初めてのキャンプで感じた8つのこと

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コラム
今年のゴールデンウイークは山梨県のとあるキャンプ場に行ってきた。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出される中だったが、キャンプ場はかなりの賑わいだった。

私自身、家族キャンプは初。テントの中で寝るちゃんとしたキャンプは小学生の時に行った林間学校以来。家族キャンプに憧れは抱きつつ、キャンプよりホテル派の父の存在や、アウトドア派ではない旦那の存在もあり、なかなか今までキャンプの世界に一歩を踏み入れることができなかったが、キャンプ経験者の友人のおかげでついに実現することができた。

やっぱり、百聞は一見にしかず。人から話を聞いているだけの状態と、実際行ってみてやって感じることは全然違う!!ということで、今回は、キャンプに行って感じたことを書いてみようと思う。

【①家について】
ゴールデンウイークの山梨県の夜と朝はまだまだかなり冷え込みがきつかった。湖の近くということもあってか、朝は風も強かった。夜は焚火をして暖を取り、朝はダウンジャケットを着こみ、強い風を感じながら温かいコーヒーを飲みすこしホッとすることができた。が、コーヒーはすぐに冷めてしまうし、寒さのせいで一歩も動きたくない状況だった。テントの中だと温かいのだがテントの中でご飯を食べるわけにはいかず。寒いからトイレにも行きたくないし、手も顔も洗いたくない、歯も磨きたくない。コロナにでも虫歯にでも何でもなれと思ってしまうくらい。それくらい寒かった。普段、家のありがたさについてなかなか考える機会なんてないけれど、今回のキャンプでは、雨や風をしのげる家があるということは、本当にありがたいことだと感じることができた。

【②荷物のパッキングについて】
旅行に行くといつも感じることだが、持っていく荷物のだいたい半分くらいは使わないものだったと、帰ってから気づく。今回はキャンプだったため、余計に荷物が多かった。もちろん、万が一のために、使わないかもしれないが持って行った方がいいものはある。が、代用できるものもある。例えば服の替えについて。普段はなにげなく着替えているが、本当に着替えが必要か。汚れてから着替えるのでも、一日くらいならいいのではないか。
あとは荷物の詰め方について。例えば汚れ物(着た洋服)などは、汚れ物を入れる袋をあらかじめ用意して、そこについつい無造作に放り込んでしまうのだが、結構かさばる。きちんと畳んで収納すればかさも減らすことができる。ここは性格も出るところだと思うが、普段から無造作収納の私には、日ごろからの鍛錬が必要だと感じた。例えば、普段、スーパーやコンビニで受け取るレシート、薬局で薬を受け取った際に一緒に受け取る領収書。ついつい無造作に財布やカバンにポイっと入れてしまうが、そういうところ。そういうところが、キャンプでの汚れ物のポイポイ収納に繋がると思った。そのため、普段のそういうところからきちんと収納するように、意識を変えていく必要があると感じた。

【③本来のキャンプ】
火おこしはとても大変。といっても、今回は友人が火おこしから火の管理まで全てやってくれたので、私はただただ見ていただけだったのだが、焚火をしたときの話をしたい。焚火台はキャンプ場でレンタルをして、焚き火用の薪は購入し、夜焚火をしたのだが、結構すぐに薪がなくなりそうになった。それが夜の9時くらい。子どもたちは確かにもう寝る時間で、ちょうどいいくらいなのだが、なんとなくもう少しだけ焚火のまわりでおしゃべりしたい、そんな感じ。でも薪がない。どうする!?その時、友人が子どもたちを連れて、薪のかわりになりそうな木を集めに行ってくれた。なるほど!そして落ちている木を焚火に追加し、再び焚火は燃え上がった。それはそれはとても感動的な光景だった。ついつい売られている薪じゃないと焚火はできないと思い込んでいた私。身の回りに落ちている木で焚火が再び燃え上がった時は、本来のあるべきキャンプができたような気がした。

【④ガスコンロはドラえもんの道具なみ】
キャンプの日、夜はとても冷え込んだ。そのため、あったかい飲み物を飲みたかったけれど、バーベキュー用の火や焚火の火でお湯を沸かすイメージがなく、はなから諦めてしまっていた。が、翌日、友人がガスコンロでお湯を沸かしてくれた。とても簡単に。前日に火おこしの苦労を感じていた私は、ガスコンロのすごさに感動してしまった。前の晩から温かいものを飲みたかったこともあってか、ガスコンロを今まで使ったことのある私でもこんなに感動したのだから、原始人が見たら、いや、江戸時代の人やガスコンロが誕生する前の時代の人が見たら、それはそれは、もっともっと感動するに違いないだろうな、なんてことを思った。

【⑤長男の才能】
長男はどうやらアウトドアが好きみたい。アウトドアといってもいろいろあるが、具体的にはテント貼りや火おこしが好きなようだ。目をキラキラさせてやっていた。特に火おこしでは一人遅くまで起き、拾ってきた木を焚火台にいれ、うちわを熱心に仰ぎながら、一生懸命火をおこしていたのが印象的だった。しまいには、焚火の番をしながら寝てしまっていた。そんな長男の様子を見ることができただけでも今回キャンプに行った意味はありそうだ。

【⑥健康第一】
キャンプの2週間前あたりから、私はまた喘息になっていた。今回は、ぎりぎりキャンプに間に合ったが、状態によってはキャンセルせざるを得なかったかもしれない。私の場合は、風邪から喘息に発展することがほとんどなのだが、どれだけ手洗いやうがいをしても風邪になることを防げないことがある。もっと根本から体力をつけないといけないのかもしれないと感じた。なので、最近は歩くようになった。最近読んだ勝間和代さんの本で、1日1万歩歩くと人生が変わると書いてあった。歩くことは心にも身体にもいいみたい。なので、とりあえずは1日1万歩を目指して歩こうと思う。

【⑦身の回りをもう少しおしゃれに】
キャンプから帰宅後、キャンプの写真をみると愕然とした。キャンプの時は、寒かったこともあり、なりふり構わなかったのだが、写真でもその様子はそのまま映し出されており、とてもひどい状態だった。理想は、おしゃれじゃないものを着てもおしゃれに見えることであるが、今の私がその域に達するにはかなりの年月がかかりそう。なので、持ち物や着るものだけでも、もう少しおしゃれにしたいと思った。

【⑧キャンプは全然エコではない】
キャンプというと、なんとなくエコなイメージであるが、初心者の私たちは全然エコなキャンプはできなかった。どちらかというとエコとは真逆。食器類は全て使い捨て、余った食材も全て破棄。ゴミ袋もたくさん使った。いつもの暮らしの5倍くらいはゴミがでたのではないか。でも、これは仕方ない。キャンプをすることにより日々の暮らしのありがたさを感じることができたし、子どもたちにとってもいい経験になったと思う。キャンプ自体はエコではなかったが、普段の意識を変えるきっかけにはなくてはならない経験だったと思うため、大きな目で見るとエコにはなると思う。1年に1回くらいはこんな日があっても神様にゆるしてもらいたい。

以上、今年のゴールデンウイークのキャンプで感じた8つのことでした。

一泊二日のキャンプであったが慣れない私たちにはかなりの刺激になった。
このキャンプをきっかけに日々の暮らしを少し見直し、キャンプ力を高めていきたいと思う。そして次回のキャンプの時には、今よりも少しパワーアップした私で臨みたいと思う。

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