新卒じゃなく、既卒、転職で頑張ればいい?

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コラム

本ブログでは、就活中の方や親御さん向けに、新卒就活の貴重性について解説します。

新卒就活中の方は、これを知って、この貴重な新卒のチャンスを最大限生かしてほしいと思います。
結論
転職でのランクアップは困難です。
転職時の努力は、コスパが悪いです。
新卒就活で頑張るのが、最もコスパが良いのです。


はじめまして、就活アドバイザーBohe と申します。
数あるブログから、当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

自己紹介します
就活アドバイザーBohe.png



先送りとコスパについて

就活って辛いです。
誰しも、辛いことはやりたくありませんね。

就活準備、対策を先送りしてしまう学生さんの気持ちは、とーてーもーわかります。
私も、切羽詰まらないと、やらない人間でした。テストも一夜漬けでしたし、夏休みの宿題も夏の終わりにまとめてやりました。
ええ、ええ、もう子供の頃から、ずっとです。

しかし、新卒の就活は「人生のチャンスタイム」なのです。
それで手遅れになって失敗するのは、とってももったいないんです。

これだけは知っておいて下さい。
努力するタイミングとしては、新卒の就活が最も「コスパ」が良いんです。

新卒就活がいかにランクアップしやすいか、については、ブログ「新卒就活とは」をご一読下さい。


同じだけ頑張るのでも、そのタイミングによって、結果が大きく変わります。
転職時や既卒では、努力のコスパが悪くなります。


転職時は、新卒と大きく異なる。

あまり考えたくないことですが、新卒就活で納得内定がもらえず、良い企業に入れなかったり、ブラックっぽい企業に就職したらどうなるでしょう。
・・・転職したくなりますよね。

しかし新卒就活に失敗すると、転職してより良い仕事に付くことは、困難です。
日本は、残念なことに「敗者復活が出来ない社会」とも言われています。
つまり一旦落ちてしまうと、そこからランクアップすることは、難易度が高くなるんです。

ちょっと極端な例を書きます。
IT業界で例えると、「デジタル土方」、「下層のSIer」に一旦なってしまってからでは、並大抵な努力では這い上がれません。



デジタル土方って?

みなさんは「デジタル土方(IT土方)」という言葉を知っていますか。

ウィキペディアで検索して、ご一読ください。
SIer(エスアイヤー)=System Integrator(システム インテグレーター)は、その象徴です。
IT関連の業務を請け負う職種ですが、闇が深いです。

ウィキペディアには、「独立系システムインテグレーターの労働環境は、下層になるほど劣悪であり、従業員は奴隷のごとく働かされる。」とあります。
建設業界と同じ、下請構造だからです。
引用:ウィキペディア 「デジタル土方」より


IT業界は成長し続けています。
今後も、まだまだ成長する見込みです。
「なんか羽振りが良さそう。キラキラしてそう」って思いますよね。

しかし、成長著しい、華々しい業界でもピンとキリがあり、キリ(底辺)はこのような環境であることを、ご承知おきください。

これは、どの業界でも似たようなモノです。
業界の光と闇の、両方を知って下さい。

ここまで話してきて、IT業界やSIerを目指していた方は、イメージが悪くなったかもしれません。
ちょっと極端な例でしたね。スミマセン。



ほなどうしたらええねん?

答えは明快です。
新卒で「大手、大企業」に入社することです。

劣悪な環境は、下請け会社、中小企業だから、とも言えます。
IT企業の利益構造は、「トップ企業が総取り」です。
大手、大企業は、とても儲かっています。
よって、その従業員は非常にホワイトに働けます。
就活の軸.png

よろしければ、以下のブログも是非ご覧ください。



就職エージェントの闇

ネット上には、SIerを文系学生に推奨しているサイトがたくさんあります。
「SIer 文系」でググってみましょう。

「文系でもIT業界で活躍できる」などと、耳障りの良いことが書いてあります。
しかしこの情報を、どうか鵜呑みにしないでください

このようなサイトを運営しているのは人材紹介会社です。
同じページに「就職エージェント」の広告が貼ってあるので、すぐわかりますね。
リク○ートなど、大手企業のものもあります。

このような記事には、ある思惑があります。
そこが就職エージェントの闇です。
書いてあることは事実なのでしょうが、「あえて書かれていないこともありますよ」と伝えたいのです。

では、その闇を暴いてゆきましょう。


その思惑、闇とは、人材紹介会社、就職エージェントは就活生に「SIer」の宣伝をしたい、就活生を下層SIerに就職させたい、ということです。

「デジタル土方」=中小IT企業のSIerは、需要が多い。
→しかし、労働環境はブラックなので離職率が高い。慢性的に人手不足。
→なので、中小IT企業は、人材紹介会社にSIerの求人を依頼をする。
→人材紹介会社は、人材を紹介し採用されたら、企業から報酬がもらえる。
→報酬のために、就活生を中小IT企業に紹介したい。
→IT業界のイメージアップを図り、無知な文系学生に門戸を広げる。
→就職エージェントを利用して、華々しいIT業界に就職しよう!と宣伝する。
 てな具合です。

