ストレングスファインダーの結果を共有するメリット

記事
ビジネス・マーケティング
 本日は、私の会社で ”ハッ” とするような経験をしたので取り上げたいと思います。
 期首のため、執行役員から今期の抱負や目標、新製品への期待などをミーティングで語る場面がありました。その後、別途私のチームで連絡事項のミーティングが開催されました。このお話しから学ぶ点は2点あります。本日は、⑴についてお話しします。
⑴マネジャーこそ自身の強み・資質を理解することが必要であり、本内容の周知が必要だ。

⑵わたしと相手の資質を知っているだけで”レジリエンス*1”が高まる。
*1レジリエンスとは
 レジリエンス(resilience)とは、「回復力」「弾性(しなやかさ)」を意味する英単語です。 「レジリエントな」と形容される人物は、困難な問題、危機的な状況、ストレスといった要素に遭遇しても、すぐに立ち直ることができます。

 本題に戻りますと、私のチームにはその執行役員の同期が2人いる状況です。そのうえで、マネジャーは、こう言いはなったのです。

「同期がえらくなるって、どういう気持ちなのですか?笑」

 それを聞いた私は、ぞっとしました。案の定、普段とても協力的で優しいはずの執行役員の同期のお二人は、ミーティング内で議論ごとにマネジャーに食って掛かる場面がありました。そのため時間は押し、マネジャーも本来伝えたい意図が伝わらず、モヤモヤしているのがZOOMからも見て取れたのです。

皆さんが、このような発言をすることはないかと思います。
皆さんは、このお話しを聞いて、どんな学びがありましたか?

 確かに、このマネジャーの発言は調和性、共感性の高いわたしとしては容認できません。
では、このマネジャーは人間的にヒドイ人だからどうしようもない、、、
で済ませてしまっていいのでしょうか。

一度、1分でいいので立ち止まって、考えてみてください。

・ストレングスコーチからの立場での意見

 今回のケースでは、おそらくマネジャーは、上記のような馬鹿にするような意図がなかったと思います(そう信じたいです…)。ただし、マネジャーの資質では共感性を中心にかつ、4つの強みの領域(実行力・影響力・人間関係構築力・戦略的思考)においても人間関係構築が最も低いです。そのため、中々他人の気持ちに寄り添うことが才能として難しいのだと思います。

・では、このマネジャーはどうすれば良かったのでしょうか。

 一例ですが、自身のストレングスファインダーの結果をチーム員へ共有する。特に、自分は人間関係構築力の領域では他の領域よりも才能がないことを開示することが重要です。だから、心無い言葉を発しても、そういう意図がない可能性があることをお伝えする。さらには、その領域に強みを持つわたし(上位TOP5の全てが人間関係構築力)などに任せるもしくは、発言があった場合にはこっそり教えてほしいと伝えておくことである程度、マイナスに働くことを回避することができます。
*34資質のすべてを出すメリットはここにあります。

 また、もしかしたら上位2つの強みの領域である”実行力”・”影響力”が弱みとして出たのかもしれません…(仮説ですが)。例えばこの人なりに期首に、目標に向け、檄を飛ばしたかったのかもしれません。

・では、このマネジャーが強みを活かすためには?

 この人の場合には”実行力”・”影響力”に強みの領域を持っていますので、1on1の中で資質を見極め⇒明確にする⇒狙う(どう活かすか?)を中心にコーチングを行っていきます。ただし、こうして下さい!と私からお伝えすることはありません。あくまでもご本人の過去のやり方から、勝ちパターンに気づき、理解し、どうアプローチするのかはご本人の中にあるはずです。私はあくまでもその鏡となり、気づきをサポートする役割だからです。

ここまでお読みいただきありがとうございます!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す