タモリさん ホロスコープリーディング

テレビ番組の「ブラタモリ」を見ていたら、ふと気になり、ホロスコープを拝見させていただきました。

生年月日は、1945年8月22日、終戦直後にお生まれなのですね。出生時間は不明でしたので、お昼の12時でホロスコープを作成しております。

とても特徴のあるホロスコープです。月だけがポツンとあって、他の天体はその月と対峙するように向かい側に並びます。

月が他の天体を、離れたところから眺めているようにも見えますね。

特にタモリさんの月は水瓶座に位置しています。水瓶座は客観的に、俯瞰した視点で物事をとらえる星座ですので、月以外の天体の要素を、いつも冷静に客観的とらえているのでしょう。

タモリさんは、周りや社会での出来事を遠巻きにして眺めているような印象がありますが、そのイメージがホロスコープの配置と重なって見えてきます。

月は出生時間が分からず、その位置をはっきり特定することはできませんので、お生まれになった時間によって角度に差が出ますが、冥王星とは正面で向き合います。お昼の12時で出生時間を設定すると、ちょうど180度、真正面です。

冥王星はとても大きなパワーを持った天体ですから、その冥王星が正面で向き合うというのは、月にとってはいつも見張られているような状態になります。

緊張状態を強いられますので、月は非常にタフに、精神的に強くなるでしょう。

また、冥王星は自己表現に関係する獅子座にあります。冥王星は、極めるという意味もありますから、自己表現に関しては強いこだわりを持つのではないかと思います。

水瓶座もまた個性を大切にする星座ですから、獅子座の冥王星と水瓶座の月が関わり合うと、自分らしさには強くこだわる形となって現れるのではないかと思います。他の人には迎合しない、けして群れない。月は無意識を表しますので、意識せず取られている行動ということになるのでしょうが、孤立することを恐れない強さが出るように思います。

さらに、冥王星以外のカゴにあたる天体をよく見ると、皆ペアを組んで重なり合い、配置されています。そして、それぞれペアを組んだ天体は、それ以外の天体とは関わりを持たずに孤立している状態です。天体が重なり合うと、互いの影響力が混ざり合い、強い力が生まれます。重なり合う天体以外の天体からは影響を受けないということは、重なった天体同士でその力をのびのび発生させることができるので、さらにその力は強調されます。

具体的には、双子座で重なる天王星と火星は、好奇心旺盛ですが、他の人があまり関心を持たないマニアックな事柄に興味の方向が向いたり、奇抜なアイデアで工夫をこらすことできる力となって発揮されそうです。また、双子座は言葉を司る星座ですが、ルールから外れたような言葉を用いて表現することがあるかもしれません。

蟹座で重なる金星と土星は、家族や仲間に対する愛情とその家族や仲間を守ろうする責任・義務感を持つ一方で、愛情を素直に表現することができず、自分の内に溜め込んでいる可能性もあります。

他の天体と関わりを持たない獅子座太陽と水星は、人にどう思われようが自分のスタイルを貫きます。獅子座は自己表現に関係する星座ですが、水星があると、人を惹きつける魅せる表現をすることができます。

乙女座木星と天秤座海王星は、星座が違い角度も少し離れているため、他のペアほど強力ではないかもしれませんが、人との関係において誠実さを持ち、理想的な調和をとっていくことを模索する力になりそうです。

ところで、他の天体と向き合うような形でポツンと一つだけ天体が位置してるこのような配置を、天体が並んだ部分をカゴ、反対側に一つだけ位置する天体を持ち手部分と見てバケット型と言うそうです。バケットは、持ち手がカゴ全体を持ち上げる役目を担います。タモリさんのホロスコープでは、月がその持ち手の役目を果たします。カゴのにあたるそれぞれの天体ペアの力を、月はクールに静かに観察し、受け止めたものを蓄積して、生きる姿勢をつくりだしているのではないかと思うのです。

そして、この月の姿勢を表に表現しているのが太陽なのではないかと思います。

太陽は獅子座の28度にあり、そのサビアンシンボルは「人魚」です。

サビアンシンボルとは、天体が位置する星座と度数の一度一度に意味が与えられたものです。

「人魚」は上半身が人で、下半身が魚の姿ですが、ここでは海で生きる魚を無意識と捉え、無意識にあるイメージを形にして表に表現する度数として読みます。

月は無意識を表すこともありますが、タモリさんは月が心の奥底に蓄積させてきたものを、太陽で外に表現しているのかもしれません。それが、私達がテレビで目にするタモリさんの独特の感性として映っているのかなと、思います。

タモリさんのホロスコープリーディングは、以上となります。

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