タロットリーディングを本格的に学びたい方へ
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タロットリーディングの練習をされている方も多いと思います。
最近では多くのYouTuberの方々がリーディングをアップされています。
それをモデルにしながら、リーディングの練習をされている方も一定数いらっしゃると思います。（個人の自由ですので、いい悪いという偏った評価はここでは一切しません。）
１８世紀以降の神秘目的に使用されたタロットカードは一枚一枚に隠された意味が込められていて、そのような意図が背後にあって造られたカードです。そのタロットの一つが、ライダー版タロットです。
ですから、なかなか「その隠された意味」を探ろうと頑張っても、そもそも秘儀なので、トレーニングをしていてもなかなか解釈が難しいところがあります。いわゆる、「エソテリシズム」という神秘主義の考えです。そこで、「逃げ」とは言いませんが、よく「あなたの直感を信じてカードを読んでください」というフレーズを聞くことがあると思います。
もちろん、直感を信じることは大切です。直感を信じるということは自分の判断を信じることであり、有能なビジネスマンでもあるときは「直感」で重大な決断をすることもある、ということは周知のことです。
ただ、タロットに関しては、基礎を理解した上で直感を信じてください、と言った方がいいように思います。基礎というのはもともとその神秘主義者が唱える意味です。つまり、そのタロットが作られた過程でつけられた意味をおさえておくことです。
その上で・・・と前置きした上で（前置きが長すぎて失礼・・・）基礎から学びたい方への練習の仕方のポイントをお伝えしたいと思います。
タロットリーディングの基礎練習の仕方
1. 質問をしっかり考えること。
「質問」は「答え」です。実は、脳科学においては、頭で質問をしている段階で答えを探すシステムが稼働しており、無意識に答えを探している状態になるのです。ですから、「悪いことを考えると悪いことが起きた・・・」という方は無意識に「悪いこと」を見つけようと（脳が稼働）しているのです。たまたま証拠が見つかると、「ほらやっぱり」となるのです。そういう理由からも、ポジティブなことを考えた方がいい、という意味がわかりますね。
タロットはランダムなカードを引いて、自分の聞きたいことへの答えを探るわけですので、「質問」はしっかりと書き出した方がいいです。これが自分の意識の焦点となります。ここにしっかりと意識的に焦点を当てないと、ランダムに引いたカードが単にランダムに出てきただけで、当てずっぽうな解釈になってしまうわけです。カードを読んでいるようで読んでいない、という結果になります。そして・・・
「タロットは難しい・・・私が読んでもよくわからない・・・」となるのです。
2. 質問一つに対して一枚のカード
慣れないうちは、このやり方で丁寧に自分の質問にカードがどのように答えているのかを読む（分析する）ことがとても大事です。
そして、ここで注意すること：
何枚もアスペクトカード（確認カード）を出さないでください。
よく、巷のYouTubeでタロットリーダーの方々が華麗に次から次へ何枚もアスペクトカードを出しながら状況を読んでいく姿を目にすることがありますね。それをこの基礎固めの練習の段階では、しないことです。
このカードの意味がわからないから、もう一枚めくってみよう、「あれ？」よくわからないから、違うデッキでもう２枚引いてみよう・・・「あれ？」よくわからないからオラクルカードを引いてみよう・・・どんどんカードが重なっていき、最初に聞いた質問すら忘れてしまう事・・・ありませんか？
気づけば最初に引いたカードの上に何十枚もカードが重なり、もともと引いたカードの意味がかすんで、にごってきていることに気づくはずです。
そのようなことを基礎固めの段階で繰り返していると、基礎の意味も、自分の直感も信じていないので解釈にも自信を持てなくなります。もちろん何をやるのも自由です。決まりはありません。
正確にカードを読みたいという希望がある方は少し、心を落ち着け、一枚カードを引いたら大きく深呼吸をして、もう一度質問に立ち返りましょう。
一枚一枚を「丁寧に読む」こと
もともとの神秘タロットのエッセンスである、「隠れた意味」（自分の質問に対してのメッセージ）を探す訓練をすることに意義があるのです。一枚でも、驚くほどのメッセージがくることがあります。
また、「全くメッセージが来ない」こともあります。
ここで、皆さんはアスペクトカードを引きたくなるのですが、少し待ってみましょう。基本の意味以外のメッセージも何も、ピンとくるものがない、としたら、それもメッセージなのかもしれません。それはそれでいいのです。
あなたの引いた大切な一枚を信じてみてください。
一枚のカードの重さを感じてください。
- タロットリーダーM
