未来をイメージするチカラ(華道から考える、キャリアデザイン)

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コラム
先日、お花のお稽古にいってきました。

本当は1ヶ月に1回くらい来てねと言われていますが、実際は、2ヶ月に1回くらいのペースでゆるくやらせてもらっています。

お花のお稽古は、まず花を花屋に買いにいくところから始まります。
そして、買った花を自分なりに生けてみる。
その後、先生に直してもらう。
という、お稽古の流れです。

「やってダメなことなんて何にもない」
「ある素材でなんとかする」
「どうにでもなる」

これが先生の口癖です。

①まず、どういう風に生けたいか、イメージをする。
②大枠をつくる。
③自分なりにアレンジを楽しむ。

私がよく言われるのは、この3点。

その中でも、特に①の「イメージをする」というのがとても難しい。

私には、お墓のお花のような生け方しか、イメージができないのです。

でも、私のお墓のお花のような生け方の花も、先生がちょこっと手直しをするだけで、高級料亭の床の間に飾ってある花になる。

とても不思議です。

本当に、ちょこちょこっと花や葉っぱの位置を変えるだけ。
まるで、マジックのよう。

私と先生では、何が違うのか。

経験はもちろんですが、一番違うポイントは、

イメージする力

だと思っています。

先生には、私には想像できないイメージがある。それは、やはり、日々の意識の違いだと思います。

先生は、花屋に行っても、この素材ならどう生けようかと常に考えていらっしゃる。

道端に咲いている花からも、常にインスピレーションを受けていらっしゃる。

テレビを見ていても、キャスターの後ろの花の生け方を、自分の中に取り入れようとしていらっしゃる。

全ては、私たちに教えて下さるために。

それはつまり、

常にアンテナをはっている

ということ。

常にアンテナをはっているから、花に関する情報も積極的に取り入れることができるし、花に関する引き出しも増える。

そして、花の生け方のイメージもわく。

お墓の花から、高級料亭の花の生け方まで。

きっとそういうことだと思います。

これは、キャリアをデザインする時も同じではないかと私は考えました。

会社に勤めるだけがキャリアじゃない。

主婦になったからって社会復帰できないことなんてない。

今が非正規社員だからって、キャリアアップを諦める必要もない。

全ては自分次第。

イメージ次第で、想像もできないキャリアを描くことができる。

私はこう、思っています。

そして、そうありたいと思っています。

でも、それもそのイメージが湧かなければ、
想像を膨らませることも、夢見ることもできない。

だから、

いろんな人の話を聞いたり、
伝記を読んだり、ドラマを観たり、
映画を観たり、本を読んだり、
専門的な勉強をしたり。

いろんな物を観て学び、自分の引き出しを少しずつ増やす。

そうすることにより、未来をイメージする力もついてくるのではないかと考えています。

でも、みんながみんなそんなことできないし、
関心もないかもしれない。

日々の生活に追われ、そんなこと考える余裕すらないかもしれない。

だからこそ、私がその方の未来のイメージを膨らませる役割になりたい。

そう、思っています。

私に相談しようと思ってくださる方のために。
一緒に最高の未来地図を描くために。

毎日少しずつ、自分の引き出しを増やしています。

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