静かに、 深く、 祝福されています

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コラム
第7回|今日も、ひとつの通過が終わった
— 生きることを祝福するという選択 —
今日も、ひとつの通過が終わった。
大きな出来事があったわけでもない。
何かを成し遂げたわけでもない。
誰かに褒められたわけでもない。
それでも、
確かに「ひとつ、終わった」。
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人生は、
何かを積み上げるものだと思われがちだけれど、
実際には、通過の連続だ。
・通り過ぎていく考え
・役目を終えた感情
・もう要らなくなった在り方
それらが、
今日も静かに去っていった。
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多くの人は、
「何かが起きた日」だけを
特別な日にしようとする。
でも本当は、
何も起きなかった日こそ、
いちばん深い通過が行われている。
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うまくいかなかった日
動けなかった日
言葉が出なかった日
それらは失敗ではない。
在り方が、次の層へ移るための
静かな移行時間だった。
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ここまで読んできたあなたは、
もう気づいているかもしれない。
人生は、
修正されるものでも
改善されるものでもない。
通っていくものだということに。
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通過には、
評価が要らない。
正解も要らない。
ただ、
通ったという事実だけが残る。
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そして、
ある地点に来ると、
人はひとつの選択をする。
「まだ足りない」と言い続けるか。
それとも、
「今日を祝福する」と決めるか。
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祝福とは、
ポジティブになることじゃない。
感謝を強要することでもない。
ただ、
今日という一日を“否定しない”という選択。
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・何も進まなかった日も
・立ち止まった日も
・静かすぎた日も
それらすべてを、
「よく通ったね」と
自分に言ってあげること。
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それができた瞬間、
人生は変わらないまま、
在り方だけが変わる。
そして不思議なことに、
在り方が変わったあとの人生は、
前と同じには見えなくなる。
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この連載の最後に、
何かを持ち帰らなくていい。
学びも、気づきも、
無理に掴まなくていい。
ただ、
今日を終えるときに、
ひとつだけ覚えていてほしい。
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生きることは、
達成することじゃない。
通過を、祝福すること。
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今日も、
ひとつの通過が終わった。
それだけで、
もう十分だ。
静かに、
深く、
祝福されています。
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