こよみ人生相談室です。仕事や家のことをこなしているうちに、40代、50代になった。少し時間ができた時、この先も今と同じ毎日を続けたいのかと考え、答えが出なくなることがあります。やってみたいことが浮かんでも、今から始めて続くのか、家族に負担をかけないかと気になり、「もう遅い」と引っ込めてしまう日もあるでしょう。この記事では、生き方に迷う理由と迷い方の三つのパターン、暮らしの中で試せる選び直し、家族へ希望を伝える方法をお話しします。選び直しは、仕事を辞めたり、今までの生活を全部変えたりすることだけではありません。これから自分のために使う時間を、週に一時間作るところから考えてみましょう。
40代・50代で生き方に迷い「もう遅い」と感じる理由
これまで優先してきた役割が変わると、予定の決め方にも迷いが出ます。子どもの予定に合わせる時間が減ったり、仕事で新しい役割を引き受ける機会が少なくなったりすると、以前は忙しくて考えなかったことが気になります。夕食の支度を始めるまで二時間あるのに、何をしたいか思い浮かばない。そんな時、時間を自由に使える喜びより、取り残されたような寂しさが先に来ることもあるでしょう。
長く続けてきた生活には、慣れた段取りや守ってきた約束があります。好きなことを始めたいと思っても、家族の送迎はどうするか、仕事の担当を減らせるかと、具体的な事情が浮かびます。若い頃に思い描いた挑戦の仕方が今の生活に合わず、やりたいこと自体を諦めそうになる場合もあります。迷いを年齢だけで説明すると、時間帯を変えれば試せることまで見えにくくなります。
また、今の暮らしを変えたいと認めることが、過去の選択を後悔するように感じられる人もいるでしょう。家族を優先した年月や、生活のために続けた仕事を否定したくなくて、希望を口にできない。けれど、当時の事情で選んだことと、これから続けたいことは違っていてもよいのです。今まで担ってきた役割を確かめながら、今後はどの役割を減らしたいか考えられます。過去の選択が間違いだったと決めなくても、次の予定は変えられます。
40代・50代の生き方を選び直せなくなる三つの迷い方とは
・始める前に成果まで考えてしまう
新しく始めることに、仕事や資格につながる成果を求めると、試しにくくなる場合があります。絵を習ってみたいと思った時に、売れるようになれるかまで考えると、体験教室へ行くのも難しくなります。最初は、描いている時間が楽しいかを知るだけでも目的になります。仕事にするかは、実際に取り組む中で考えられます。関心を持った段階で、何年も先の成果まで決める必要はありません。
・家族の用事が片づくまで待ってしまう
家族の用事が全部片づいたらと思っても、次々に予定が入ることがあります。頼まれるたびに空いた時間を使っていると、自分の予定を入れる日は決まりません。今の暮らしには、今週やる必要がある用事も、来週でよい用事もあるはずです。全部が終わる日を待つより、月に一回だけ先に自分の予定を知らせる方法があります。予定を作った後で、重なる用事を誰が担うか相談できます。
・一度休んだことを再開しにくく感じる
以前通っていた場所へ戻るのは気まずい、道具をそろえたのに続かなかったと、過去の中断が気になる場合もあります。その時に難しかった理由が今も同じか、確かめてみてください。毎週通うのが負担だったなら、単発の参加を探せます。最初に決めたやり方に戻る必要はなく、今の予定に合わせて回数を変えてよいのです。連絡しづらければ、再開できる曜日と希望の回数を書いてから、参加方法を問い合わせてみましょう。
40代・50代の生き方を今日から選び直す三つの方法
一つ目は、最近の一週間を振り返り、少し楽しみだったことと、頼まれると気が重かったことを一件ずつ書く方法です。「何がしたいか」と広く考えて出てこない時も、「花を選んでいた時間は楽しかった」「休日のまとめ買いを毎回一人でするのは負担だった」なら書けるかもしれません。増やしたい時間を探す際は、何を減らすとその時間を作れるかも考えます。予定を増やすだけでは、始めた楽しみまで負担になりかねません。
