ワイ「学生は就活。」
助手「アナタは終活。」
ワイ「まだまだ先ですよ。」
助手「意外と近いかもよ。」
ワイ「生き延びてみせる。」
助手「憎まれっ子は世に憚るからね。」
ワイ「しかし昨日のインターンシップは盛り上がりました。」
助手「就活生向けの?」
ワイ「現在3回生が中心に参加してくれました。」
助手「盛り上がってたのは自分だけってことはないよね?」
ワイ「そんな寂しい話するわけないじゃないですか。」
助手「それもそうか。」
ワイ「学生たちのチャレンジする気持ちに心打たれました。」
助手「アナタに心があったのね。」
ワイ「成長途上の相手には優しいのです。」
助手「1番盛り上がったのは何?」
ワイ「ペアインタビューですね。アンケートで<最も楽しかったプログラム>得票ナンバーワン。」
助手「どんなことするの?」
ワイ「2人1組になってお互いをインタビュー。相手の魅力を引き出して発表し合うのです。」
助手「初めて会った相手を深掘りするのね。」
ワイ「相手の魅力を引き出すのはインタビュアーの腕の見せ所ですから。」
助手「相手を売り込むセールストークをするような感じなのかな?」
ワイ「そうですね。キャッチコピーを付けたりして聴衆に印象付けることが次重要です。」
助手「なかなか面白そう。」
ワイ「それを90秒で発表してもらうんですけどね。」
助手「厳しいわね。」
ワイ「条件をつけた方が燃えるでしょ?学生のチャレンジ精神に火をつけるのが私の役目。」
助手「アナタにはチャレンジ精神皆無なのに。」
ワイ「自分がするのと他人にやらすのは違いますからね。」
助手「有限不実行野郎。」
ワイ「アンケートを見ていると
『新鮮なプログラムだった』
『簡潔にまとめる難しさを感じた』
『聞いた内容をプレゼンとしてまとめ上げる言葉選びに頭を使った。』
などがありましたね。」
助手「手応えを感じてもらえたのね。」
ワイ「あとは、インタビューを受けることで自分自身を理解するきっかけになったという声もありましたね。」
助手「どうせアナタの狙い通りでしょ?」
ワイ「Yes、高須クリニック。」
助手「高須先生は関係ないよね。」
ワイ「あと意外だったのは<最も成長を感じたプログラム>で自己紹介を挙げる参加者が多かったことですかね。」
助手「どこでもありそうなプログラムだよね?」
ワイ「色々と仕込んでたからですかね?」
助手「どんな仕掛け?」
ワイ「その前段で<自分の強みを書き出す>プログラムをしました。」
助手「そこで自己理解を深めたのね。」
ワイ「そして自己紹介では120秒の時間制限で”超えてもダメ・余らせてもダメ”という条件付き。」
助手「とことん攻めた内容ね。」
ワイ「しかもこちらが指定したテーマを必ず盛り込むという条件も課しました。」
助手「とことん疲れるプログラムね。」
ワイ「良い疲れに繋がったんじゃないでしょうか。6時間ぶっ通しですからね。」
助手「ヘトヘトになるよ。」
ワイ「暇な時間を与えない構成を考えるのもイベント成功の秘訣ですよ。」
助手「常時集中が必要ね。」
ワイ「学びを得るには”楽しい雰囲気”を作りながらも、成長の機会をふんだんに随所に詰め込んでいくことが必要です。」
助手「成長って大事だね。」
ワイ「知識と教養こそが成長を促します。」
助手「そんなお言葉を発するアナタは成長できてるの?」
ワイ「知識と教養は豊富ですよ。」
助手「痴識と狂養だけは豊富そうね。」
ワイ「なんですそれ?変態が狂ってるだけにしか見えないんですが。」
助手「その理解で正しいよ。さすがだね。」