令和6年度診療報酬改定情報「看護補助体制充実加算」

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コラム
施設基準の届出作業をしている方お疲れ様です。今回は『看護補助体制充実加算』について発信致します。

重要ポイント:当該医療機関において3年以上の看護補助者としての勤務経験を有する看護補助者が5割以上配置されていること(一部抜粋)
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算定対象につきましては以下に纏めましたのでご確認下さい。

①急性期看護補助体制加算の加算
 →『看護補助体制充実加算1(20点)2(5点)』
②地域包括医療病棟の加算
 →『看護補助体制充実加算1(25点)2(15点)3(5点)』
③地域包括ケア病棟入院料
 →『看護補助体制充実加算1(190点)2(175点)3(165点)』
④療養病棟入院基本料
 →『看護補助体制充実加算1(80点)2(65点)3(55点)』
⑤障害者施設等入院基本料
 →『看護補助体制充実加算1(176点)2(161点)3(151点)』(14日以内と30日以内の2つあり)

※2~3段階に分かれて新しく設定されています。
※また点数も高く評価されました。

まずは看護補助者が3年以上継続して勤務続けられる体制整備(教育・賃金・環境・スキル)が必要になりますね。

病院での看護補助者の定着、教育や人事周りの努力が点数が評価されたということにより1の基準を取得した医療機関は看護補助者が長く勤務している職場で定着率が高いことが分かります。逆をいえばこの加算を算定していない医療機関は、看護補助者の定着率や教育体制や職場環境は厳しいと判断されてしまうことになります。人材確保が厳しい現状の中で病院経営をしていくには看護補助体制充実加算は1を目指すことは絶対的内容で急務ですね。

人材確保のリクルートから採用後に院内で長く働いてもらうために内部環境の努力が必要です。外部からもその病院の内部環境が分かってしまいますね。この診療報酬は奥が深い意味を込められています。特に上記①~⑤を算定している医療機関は、病院目標にするべきの重要項目と位置づけられます。


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