【親しみやすい日商二級】工業簿記、総合原価計算その3

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スガケンです。

日商二級を受験します。

受験までの経緯はこちら!

折角受験するので、これから簿記を勉強したいと思っている(しなきゃいけない)方に簿記に対する親しみやすさをお届けしたいなと思います!

前回の記事はこちらです。

工業簿記八回目の本日はこちら! 
総合原価計算その3

総合原価計算の処理うち、減損・仕損・材料の追加投入についてお伝えします。

まずは仕損と減損です。

仕損は「あ、やっちまった!」です。
落としたり、寸法を間違えたりなどの結果、仕掛品(未完成品)の不良が生じることを指します。

減損は蒸発、粉散、ガス化などによって原材料が消滅してしまうことを指します。

仕損の場合は不良品とはいえ形が残りますが、減損の場合は形が残らないという違いがあります。

仕損(減損)は正常仕損(正常減損)と異常仕損(異常減損)に分類されます。

ものを製造しているとまぁ失敗はつきものです!
人間の失敗もありますし機械の失敗もあります。

ある程度失敗するのは織り込み済みだよ!と考え、正常仕損(正常減損)の場合は不良品の原価も良品に負担させます。
(ちょっと雑ですが、良品が100円、不良品が10円だとしたら、不良品の原価も良品に負担させて110円が原価になる。というようなイメージです)


一方で度を越えた仕損や減損は異常仕損、異常減損とされ、原価には含めません。

例えば火災や地震などによって焼失や流出を起こしてしまった場合です。

この場合の異常仕損(異常減損)は原価には含めず、非原価項目(営業外費用や特別損失)として処理することになります。


続きまして材料の追加投入です。ここまでの内容では「材料は工程の始点で投入する」という考え方が前提でした。

今回はこれ以外に、工程の途中や終点で投入する場合、平均的に投入する場合についてお伝えします。

工程の終点で投入した場合は完成品を仕上げる為に投入された材料と考え、全て完成品総合原価として処理します。

工程の途中で投入した場合は、
・追加投入されたタイミングで仕掛品+完成品に負担させる 
・完成品のみに負担させる 

この二つのパターンがあります。

工程を通じて平均的に投入した場合は、加工費と同じ方法で処理します。従って加工進捗度を加味した完成品換算量を用いて計算します。


今日はここまで!やっと原価計算が一段落しました!次回は財務諸表や本社工場会計についてお伝えします。

簿記試験を受けたいなぁと思っている方がいらっしゃったらメッセージくださいね。一緒に頑張りましょう!


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