して記入する形式 

これ、どっちがいいんでしょうね??

いつも通り原点に立ち返ると、この製品を製造するのにいくらかかったの?という疑問に答えるために色々計算するのが原価計算でした。

原価計算の結果をまとめるのが製造原価報告書です。

つまり、「分類」の仕方によって、どこに注目して原価を検討するかという視点が変わることになりますので、二種類の形式に優劣があるわけではないでしょう。

注目したい費用にあわせてまとめると考えて良さそうです。


次は本社工場会計です。

企業規模が大きくなると、工場の会計を本社の会計から独立させて、工場にも帳簿を設置することがあります。

独立させた場合は、本社と工場にまたがる取引は本社側では工場勘定を、工場側では本社勘定を用いて処理します。

例えば本社が材料を購入して工場の材料倉庫に受け入れたなんて場合に工場勘定と本社勘定が発生します。

さて、工場会計を独立させるとどんなメリットがあるのでしょうか?

ちょっと調べてみました!

・会計を独立させると工場と本社の連絡・連携を減少させることができるた め、記帳事務を軽減させることができる

・総勘定元帳が本社と工場に分割され、別々の担当者が記帳するため、記帳ミス防止など内部統制ができるようになる

・財務諸表の作成が速やかにできる

なるほど、頻繁に本社と工場の連絡が発生すると手間もかかりますし、ミスも増えますね。

規模が大きい会社ならではの工夫だと思います。
(それでも規模が大きくなると取引も増えるし手間も増えそうですね笑。)


今日はここまで!

今回は計算が少ないパートでしたが、次回は計算ばっかりの標準原価計算です。
苦手な方も多いパートだと思いますので、少しでも親しみやすくお伝えできればと思います。


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