ワイ「昨日は投資の話をしちゃいましたね。」
助手「アナタが儲け話に騙されそうだったけどね。」
ワイ「危ないところでした。止めてくれてありがとうございます。」
助手「そのまま黙ってようかと思ってたんだけどね。」
ワイ「投資と言っても物理的なものもあれば、そうでないものもあります。」
助手「どういうこと?」
ワイ「例えば何らかのスキルを高めることも投資です。」
助手「パソコンスキルとか資格を取るとかね。」
ワイ「自分の知識を高めることも投資の一つでしょう。」
助手「なるほど。」
ワイ「投資とは自分の将来にとって利益になる行動全般と言えるかもしれません。」
助手「うん。」
ワイ「自分の貴重なお金や時間を投じて、それ以上のリターンを得ることが投資行動と言えますね。」
助手「そう聞くと健康維持や趣味にお金を使うことも一種の投資と言えるかもしれないね。」
ワイ「そうですね。将来を健康体でいたければトレーニングに励むことも一つですし、趣味にお金を投じて価値観を広げることも一つでしょう。」
助手「そう考えると自分への投資ってどんどんすべきだわ。」
ワイ「それはどうでしょう。将来のためを考えて自己投資するのはいいですが利用しないスキルを得ても意味ありませんからね。」
助手「資格は持っておいた方がいいって聞くよ。」
ワイ「それはその資格を使う前提があるから成り立つんですよ。」
助手「けれであったらツブシが効くじゃない。」
ワイ「その資格を得るためにお金や時間を使うわけですよね。そのコストに見合うリターンを得られないでしょ?」
助手「そこまでは考えたことないね。」
ワイ「使いもしない資格をとって、そのために掛けたお金と時間があれば他の有効な活用方法があったんじゃないですか?」
助手「確かに。」
ワイ「無計画な資格取得ほど無意味なものはありません。活用することが目的でなく資格取得が目的になっている一例ですね。」
助手「たまに資格をたくさん持ってる人いるよ。」
ワイ「それをどこで使うんだろう?と思うような経歴の人もいますしね。」
助手「アナタって採用担当してるから経歴も分かっちゃうもんね。」
ワイ「それを見た時に思うのは、『あ、この人無計画だ』ってことです。」
助手「資格が多ければ評価されるってものでもないんだね。」
ワイ「資格はあくまで一つのラベルであって、それをどう有効に活用しているかが重要ですからね。」
助手「言う通りだね。そういえばこの前資格取るって言ってなかったっけ?」
ワイ「無事取得しましたよ。」
助手「なんの資格?」
ワイ「フラワーコーディネーターです。」
助手「いや、それどこで使うのよ。」
ワイ「愛する人に出会った時に自分がコーディネートした花束を渡す時のために。」
助手「100%やってこない未来だね。」
ワイ「ひどい。」