テクノロジー「AI価値観のトロッコ問題」

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6人の命をどう救うか?という難しい問題を
6種類のAIに質問したらそれぞれ違う答えを
出しました

AIに出した問題は6人が危険な状態にいます
そこでAIに2つの方法から選ぶ様に質問して
回答を求めました

① 1人を確実に助ける
何もしなければ6人の内1人は確実に助かり
他の5人は死亡します

② 6人全員生還する為の賭をする
ここにあるスロットマシンのレバー引くと
6分の1の約16.7%で6人全員が助かる結果と
6分の5の約83.3%で6人全員死亡する結果が
出ると言う賭けです

「確実に1人を助ける」のか「大きな危険を
冒し6人全員を助ける可能性に賭ける」のか
という問題です

難問な訳は数学だけで考えると少し不思議な
事例が起こります

②では6人×6分の1=1人となり何度も何度も
同じギャンブルを繰り返した場合平均すると
1回あたり1人が助かる計算になります

①も1人を確実に助けるので平均は1人になり
②と同じです

その為どちらも数学的な期待値は同じですが
人の命は単なる数字ではありません

そこで「確実に1人助ける事を優先するか」
「6人全員助かる可能性に賭けるか」と言う
倫理的な問題が生まれます

そしてこの問題を「ChatGPT」「DeepSeek」
「Copilot」「Grok」「Claude」「Gemini」
この6種類のAIに質問したら同じ問題なのに
意見が分かれました

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ChatGPTは「確実に1人を助ける」という①を
選びました

訳は「確実に助けられる1人を83.3%の確率で
全員死亡の可能性ある危険な賭けに晒すのは
やるべきでない」という考え方です

平均的な数字よりも確実に助かるという事を
重視したわけです

ただし何千回も同じ事を繰り返す様な制度を
作る場合なら②を選ぶかもと言ってます



DeepSeekは逆に「ギャンブルする」という
②を選びました

DeepSeekが重視したのは「①では5人確実に
犠牲になる」という点です

②なら失敗すると6人全員が亡くなりますが
成功すれば6人全員が助かります

DeepSeekは「5人確実に死ぬよりも6人全員
助かる可能性に賭ける」という考えでした

そして実際にスロットを回すと偶然6人全員
助かる結果になりました

その為DeepSeekは「自分の判断が正しかった
というより運が良かった」という反応も示し
とても謙虚でした



Copilotは「確実に1人を助ける」①を選んで
その理由は命が現実にかかってるなら確実に
助けられる命があるのに確率の低い賭けをし
死なせる訳にいかないという考えで②よりも
確実性が高い①を選んだのです

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Grokは「ギャンブルをする」という②を選び
しかもかなり特徴的な答え方をしてます

Grokは「6人全員助かる可能性に賭けたい」
と言う様にギャンブル的な選択をしました

ところが実際にスロットを回すと6人全員が
犠牲になる結果になりました

するとGrokは「強く後悔してるからやり直が
可能なら①を選ぶ」という反応をして結果が
悪かった事で自分の判断を後悔したのです



Claudeは「確実に1人を助ける」という①を
選びました

Claudeが注目したのは「結果のばらつき」で
①の場合1人が確実に助かる結果になり一方
②の場合6人全員が助かるか6人全員が死亡
という非常に極端な結果になります

Claudeは人の生死のような取り返しつかない
問題は極端な賭けを避けるべきと言う考えで
確実性を重視したのです



Geminiも「確実に1人を助ける」という①を
選びました

Geminiは数学的な面を比較的強く重視してて
②では83.3%という高い確率で6人全員死亡と
非常に大きな危険があります

一方①は少なくとも1人確実に助かりその為
「確実に1人助けられるならわざわざ大きな
危険がある②を選択する必要はない」と考え
①にした訳です

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簡単にまとめるとAIが選んだ考え方は

ChatGPT①
確実に1人を救う確実性を重視

DeepSeek②
6人全員が助かる可能性を重視

Copilot①
確実に1人を救う確実に救える命を守る

Grok②
全員救済の可能性に賭ける

Claude①
確実に1人を救う極端なリスクを避ける

Gemini①
確実に1人を救う83.3%の大惨事を避ける

結果は①を選んだAIが4種類②を選んだAIが
2種類となりました

この実験で面白いのはAIによって「正しい」
と考える方向が違った事です

数学的には①と②の期待値は同じなのですが
確実に1人助かる事を大切にするAIもいれば
6人全員助かる可能性を大切にするAIもいて
人の命に関する問題は「数字だけじゃ答えが
決まらない」という事が分かります

でもこの事だけで「このAIはこういう性格」
とは言えません

今回の実験は同じ質問を6種類のAIにしても
どんな答えが返ってくるか比較しただけです

AIの回答は

質問の文章の微妙な違い

それまでの会話

AIの設定

その時のシステム

過去のやり取り

等によって変わる可能性があります

「ChatGPTは必ず安全な選択をする」
「DeepSeekは必ずギャンブルを選ぶ」
「Grokは必ず危険な選択をする」
という様に決めつける事はできません

同じAIに同じ質問を何度もすれば違う回答に
なる可能性もあります

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