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コラム
「ただ聞いてほしい」が、なぜ伝わらないんだろう
記事
コラム
ことは☆一緒にモヤモヤを言語化します
2026/09/28 16:03
「ただ聞いてほしい」が、なぜ伝わらないんだろう
「ちょっと聞いてほしいんだけど」
誰かにこんなふうに話しかけたとき、
「じゃあ、こうすればいいじゃん」
「そんなの気にしなければいいよ」
「だったら、やめれば?」
……と、すぐに答えが返ってきたことはありませんか。
いや、そうじゃないんだけどな。
そう思ったことがある人は、たぶん少なくないと思います。
Yahoo!知恵袋を見ていても、「ただ話を聞いてほしいのに、アドバイスされる」「共感してほしかった」という相談があります。
一方で、
「相談されたんだから、解決策を考えてあげるのが普通じゃない?」
という人もいる。
これ、どちらが正しいんでしょう。
「相談=答えが欲しい」ではない
私はここが結構大事なんじゃないかなと思っています。
誰かに悩みを話すときって、必ずしも「正解」を探しているわけじゃない。
自分でも答えはなんとなく分かっているけれど、
「ちょっと聞いてほしい」
「それは嫌だったねって言ってほしい」
「自分の気持ちを整理したい」
ということもあります。
逆に、
「どうしたらいいと思う?」
と聞いているなら、具体的な意見が欲しい場合もある。
つまり、同じ「相談」でも、中身が違うんですよね。
じゃあ、なぜアドバイスする側はすぐ答えたくなるのか
これも、必ずしも「相手の気持ちを考えていないから」ではなさそうです。
研究では、友人から悩みを聞いたとき、求められていなくても早い段階でアドバイスをするケースがかなり多かったことが報告されています。
しかも、その研究では、親しい友人ほど、求められていないアドバイスをしやすい傾向が見られました。
ちょっと意外ですよね。
「仲がいいから、助けてあげたい」
という気持ちが、結果的に「すぐアドバイスする」という行動につながることもあるわけです。
でも、受け取る側はモヤモヤすることがある
ここも研究されています。
求めていないサポートやアドバイスは、受け手にとって「ありがたい」よりも「嫌なもの」と評価される場合があり、その理由として「自分では対処できない人だと思われたように感じる」ことなどが報告されています。
だから、
「せっかくアドバイスしてくれたのに、なんで嫌なんだろう」
と自分を責めなくてもいいのかもしれません。
アドバイスの内容が悪いというより、
「今、自分が欲しかったものと違った」
というだけなのかもしれない。
「聞いてほしい」と「どうしたらいい?」は分けてもいい
だったら、どうすればいいんでしょう。
私は、相談するときに最初の一言を少し変えてみるのもいいと思います。
「今日は解決策じゃなくて、ちょっと聞いてほしい」
「今は愚痴を聞いてほしいだけ」
「どうしたらいいか一緒に考えてほしい」
これだけでも、相手にはかなり伝わりやすくなるはずです。
そして、聞く側も、
「それは大変だったね」
と一度受け止めてから、
「何か一緒に考えようか?」
と聞いてみる。
実際、研究では、感情的なサポートや問題についての確認・分析を経てからアドバイスするほうが、アドバイスの質を高く評価されやすいという結果もあります。
「正しいことを言う」だけでは、相談にはならない
悩み相談って、考えてみると少し不思議です。
相手が求めている答えを言えばいいわけでもない。
何でも共感すればいいわけでもない。
「それはあなたが悪い」
と決めつける必要もない。
たぶん、
その人が今、何を求めているのかを少し確認する
。
それだけでも違うんじゃないでしょうか。
「聞いてほしいだけ?」
「一緒に考えたほうがいい?」
この一言があるだけで、ずいぶん変わる気がします。
そして、自分が誰かに相談するときも、
「今は答えより、話を聞いてほしい」
と言っていい。
悩みを話すことは、必ずしも「答えをもらうこと」ではないから。
誰かに話しながら、自分の気持ちが少し整理される。
そんな相談だって、あっていいんじゃないかなと思います。
#恋愛相談
#悩み相談
#メンタル
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