水底から訪れた案内役

水底から訪れた案内役

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鑑定をしていると、ときどき不思議な友人たちが姿を見せてくれます。
今回、静かな水音とともに現れたのは、神話に語られる海の幻獣でした。

その姿は、優雅でいて、どこか少し茶目っ気があります。
こちらが神妙な顔で問いかけていても、まるで「そんなに肩に力を入れなくても大丈夫ですよ」とでも言うように、水面をゆらりと揺らしてみせるのです。

彼は、迷える魂を導く案内役であり、心の深海に沈んだ“まだ言葉にならない本音”まで泳いで辿り着ける存在です。

そして、その背には、銀の聖杯を抱いた騎士という不似合いな二人連れ。

騎士は多くを語りませんでしたが、その沈黙には不思議な力があります。
印象的だったのは、この二人が運んできた空気でした。
それは未来を断定する予言ではなく、もっと静かなもの。

さて、あなたのもとへ手紙を届けに来る友人は、どんな姿をしているのでしょう。
風でしょうか。炎でしょうか。あるいは、まだ名もない何かかもしれません。

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