ワイ「自分のPR方法を知っていますか?」
助手「私の魅力ならPRするまでもないけど。」
ワイ「過信の塊ですね。」
助手「事実を陳列したまでよ。」
ワイ「就活生と話す機会が仕事柄多いのですが、自己PRに悩む子が多いです。」
助手「アナタに相談したら悩みが倍増しない?」
ワイ「的確なアドバイスと好評です。」
助手「どんなアドバイスをするのよ?」
ワイ「自分を商品に例えてもらいます。例えばシャンプーとか雑貨でもなんでもいいです。」
助手「身の回りの品でいいっていことね。」
ワイ「その商品には競合製品が多数あります。就活生にとっての競合は他の学生ってことになります。」
助手「まぁ間違ってないよね。」
ワイ「多くの類似製品が商品棚に並んでるとして、そのままでは埋もれてしまいますよね。」
助手「まさかの自分を陳列。」
ワイ「その中で消費者の目に留まるためにはPOPが必要です。」
助手「POPって商品説明書いてるフダのことだよね?」
ワイ「そうです。そのフダにダラダラと説明ばかり書いていても目に入らないですよね?」
助手「確かにね。」
ワイ「その説明が自分の特徴を羅列していたり、買って欲しいアピールばかりしていたらどうでしょう?」
助手「読む気なくすかも。」
ワイ「ですよね。消費者の購買心理をくすぐるような内容じゃないとPOPの意味が成り立ちません。」
助手「けどよくあるよね。説明の羅列だけのPOPって。」
ワイ「しかし、売り文句が簡潔に目立つように書かれていたらどうでしょう。」
助手「それは目に入るね。」
ワイ「そうすればそのまま商品を手に取ったり、説明を読みますよね。」
助手「確かにね。」
ワイ「そう言うことです。」
助手「どう言うことよ。」
ワイ「PRで必要なのはこの売り文句です。」
助手「そう言うことか。」
ワイ「相手に気になると思わせられるかどうか、これがポイントです。」
助手「なるほど。」
ワイ「誰しも能力や得意分野などの武器を持っているはずです。」
助手「そうだね。」
ワイ「それを自己PRの冒頭に書くことで相手に『読みたい』と思わせなければなりません。でないと読んですらもらえませんからね。」
助手「なるほどね。」
ワイ「自分が棚に並んでいると仮定して、どう言うフレーズを自分につければ興味を引くか?それを考えることが重要です。」
助手「けどそれって難しくない?」
ワイ「冷静に自己分析して自分の強みを書き出したり、既に書き出したエントリーシートの本文からピックアップすればいいんですよ。」
助手「そう言う方法もあるのね。」
ワイ「どの言葉を選んで、どう言うフレーズにまとめるかはセンスです。自分でクリエイトできるかが問われますね。」
助手「アナタにしてはマトモな話だったね。」
ワイ「もちろん、これが書けたからどの企業からも内定取れるわけではありませんよ。」
助手「ダメじゃない。結果にコミットできてないよ。」
ワイ「考えてみてください。どれだけ優れた製品であっても自分が必要としない性能があっても購入しようとは思わないでしょ?」
助手「それはそうね。」
ワイ「企業にも人材ニーズがありますから。必要としない人材を採用するほど企業は甘くないです。」
助手「それはそうだけど。」
ワイ「しかし、自分を必要としてくれる企業にはズバッとハマるわけです。そのためには目に留まるフレーズを導き出せるかが肝心。」
助手「納得だわ。」
ワイ「自分の優れたところ・誰にも負けないところを一言で言い表せられるセンスを磨くことは大切ですよ。」
助手「なるほどね。ちなみにアナタを一言で表すとどうなるのかしら?」
ワイ「貴方に寄り添う救世主がピッタリだと思いませんか?」
助手「寄り添われると寒気がするよ。それよりも急逝主がピッタリだよ。」
ワイ「そんな言葉聞いたことないですよ。」
助手「アナタを表す言葉だけはクリエイトが止まらないのよ。」
ワイ「もっと丁寧に扱ってください。」
助手「で、なんでこの話題にしたの?」
ワイ「昨日、就活生の電話相談に乗っていて、例えた話が素晴らしく秀逸だったのでアピールしたかったのです。」
助手「救いようがないね。急逝を祈るわ。」