二つ目は、二週間以内に一回で終わる予定を作ることです。学び直しが気になるなら、長い講座へ申し込む前に、入門の本を図書館で一冊探す。以前好きだった趣味なら、しまってある道具を出して三十分使ってみる。日付と終える時刻を決めると、家事や仕事にどのくらい影響するかも見えます。予定が入った日は、いつもの用事を一件減らしておくと、試すための時間を確保しやすくなります。
三つ目は、終えた日の感想を短く残すことです。上手にできたかより、どこが楽しく、どこが面倒で、もう一回やりたいかを書きます。内容は好きでも移動が大変だったなら、近くでできる方法を探せます。あまり楽しめなかった時は、申し込んだ自分を責めず、気になっていたことを一度確かめたと受け止めてください。次の予定は、その感想を読んでから決めるので十分です。
40代・50代の選び直しを家族と相談する方法
自分の希望が少し見えてきても、家族に話す段階で言葉が止まることがあります。急にどうしたのと言われそう、今まで通りやってほしいと思われそうで、つい冗談にしてしまう。特に、長い間家の用事を引き受けてきた人は、自分の予定を相談すること自体に慣れていない場合があります。最初から人生全体の話をするより、試したい予定を一件伝えるほうが話し合いやすくなります。
たとえば、「前から陶芸をやってみたかったので、来月の土曜に一回体験へ行きたい。午後の買い物をお願いできるかな」と話せます。いつ、何をしたいか、その間に頼みたい用事は何かを分けて伝えます。「自分の時間が全然ない」と伝えるだけでは、家族も何を変えればよいか迷うかもしれません。こちらがしてほしいことを具体的にすると、時間の変更や用事の分担を相談できます。
家族がすぐに賛成しなくても、その場で希望を取り消さなくてかまいません。気になるのが費用なのか、予定が重なることなのか、家事が残ることなのかを聞いてみます。「その週は難しい」と言われたなら、別の日を検討できます。一方、用事を代わってもらうたびに長く謝り、前後の日に全部を引き受け直すと、続ける負担が増えます。今回の分担が無理なくできたかを後で確認し、次も同じにするか相談しましょう。自分の希望を話す練習は、小さな予定から重ねられます。
四柱推命で40代・50代の生き方と人生の流れを考える方法
四柱推命では、生まれ持った性質や時期の流れを読みながら、どのような取り組み方が自分に合うかを考えます。私が一本杉タイプと呼ぶ甲の性質には、決めたことをまっすぐ続けようとする面があります。長く続けた仕事や役割を変える時、途中でやめるように感じて迷うこともあるでしょう。その場合は、続けたい部分を言葉にしてから、回数や担当だけを変える方法を考えます。
実りの畑タイプと呼ぶ己の性質には、人を支え、育てることに喜びを感じる面があります。自分の希望を探す時も、誰かの役に立つかを先に考えることがあるかもしれません。人を支える活動が好きなら、その関心を生かせます。ただ、毎回頼まれるままに引き受けると、自分が楽しめる範囲が見えにくくなります。参加する日を先に決めるなど、好きな役割を続けられる量に調整する見方もできます。
時期を見る際も、40代だから遅い、50代だから始められないという読み方はしません。こよみ流で「根を張る年」と呼ぶ時期なら、学ぶ、準備する、慣れるといった取り組みを考えます。ただし、年齢や今の気分だけでその時期を判定することはできません。個別に生年月日などを確認し、実際の予定とも重ねて読みます。占いで始める日を待ち続けるより、今できる準備を具体的にし、自分に合う続け方を考えるために役立ててほしいと思います。
まとめ|40代・50代の生き方を今の暮らしから選び直す方法
40代・50代で生き方に迷った時は、年齢だけで諦める前に、今の生活で増やしたい時間と減らしたい負担を一件ずつ書いてみてください。やりたいことは、一回で試せる予定にすると、続けたいかを自分の感想から考えられます。家族には、試したい日と相談したい用事を具体的に伝えてみましょう。これまでの暮らしを大事にしてきたまま、これからの希望も話してよいのです。まだ大きな目標がなくても、次の休日に自分のための予定を一件入れるところから始められます。
何を続け、何を変えたいのか、一人では言葉にしにくい時は、ココナラの鑑定でお話を伺います。私と一緒に生まれ持った性質と人生の流れを読みながら、今の暮らしで試せる選び直しを考えてみませんか。