「ハイカラプラモ」
記事小説
【１人で出来るもん】
7歳の時プラモデルを買ってきて
1人じゃ作れなからいつもの様に
母親に一緒に作ってもらおうと
頼んでみた。
すると母親に「そろそろ1人で
作って見なさい」と言われて
一緒に作ってくれなかったから
1人で作ってみる事にした。
この時買ってきたプラモは
100円の小さな宇宙戦艦ヤマトで
一応箱に6歳以上対象と書いてあり
7歳の俺でも作れるらしい。
なのでとりあえず説明書を見ると
漢字に全部ひらがなが振ってあり
確かに俺でも読む事が出来てしかも
パーツが少なくて組み立てやすい
しかし初めて自分で作るプラモで
まず部品を切る時使うニッパーが
怖いし使いにくいし指を切りそうで
部品を切るだけでも緊張した。
ﾋｨｨｯ!!∑(；Д；ﾉ)ﾉ
そして何とか最初の組み立て工程の
部品を切り終えて付属の接着剤を
切り込みから手で切ると接着剤が
勢いよく飛び出してしまった！
飛び出した接着剤がテーブルに落ち
急いで布巾で拭くとその部分だけ
明らかに色が薄くなってしまい
そこだけ目立ってしまった！
ｱﾜﾜﾜﾜ(((ﾟдﾟ; )))ﾜﾜﾜﾜｯ
〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓＝〓
【ガンプラ制作】
この時プラモを作ってた場所が
リビングのこたつの上で作ってたから
即テーブルの色の違う部分を
母親に見つかってしまい叱られた。
その後もヤマトの製作を続け
やっとの思いで完成させられて
生まれて初めて自分で作ったプラモに
もう精魂尽き果て感無量になった。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
自分の力だけで作った事が嬉しくて
翌日ヤマトを学校に持って行き
自慢してやろうと見せたら他の子は
なんと！ガンダムを持ってきてる！
今の俺じゃガンダムなんて難しくて
作れる気が全くせず他の子達の
プラモ製作のレベルの違いを痛感し
悔しくなってしまった。
100円のヤマトなんて簡単すぎて
誰でも作れて当たり前のプラモで
それを必死にならないと作れない
俺の技術力が恥ずかしい。
この日学校から戻った俺は
母親に300円もらって玩具屋に行き
売れ残ってたガンダムを買ってきて
俺も作ってみる事にした。
そして箱を開けて説明書を見ると
制作工程が100円ヤマトと比べ
格段に多てパーツ数も多いし
作れる気が全くしなくてテンパった
ｵﾛ((ヾ(*'д';*)ﾉｼ))ｵﾛ
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【技術力の差】
なので母親に一緒に作って欲しいと
助けを求めに行くと「自分で欲しくて
自分で買ってきたのだから全部自分で
作り上げなさい」と突き放された。
仕方なく1人で作り始めた俺は
説明書に書いてあるパーツの番号を
部品から探すのも時間がかかり
部品を正しい向きで組むのも手間取る
しかも付属の接着剤が液体だから
袋を開ける時に飛び散らせ
組み立てながらの飛び散らせて
テーブルの色をどんどん変えて行った
この時になるともう母親は
テーブルに接着剤をこぼした部分だけ
色が薄くなってしまう事を諦めた様で
もう何も言ってこなくなってた。
そして1週間くらいかけて
ガンプラの中でも1番簡単な
144/1のガンダムをなんとか作り上げ
精魂尽き果てクタクタになってしまう
＿|￣|○ ⇒ ＿|＼○＿ ⇒ ＿__＿○＿
そして翌日早速学校に持って行き
みんなに俺のガンダムを見せると
他の子もガンダムを見せてくれて
お互い自慢し合った。
しかし他の子のガンダムは
きちんと色が塗られてるのに俺のは
真っ白な状態のままで技術力の差を
しっかりと見せつけられ悔しかった
(´･д･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ
