「もっと積極的になれたらいいのに」
「考えすぎる性格を直したい」
「飽きっぽいところが嫌になる」
そんなふうに、自分の性格や性質について、悩んだことはありませんか?
自分の短所は簡単に見つかるものです。
何かがうまくいかなかったとき、
「自分のこういうところがダメなんだ」と感じたり、
周りの人と比べて「もっとこうなれたらいいのに」と思ったり。
でも、私たちが「短所」だと思っている性質は、本当に悪いところなのでしょうか。
もしかすると、自分が短所だと思っている性質にも、まだ気づいていない別の一面があるのかもしれません。
今回は、短所と長所の関係、そしてホロスコープを使って自分の性質を違う角度から捉えることについて、お話ししたいと思います。
長所と短所は、表裏一体?
例えば、「慎重すぎる」という性質。
何かを決めるとき、あれこれ考えてしまい、なかなか行動に移せない。
そんな自分を「決断力がない」「行動力が足りない」と感じることもあるでしょう。
でも、慎重だからこそ、物事を丁寧に検討できたり、小さな問題に気づけたりすることもあります。
「頑固」という性質も同じです。
一度決めたことをなかなか変えられず、周囲の人と意見がぶつかることもあるかもしれません。
一方で、自分の考えを大切にし、簡単には諦めずに物事に取り組めるという面も考えられます。
「飽きっぽい」という性質なら、ひとつのことを長く続けるのが苦手な反面、新しいことへの好奇心が強く、さまざまな分野に関心を持てるという見方もできます。
このように、ひとつの性質には、さまざまな側面があります。
ただ、短所を言い換えれば、すべて長所になるというわけではありません。
慎重さが役に立つ場面もあれば、考えすぎて行動できなくなる場面もあります。
頑固さが信念を貫く力になることもあれば、人の意見を受け入れにくくなることもあります。
大切なのは、無理に短所を長所に変えることではなく、自分の持っている性質を、ひとつの側面だけで判断しないことなのだと思います。
「短所」だと思うようになったのは、なぜ?
そもそも、私たちはどのようにして、自分の性質を「短所」だと考えるようになるのでしょうか。
例えば、子どもの頃から「もっと早く決めなさい」と言われることが多かった人。
何度もそう言われるうちに、自分の慎重さを「直さなければならないところ」だと思うようになるかもしれません。
また、周囲に社交的な人が多い環境では、一人で過ごすことを好む自分を「人付き合いが苦手な、よくない性格」だと感じることもあるでしょう。
でも、環境が変われば、その性質に対する評価も変わることがあります。
じっくり考えることが求められる仕事では、慎重さが評価されるかもしれません。
一人で集中する時間が多い環境では、静かに物事に取り組めることが強みになるかもしれません。
つまり、短所だと思っているものの中には、性質そのものが悪いというよりも、その性質が、置かれた環境や求められる役割と合っていなかったという場合もあるのです。
自分の性質をどのように評価してきたのか。
その背景を振り返ってみることも、自己理解につながると思います。
ホロスコープには、性質のさまざまな側面が表れる
西洋占星術では、生まれた瞬間の天体の配置を示す「ホロスコープ」を使って、その人の性質や価値観、才能、適性などを読み解いていきます。
ホロスコープに登場する12星座には、それぞれ特徴的な性質が象徴として与えられています。
例えば、乙女座。
乙女座は、分析力や観察力、細やかさ、物事を整える力などと結びつけられる星座です。
その一方で、細かなことが気になりすぎたり、完璧を求めすぎたりする性質として解釈されることもあります。
また、牡牛座は、安定性や粘り強さ、自分の感覚を大切にすることなどを象徴します。
しかし、その性質が、変化への抵抗や頑固さとして表れると考えられることもあります。
双子座であれば、好奇心や柔軟性、情報を扱う力などが特徴として挙げられますが、関心が移りやすいことや、落ち着きのなさとして解釈されることもあります。
このように、西洋占星術では、同じ星座の象徴についても、さまざまな側面から捉えることができます。
もちろん、ひとつの星座だけでその人の性格が決まるわけではありません。
実際の星読みでは、天体やハウス、天体同士の関係なども組み合わせて、ホロスコープ全体を読み解いていきます。
また、占星術による性格の解釈は、科学的に証明されたものではありません。
それでも、星座や天体の象徴を通して自分の性質を眺めてみることで、それまでとは違う捉え方に出会うことがあります。
短所をなくすより、付き合い方を考えてみる
例えば、自分のことを「考えすぎる性格」だと感じている人がいたとします。
何かを始めようとしても、失敗する可能性や問題点ばかり考えてしまい、なかなか行動に移せない。
そんな自分を変えたいと思っているかもしれません。
でも、考えることが得意なのであれば、その力をなくそうとする必要はないのではないでしょうか。
問題は、考えることそのものではなく、考え続けることで行動できなくなってしまうことなのかもしれません。
それなら、考える時間に区切りをつけたり、小さく試してから判断したりする方法もあります。
自分の性質を否定するのではなく、その性質がどんな場面で役に立ち、どんな場面で困りごとにつながるのかを知る。
そうすることで、自分に合った付き合い方を考えやすくなります。
ホロスコープを使った星読みも、そんな自己理解のきっかけとして活用できると、私は考えています。
自分の性質を、ひとつの言葉で決めつけない
「私は慎重な性格だから」
「私は飽きっぽい人間だから」
「私は人付き合いが苦手だから」
そんなふうに、私たちは自分のことをひとつの言葉で説明してしまうことがあります。
でも、
慎重な人が、いつでも慎重に行動するとは限りません。
飽きっぽい人でも、好きなことには長く取り組めるかもしれません。
人付き合いが苦手だと思っている人も、相手や環境によっては、自然体で人と関われるかもしれません。
私たちは、ひとつの性質だけで説明できるほど、単純な存在ではないのだと思います。
自分の短所を見つけたとき、すぐに「直さなければ」と考えるのではなく、少し違う角度から眺めてみる。
その性質が役に立った経験はなかっただろうか。
どんな環境なら、うまく活かせるだろうか。
そんな問いを持つことで、自分自身に対する見方が変わることもあるでしょう。
ホロスコープは、そうした新しい視点を得るための、ひとつの手がかりです。
短所だと思っていたものが、別の場面では自分を支える力になることもある。
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