仏教における悟りとは②

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こんばんは。

いつもブログを御覧いただきありがとうございます。

では、さっそく前回からの続きになりますが

悟りとはいったい何?

このことについてお話していきたいと思います。

悟りと聞くと何か大それた事のように感じますよね。

悟りを開いたら超能力者にでもなれるようなそんなイメージはありませんか?

結論からいうと・・・半分は正解で半分は不正解といったところでしょうか。

みなさんが常識外れの超能力をイメージしておられるのなら、それはハズレです(^_^;

ここでいう超能力は、あくまでも個人がそれまで保有している能力に比例して能力の絶対値が上がるといったものですかね。

ですから、ある日突然生活が180度人生が変わるような大袈裟なものでもありません。

むしろ、変わったと認識できるのは自分だけで、周囲の人からは普段どおり、何の変哲もない様に思われるはずです。

これまでお話してきた、諸行無常(しょぎょうむじょう)諸法無我(しょほうむが)は、文字で表せば一つの単語ですが、その現象は無数にあります。
そしてその範囲は、私達の日常生活すべてに及んでいるのです。

ですから悟りというのも無数にあるわけです。

例えば、人はいつか必ず死ぬという事に誰も疑問は持ちませんよね。

ですが、子供の頃に「人は必ず死ぬ!」って初めて聞いた時どう思いましたか?

恐怖や不安はなかったでしょうか?私はありました。しばらく悩むくらいショックでしたよ(;。;)

でも歳を重ね色んなことを学ぶうちに、「あ~そういうもんだな」と受け入れていけるのです。

みなさんもそうではなかったですか?

これも一つの悟りです。あとはその悟りを深めていくことで死生観ががらっと変わっていく。これが一ランク上の悟りというようなものです。

ですから悟りというのは私たちの日常生活からしか生まれてこないのですし、日常生活をいつだつする悟りというのは仏教では説いていないのです。

確かに神通力や超能力の類いは仏教にもあります。
しかしこれは比喩として使われている場合が多くあります。
お釈迦様はあまりそういったことを好まず多くは語ってません。

ただ真理に基づく先見性を高めた結果、神通力的と感じる要素もあるのは事実です。
ですがそれは日本の四季のように春の次は夏が来るくらい当たり前な道理なのです。
太陽は東から昇って西に沈むことも、不動の北極星があるから正しい方角がわかることも、すべて自然の法則に基づいたものです。

そういった流れがわかっていれば、次に何が起こるかを予測できるわけです。

日本仏教は中国仏教もとい中国の思想の影響も色濃く受けていますので、密教においては占星術の類いも含まれています。

中国の古典には『易経』という書物があります。これは占いの書のような感じで知られていますが、その内容は実に緻密な現実を見ているのです。

「一陽来復」という言葉の由来も『易経』からです。これは微かな兆しをつかむこと陰が極まると陽に転じる。その始まりを指すわけです。

たとえば、2月4日は立春といいますね。
これは暦上では春の始まりを意味します。

しかし私達が体感している気温は1度2度の世界ですね。この時期に「あ~春が来たな~」なんて言う人は普通いませんよね(^_^;

私達が春を体感できるのはだいたい3月中旬くらいです。

しかし実際の春はこの2月4日から始まっているんです。冬の極みが終わり春の始まり、これが一陽来復ということです。

この兆しをつかむ人は、この時期にはもう春を迎える準備がすでに整っているわけです。ということは、真冬の最中に春の訪れを感じていることになります。

私なんかは、そんな兆しの欠片もつかめず、2月頃は早く春が来て欲しいな~とか考えてましたよ。
3月中旬になって春の兆しを感じたら、春の準備をそろそろ始めようか~。
てなもんですよ。

そんな私と比べたら、兆しを掴み行動してる人は超能力者に見えてしまいますよね( ̄∇ ̄)

たとえば、アパレル業界ならこの時期には夏に流行りそうな服を視野にいれた仕事をしているでしょうし、さらに美容院のようなカット業界は、流行の服を視野に入れた上で、更にそれに似合う髪型を意識していることでしょう。

他の業界やどんな仕事もそうですよね。先を見据えた上で行動します。
何も不思議なことを言っていませんよね。

しかしこういった予測をくまなく当てる人も実際いてます。
そういう人は経済なら経済、マーケティングならマーケティング、人間心理なら人間心理、どんなことであれその道理を熟知しているから出来る芸当なのですね。

仏教の道理もまったく同じです。摩訶不思議な力や呪術のイメージもあるでしょうが、それはあくまでも道理に基づいた上で、行われることです。

日常生活において、みなさんが経験されていることの中に仏教の悟りもあるのです。ただそうとは知らずに過ごされている場合が多いとは思います。

ちょっと自分で説明してても難しくなってきたのでこの辺で終わります(^_^;
我ながらまとまりがないなと思います。あんまり文書が得意じゃないんです。

最後まで御覧いただきありがとうございます。

次回に続きます。










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