肝心な時に待つ、が苦手な人へ

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コラム
仕事でも恋愛でも、結局成功するのは“肝心な時に待てる人”だと言われています。
営業では、顧客が目の前の商品に興味を持って黙ったままそれを吟味している時に、喋らずに沈黙して待てる人が商談で勝ちます。
恋愛では、相手から連絡がなくて焦ってしまうタイミングで、騒がず攻めずに待てる人を相手は選びます。

ですが、この“肝心な時に待つ”というのが苦手な人は非常に多いです。

今日はこの至高の武器、“待つ”という事について掘り下げようと思います。
目的を果たす事が出来る人間は、その必要性さえ理解出来れば、あとは容易く実践出来るものです。

①待てないとはどういう事か?

└待てないのは、待てた事が無いから。

待てないとはどういう事かというと、

・LINEやメール、電話の返信や折り返しが無い時に追撃してしまう。
・相手の気持ちが分からない時に説得しようとしてしまう。
・恋愛において冷却期間が必要な時に、期間を全うせずに連絡してしまう。

などなどです。
その理由については概ね以下のいずれかか、その複合体です。

・答えを早く知りたい
・少しでも早く楽になりたい
・“待つ”という事が“何もしていない”と感じてしまう
・“待つ”事が本当に必要なのかを信じる事が出来ない

要は、待てた事がないので、待った結果の成功体験が無いというのがまとめた時の原因かと思います。

待った方が良いと分かっているのに待てない人、待つ事が重要だという事をそもそも理解出来ていない人、待つことに罪悪感を持つ人、色々あると思いますが、待てないというのは認知の歪みと制御出来ない感情コントロールが合わさった結果起こる事だと私は考えています。

認知…心理学などで、人間などが外界にある対象を知覚した上で、それが何であるかを判断したり解釈したりする過程のこと。 引用…Wikipedia

②待てるようになるには?

-1:感情をコントロール出来る様にする
-2:「待つ」事が重要だという事を知る
-3:後悔しない事と、成功する事はイコールではない事を知る

②-1:感情をコントロール出来る様にする
└待つために一番必要なのは、感情を抑える事

特に“待った方が良いと分かっているのに待てない”という場合は、感情のコントロールが重要です。
感情コントロールの方法はいくつもありますが、過去に書いた下記ブログの内容を参考にしてみてください。

・常に相手と連絡が取れていないと不安になる人へ

・【復縁・片想い】感情のコントロールが恋愛を征する

また、上記に書いた事以外にも

・感情的になってしまっている対象とは無関係のストレスを減らす
 └例えば恋愛で感情的になりやすければ、仕事でのストレスを出来るだけ減らすように努力する

・感情的になったとしても物理的に言動に移せない様にする
 └例えば、LINEをしてしまいそうであれば、時間が経たないと鍵が開かない簡易金庫にスマホを入れてしまう(極論ですが)、怒ってしまいそうであればその場を離れて外出する、など。

・ノートやインターネット上の対象者に見られないところに書きだす
 └感情を書き出す専用のノートや専用のSNSアカウントなどに心に思ったままの事をそのまま書きだします。

この様な方法は思った以上に効果的です。

私は元々あまり愚痴を人に言うタイプではないのですが、先日数年ぶりにかなりイライラする出来事があり、このままだと感情的に行動してしまいそうだったので、昔作って放っておいたTwitterのアカウント(1人もフォロワーさんがいないもの)に愚痴を4回に分けて書いてみたら、信じられない程スッキリしました。
こんなにスッキリするなら、本当に感情の行き場がなくなった時にはこうやってここを使おう、と思ったものです(笑)

②-2:「待つ」事が重要だという事を知る
└待つことは何もしていないわけではない

“待つ”という事が実質的に具体的な行動を“起こす”事ではないため、何もしていないと勘違いする人が非常に多いのですが、“待つ”というのは数ある人間の行動の中でも非常に有意義で重要な行動だと思っています。

復縁における“冷却期間”についての重要性は過去にも書いているので、下記をご参照ください。

・復縁に冷却期間が必要な理由【友達になりたいのか?復縁したいのか?】

そして、
・LINEやメールの返信や電話の折り返しがない
・相手が行動を起こしてくれない
という事に対する“待つ”が出来ない場合ですが、これは個別の分析によってはこちらからアクションをしないといけないパターンと、こちらからアクションをする事が逆効果になるパターンがあります。

それは状況とお相手のタイプ、仕事なのか恋愛なのかを考えないと一概には言えませんが、少なくともアクションする事が逆効果な場合というのは

相手がそれ(返信や折り返し、行動)を望んでいない

とジャッジ出来る時です。
それは、

・相手が忙しい(肉体的にも精神的にも)場合
・相手の特性的に待つことが重視される場合
・現在の相手との関係を考えた時の相手の感情が重視される場合
・相手の環境が変わらないといけない場合

などなど考えられる理由は複数ありえますが、待った方が良い場合は待たなかった時に状況を悪化させる可能性が非常に高まります。

直接ご相談頂けた場合で、待った方が良い場合はもちろん根拠をお伝えしますが、それを信じる事が出来ずに待たずに行動してしまいたくなる時には、次の②-3を考える必要が出てきます。

②-3:後悔しない事と、成功する事はイコールではない事を知る
└ご自分にとってどちらが重要かを考えましょう

中タイトルにある事が全てですが、難しい恋愛や商談になってくればくる程、最終的にどうするかを決めるのは絶対にご自身であるべきです。
私はそのお手伝いやアドバイスはしますが、その通りに絶対した方が良いという押しつけはしない様にしているので、他の先生にしてもらったアドバイスの通りに行動するというのもアリだと思っています。
(後からそれを聞いた時に、根拠が不明だった場合はそれについて根拠を追求する事はあります笑)

そうなった時にある程度考えなくてはいけないのが

・後悔しない様にする
・成功する為に動く

このどちらをご自分で優先するか、です。

自分が後悔しないように動く、というのはある程度重要な決定要素だと思っているので、そこを重視して、自分で決めた事を自分の思った通りに実行する、というのはアリだと思います。

一方で、その後悔しない言動というのと成功する言動はイコールではない事が多いため、その点も頭に入れた上で考えるべきだとは思います。

私の恋愛カウンセリングにおいて、ご相談者様からたまに
「今は待った方が良いというのは分かってるんですが、どうしてもこれだけ伝えたいんですけど、伝えない方が良いですか?」
と質問を受ける事があります。

私に質問をしてくる時点で、そのご相談者様はどうしてもその行動をしたいんだなというのは分かりますので、「どうしてもそうしたいなら、しても良いと思います。」とお伝えした上で、その言動をした時のメリットとデメリットをお伝えし、後悔しない事を選ぶのか、成功の確率を上げるのか、という質問を投げかける事が多いです。

皆さんも、どちらを優先したいか、自分で決定して動きましょう!

まとめ

さて、今日は『待つ』という事が苦手な人への記事を書きました。

しかし、“待つ”というのは何もしないでいるという“静”の行動ですが、非常に心に負担が高く、辛い行動のため、私の中では“至高の武器”だという事になっています!

時間薬”という言葉がある様に、世の中には“時間でしか解決出来ない事”というのもありますので、“待つ”が苦手な人はもう一度ご自分自身の事と、そして今目の前にある必要な目的をもう一度深く考えてみてください。

待つのが辛く、身体に影響が出てしまっている、という場合はそこまで無理をして現状を維持、もしくはその状況から進める必要があるのか?というお話しにもなりますので、そういった場合はご自分の健康を重視し、必要であれば診察を受ける様にしましょう。

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