昔、不動産担保貸付金融会社にいた時、会社の社長に
誘われて飲みに行った。
安い居酒屋だった。この社長はこういうところで飲んでいるのか。
普段言ってるところとは勝手が違った。
こんな安いところで喜んでいる。
それで酌をしろという。
私にはそういう文化、ないんだな。一瞬でこの会社が嫌いになった。
「うちは風通しの良い会社で、OLさん全員の今日のパンツの色まで知っている」と。
そういう下品でデリカシーのないセクハラも嫌いだった。
でも一番は社長に酌をしろとか社長のカバンを持てという。
「自分のカバン位、自分でもったらどうなんです?乙武さんじゃあるまいし」
と言ったらにらまれて
今度は酌をしろという。
この人は田舎の豪族化とわかった。
それで出生地を聞いたら、東北の寒村だった。
東北の寒村から大学行かずに裸一貫で東京都港区に出てきたような社長の
下にも就くべきではないなというのが分かった。
文化と文明が違いすぎる。
「鮒じゃ鮒じゃ鮒侍じゃ」というのも、ガテンが行く。
だって付き合いたくないもの。
「あいにく、私はサーブする担当、サービスの方がいる飲食店しか
いったことがないので、酌の仕方など知りませんし、このような
場末(新橋)の居酒屋で酒を飲むのも初めてです」と言った。
現にそうなのだから仕方がない。
酒やビールなんて、手酌でいいでしょ。と伝えた。
そんなことするために給料もらってるわけではない。
平成になっても、いまだに鎌倉封建時代を引きずっているのだった。
ばかばかしいのでそれ以来、胃痛や腎臓病や、肝臓の病気や、きれ痔と大ウソを言って社長とは飲みに行かなかったら、ある日突然やめろと言ってきた。
まあ、言われるのは暦で分かっていて、その前に「この会社潰れるからやめたい」と言っていたのだが、すぐにやめられなかった。
やめるのに、許可がいるというのも、中小企業の特権というか、
変な風習だ。
そんな、金融会社なのに資本が1億円超えてねえんだぜ?
しかも、銀行さんが資本金出してくれる会社ではない。
だから、手を抜き、会社の中では飲みに行かなかった
あの頃給料手取り20万円くらいで、サラリーマンて
こんなに安月給なのか!と思ったものだ。
「お前みたいに、ソフトウエアが分かって、宅建も貸金業取扱も
持ってる奴なんて星の数ほどいる」とか言っていたので
手取り20でそういう人たちがくればいいですけどねと言ってやったら
「はらたつわ~」とか言っていた。
そうやって、この会社もうだめだな。となった。
社長に酌をしろとか、鞄を持てとか、セクハラがあるとか
こういうのは求人するときの特記事項に書いてほしいですね
自分でできることを、人にやらせるのは、どうかと思うよ。
手酌でいいじゃんかな。煩わしい