よって、「デジタル土方」などのマイナスイメージは、一言も書きません。

誤解されないように補足しますが、人材紹介会社は、嘘は書いてません。
でもイメージの悪いところまでは、ぶっちゃけていないだけです。


皆さんはそれを見抜いて、正しい情報をつかんで下さい。



転職は、前職の実績とスキルを見られます

努力とコスパの話に戻しましょう。

転職では、今の会社より上を目指すなら、前職で秀でた実績とスキルが必要です。
新卒とは違いますね。
でもデジタル土方は単純作業なので、どんなに頑張ってもその実績は評価されません

単純作業では、スキルは身につきません。
総合職でクリエイティブな仕事している人と比べて、大きなハンデが付いてしまいます。



仕事しながら独学でスキルを学べばいい?

今の仕事でスキルが身に付かないなら、独学で学ぼう!と思いますね。

でも通常は、業務プラス別のことをやるのは、とても大変です。
学生時代とは、努力する上での環境も違います。

想像してみてください。
 学生と、働きながらでは、空き時間が多いのはどちらでしょうか。
 学生と、働きながらでは、心身が健康で、集中して努力できるのはどちらでしょうか。

ましてや労働環境がブラックならば、日々の業務でヘトヘトです。
新しいスキルを身に着けるどころではありません。
忙しい.png



就職エージェントの利用ってどうなの?

結論
就職エージェントを利用した場合、ホワイト企業に入社出来る可能性が劇的に低下します。

ホワイト企業や大企業は、就職エージェント経由での求人は、“まれ”です
大企業はそんなものに頼らなくても、優秀な人材が勝手にたくさん応募してくるからです。
例外は、スペシャリストな職種の経験者を募集するときですね。

なので、特別なスキルと経験の無い転職者は、エージェントを利用しても、ホワイト企業や大企業は紹介されません。
自分で中途採用枠にエントリーして、選考を勝ち抜くしかありません。


就職エージェントを利用するときは、注意が必要です。
上の「就職エージェントの闇」で書いたように、人材紹介会社に報酬を出すのは、求人を依頼した企業です
よって、良心的でないエージェントに捕まると、報酬目当てにブラック企業を勧められる可能性が高いことを、知っておきましょう。
ウソ.png

中小企業でどれが良いか選べないならば、良心的なエージェントから話を聞いてもいいかもしれません。

ただし、良心的なエージェントは少数です。
そもそも見分けられるでしょうか。



転職で年収UPのウソ

転職したら、年収ダウンが基本で、UPは例外です。

しかし、就職エージェントのWebサイトには「転職者の4割は年収アップする」と書いてあったりします。
なんでこんな食い違いが起きるのでしょう。

これにはカラクリがあります。

ここで言う「年収」は、月々の給与と賞与の合算です。
企業はこの「年収」を提示して内定を出し、転職者はデータ上は年収が上がります
しかし企業は、給与額は保証しますが、賞与は保証しません。
結果、満額の賞与はもらえず、実際の年収は下がる、ということです。

また、提示された「年収」には、一定時間の残業や、成績連動のインセンティブが、もともと含まれているケースがあります。
この場合も、実際の残業時間やインセンティブが少なければ、実際の年収は下がります。
こんなことをする企業は、ブラック臭がしますけどね。

また企業は、採用後に必ず、試用期間を設けます。
試用期間では、圧倒的に企業が有利です。
試用期間では、企業が試用期間中の給料を変更、または雇用契約そのものを終了することも可能です。



既卒就活はさらに厳しくなります

既卒=つまり就職浪人ですね。
大学を卒業してからの就活です。
卒業してすぐ、または職歴がなく就活をすることです。

既卒者を、新卒枠で「募集」している企業は、結構あります。
厚生労働省が、そのような指針を出しているからです。
特に大企業は、それに対応しています。

しかしですね、既卒で応募することは出来ても、実際の選考通過はハードルが高いです。
既卒就活生は、新卒と比べて空白期間のハンデがあります。

なんで新卒の時に就職しなかったのか、卒業してから何をしていたのかを聞かれます。
その理由に納得性がないと、選考通過は困難です。

転職枠で応募しても、就労経験がなくスキルもない、と評価されれば、大きなハンデです。

既卒=就職浪人のハンデについては、こちらのブログにも詳しく書いてあります。



既卒者は、新卒者、転職者よりもさらにハードルが高くなるため、就職エージェントを利用することもあると思います。
しかし就職エージェントの利用は、上記に書いた通りです。

既卒就活をされている方は、新卒より不利になるとは認識していても、ここまでとは予想されていたでしょうか。


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さいごに

大事なことなので覚えておいてください。
「先延ばしは幸せになれません。」
同じ努力をするならば、コスパの良いタイミング=「人生のチャンスタイム」でやり切りましょう。

ブログ「新卒カードはゴールドチケットです」も、是非ご覧ください。

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