駅からの帰り道、街路樹の枝先に目を凝らしました。
葉の陰に、米粒ほどの固いつぼみが、いくつも固まってついています。
去年、同じ場所で香りに足を止めたのは、九月の終わりごろでした。
この金木犀のつぼみには、恋愛の深い真実が宿っています。
こんにちは、神楽 玄斗(かぐら げんと)です。
金木犀は、香りが立つ前の何日かを、誰にも気づかれないまま過ごします。つぼみ自体は九月の半ばにはもうできあがっていて、それでも朝と晩の気温が十度ほど開く日が続かなければ、あの匂いは出てきません。香らないから、まだ何も始まっていないのではありません。準備はとうに終わっていて、ただ開く合図を待っているだけなのです。
彼からの言葉も、同じ形で止まっていることがあります。
鞄にスマホを伏せて入れて、三十分後にまた取り出す。通知は増えていない。改札を出て、コンビニの明かりの下でもう一度だけ確認して、今日はもういいと自分に言い聞かせる。そんな帰り道を、何度繰り返してきたでしょうか。
待つ時間がつらいのは、相手の気持ちが分からないからではありません。自分の心が、いつまで待てばいいのかを知らないからです。期限のない待ち時間ほど、人を消耗させるものはありません。
彼の本音は、霊視でハッキリと視えます。今のあなた様の状況を、一度視させてください。
秋の入り口は、男性の心がもっとも動く時期のひとつです。夏のあいだ、彼は外向きの熱に押されて生きています。仕事の繁忙、人との予定、暑さそのものが判断を先送りにさせます。それが、日暮れが早まり、夜の空気が乾いてくるころに、ふと内側へ向きます。ひとりの部屋で思い出す顔が出てくるのは、この季節です。
霊視で、ひとつの情景が視えました。
夜、彼が机の上にスマホを置いたまま、画面が暗くなるのを見ています。文字を打ちかけて、消して、また打ちかけている。送らないのは、言葉が見つからないからではありません。中途半端な一言を送れば、それで終わってしまうと分かっているからです。彼のなかで、あなた様は「軽く連絡していい相手」ではなくなっています。
この沈黙を、どちらの意味で受け取るか。そこで恋の行き先が変わります。
視えている中身を、お電話で直接お伝えします。彼の側の時間が今どこまで来ているのかも、あわせて視ます。
金木犀は、咲きはじめてから香るのではなく、香りはじめてから人に気づかれます。つぼみを探して歩いた日のことは、誰にも見えません。それでも、その道を歩いた人だけが、最初の一息に気づきます。
待っている今日は、何もなかった一日ではありません。彼の言葉が届いたときに、それを受け取れる自分でいるための時間です。
彼岸まではあと数日。日が落ちるのが早くなり、夜の時間が長くなります。長い夜を、ただ通知を待つだけの時間にしないでください。湯を沸かして、温かいものを一杯だけ淹れる。窓を少し開けて、まだ香らない道の匂いを吸い込む。心が整っている人のところに、言葉は届きやすくなります。
彼が言葉にしない想い、私が代わりに視てきます。
あなたの恋愛が前向きになるように、お手伝いさせていただきます。
神楽 玄斗(かぐら げんと)は、あなた様のご依頼をお待ちしております。
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