離れられない恋を20年続けて、やっと分かったこと

離れられない恋を20年続けて、やっと分かったこと

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コラム


「何年経っても忘れられないんです」

そんなご相談をいただくことがあります。

連絡が来なくても。
会えない時間が続いても。
傷つくことが何度あっても。

なぜか、その人だけが心から消えない。

私には、その気持ちがよく分かります。

私自身、ひとりの人を21年間想い続けた経験があるからです。

普通に考えれば、
「そんなに苦しいなら離れればいい」
と思うかもしれません。

私自身も何度もそう思いました。

もう終わりにしよう。

もう振り回されたくない。

もう期待するのはやめよう。

そう決めても、
相手から連絡が来れば心が動く。

少し優しくされれば、
「やっぱりこの人なのかもしれない」と思う。

反対に、冷たい態度を取られたり、
他の女性の存在を感じたりすると、
驚くほど傷つく。

相手のほんの少しの言葉や態度で、
その日の気持ちまで変わってしまう。

そんなことを何度も繰り返してきました。

21年という時間は、
もう単なる「恋愛」という言葉だけでは
説明できないくらい長い時間です。

嬉しかったことも、
悲しかったことも、
許せなかったことも、

全部その人との歴史になっていました。

だから私は長い間、

「これだけ離れられないのだから、
私はこの人をものすごく愛しているんだ」

と思っていました。

でも最近、
自分の中で不思議な変化が起きました。

彼が変わったわけではありません。

何か劇的な出来事があって、
嫌いになったわけでもありません。

むしろ変わったのは、
私の方でした。

自分の人生の中に、
彼とは関係のない大切なものを
少しずつ取り戻していったとき、

今まであれほど気になっていた
彼の言葉や行動が、
以前ほど気にならなくなっていったのです。

そこで初めて思いました。

私は本当に、
20年間ずっと「彼」だけを求めていたのだろうか、と。

もしかすると、

愛されたかった私。

選ばれたかった私。

大切にされたかった私。

「いつか分かってもらえる」と信じていた私。

そんな自分自身を、
彼との関係の中でずっと救おうとしていたのかもしれません。

もちろん、
20年間の気持ちが嘘だったとは思いません。

本当に好きでした。

大切な人でした。

だからこそ、
簡単には離れられなかった。

でも、

「大切な人だった」

ということと、

「これからもその人がいなければ幸せになれない」

ということは、
まったく別なのだと思います。

長い恋ほど、
忘れようとしなくていい。

21年なら21年分、
自分の人生の一部になっていて当然です。

私も、
無理に消そうとは思いません。

ただ今は、

彼が何をしているのか。

私をどう思っているのか。

また連絡してくるのか。

以前ほど、
そこに自分の心を預けなくなりました。

そして気づきました。

恋が終わるというのは、
相手を嫌いになることではないのかもしれません。

思い出さなくなることでもない。

「あの人に愛されなければ幸せになれない」

そう思っていた自分から、
少しずつ自由になることなのかもしれません。

もし今、

どうしても忘れられない人がいるのなら。

無理に忘れなくて大丈夫です。

でも一度だけ、
自分に聞いてみてください。

私は今も、
本当に「彼」を求めているの?

それとも、

彼に愛してほしかった「あの頃の私」を、
ずっと抱きしめてもらいたかったの?

その答えが見えてきたとき、

長い間止まっていた心が、
静かに動き始めることがあります。

私自身が、
今それを経験しています。



月乃こころ🌙





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