新スーパーマンは両性スーパーマンがコミックス 最新シリーズで男性とキスし、バイセクシュアルとして描かれることが明らかに

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新スーパーマンは両性愛者 DCコミックが発表

国際カミングアウトデーに当たる10月11日、スーパーマンことクラーク・ケントの息子であるジョン・ケントがバイセクシュアルであることをカムアウトしました。

 11月9日に米国で発売されるDCコミックスの最新シリーズ『Superman: Son of Kal-El(原題)』第5巻のプレスリリースで、主人公のジョン・ケントが記者のジェイ・ナカムラと恋愛関係になることが発表されたものです。
 80年前にコミックが登場して以来、何度も地球を救い、死亡しては復活し、モハメド・アリのパンチをかわし、白人至上主義者とも対決したスーパーマン。それでも長年の恋人ロイス・レインとの熱愛だけは変わりませんでした。しかし、2021年、スーパーマンの息子はバイセクシュアルとして描かれることになったのです。
 今年始まったDCコミックス新シリーズ『Superman: Son of Kal-El』の主人公の名前はジョン・ケント。元祖スーパーマンのクラーク・ケントとロイス・レインの間に生まれた息子で、父クラークからスーパーマンの「ヒーローマント」を受け継ぎました。彼は、気候変動による森林火災と闘ったり、高校での銃乱射事件や難民の本国送還を阻止したりと極めて現代的な問題に立ち向かってきました。ジョンは新しい世代のスーパーマンです。まだ10代後半で若者のロールモデルでもあります。「自分は何者か」ということを隠す必要がない現代の若者と同じく、自分なりの考え方を探求することができるのです。

 8月発売のコミックでは、眼鏡をかけピンク色の髪をした新人記者のジェイ・ナカムラが登場し、ジョンがスーパーマンとしての過酷な任務に疲れた時に寄り添ってくれる存在として描かれていましたが、11月9日に発売される号で、「できる限りの人を救おうとして精神的にも肉体的にも燃え尽きた」ジョンが、ジェイとキスし、恋に落ちるシーンが描かれました。こうして、現代のスーパーマンがLGBTQコミュニティの仲間入りを果たすことになりました。
 この号を執筆したトム・テイラーは、次のように語っています。
「この仕事のオファーを受けたとき、DCの世界に新しいスーパーマンを登場させるなら、また異性愛者で白人の救世主にするのは好機を逃すように感じました」

「私は常に、誰もがヒーローを必要としており、誰もがヒーローの中に自分自身を重ねて見る資格があると言ってきました」

「DCとワーナー・ブラザースがこの考えを共有してくれたことにとても感謝しています」

「『漫画に政治を持ち込むな』という昔ながらの表現を使う人は、常にいます。ただそうした人たちは、どの(漫画の)ストーリーも何らかの面で政治的だということを忘れています。(コミックの)X-MENが公民権運動の比喩だったということに気づかない人もいます。私たちは、そうした人々を引き付けようとしていますが、『このスーパーマンは私のようだ。このスーパーマンは私が悩んでいることと闘っている』と言う人たちのために描いてもいます」
 DCコミックスの最高クリエイティブ責任者兼パブリッシャーのジム・リーは、新スーパーマンが示した展開について、シリーズの舞台である「DCマルチバース」内のストーリー展開の「力」を示す最高の例だと自賛しました。
「私たちは、ストーリーテリングにおけるDCマルチバースの力についてよく話していますが、これはまさにその素晴らしい例です。コミックではジョン・ケントが自らのアイデンティティを探求し、TVシリーズの『Superman & Lois(原題)』では、ジョン・ケントが自らの家族の秘密を知ることになります。それぞれの世界と時代に共存し、ファンは両方を同時に楽しむことができるのです」

「この2つのテーマは、彼ら自身の世界と時間軸の中で共存し、ファンたちは両方を同時に楽しむことができます」

「スーパーマンのシンボルは、常に希望、真実、そして正義を象徴しています。今日、そのシンボルはより多くのものを表しています」

 米国のファンの反応は大半が肯定的で、このニュースを見て涙を流したという人がいたほか、初めてスーパーマンの中に自分を見ることができたと喜ぶ声もあったといいます(Twitterなどではネガティブな声もたくさん上がっていたようです)
 近年、アメリカンコミックの世界では、ヒーローのカミングアウトが増えています。

 DCコミックスでは、バットウーマンことのケイト・ケインがレズビアンとして描かれ、ドラマ『バットウーマン』では、自身もレズビアンであるとカミングアウトしていたルビー・ローズがバットウーマンを演じました。ドラマでは、ケイト・ケインが女性との関係を理由に除隊処分となるシーンも描かれています。また、バットマンの2017年のシリーズにはトランスジェンダーの科学者ビクトリア・オクトーバーが登場しています。

 DCコミックスのある脚本家によれば、ワンダーウーマンもバイセクシュアルです(映画では残念ながら、そのようには描かれていませんでした)

 キャットウーマンも、コミックスでの設定はバイセクシュアルです(映画では残念ながら、そのようには描かれていませんでした)

 アニメシリーズ『Young Justice: Outsiders(原題)』に登場した新アクアマンは、ゲイであることが明らかになっています(アニメでは男性とキスするシーンもありました)

 そして今年8月、バットマンの相棒・ロビンがバイセクシュアルとして描かれ、(もともとバットマン&ロビンがまるでゲイカップルのように描かれていて、ゲイアイコン化していたこともあり)大きな反響を呼びました。
 マーベル・コミックではもっとたくさんのLGBTQのキャラクターが描かれています。

 最新の話題はDisney+で配信中のドラマ『ロキ』の主人公・ロキで、第3話でバイセクシャルであることが明らかになっています(第1話では、性自認がジェンダーフルイドとして描かれていたそうです)

 『マイティ・​ソー』シリーズのヴァルキリーはバイセクシュアルで、2022年公開予定の映画『ソー:ラブ・アンド・サンダー』では彼女のロマンスも描かれ、マーベル映画作品で初めてのLGBTQキャラクターとなるそうです。

 2021年11月5日公開予定の映画『エターナルズ』に登場するファストスは、マーベル初のオープンリー・ゲイのキャラクターです。ファストスには夫と子どもがいて、感動的なキスシーンもあるそうです(楽しみですね)
 映画『デッドプール』の主人公・デッドプールはパンセクシュアル(全性愛者)です。

 『X-MEN』にはノーススターというゲイのキャラクターがいます(X-MENそれ自体が、人々から差別され、家族にカミングアウトしなければいけない存在であり、LGBTQの共感を呼んできました)

 今年6月には、80周年を迎える「キャプテン・アメリカ」シリーズで初めてゲイのスーパーヒーローが誕生しました。彼の名はアーロン・フィッシャー、またの名をキャプテン・アメリカ・オブ・ザ・レイルウェイと言い、「家出したり、住むところを追われた仲間たちを守るべく立ち上がった恐れなきティーン」です。アーロン・フィッシャーのデビューを描いた作家、ジョシュア・トゥルヒーヨは、「アーロンは、クィア・コミュニティにおけるヒーローたち、つまりはLGBTQ+の活動家やリーダー、より生きやすい世界を求める様々な人たちから影響を受けています」「彼は抑圧され、忘れ去られた人々のために立ち上がります。彼のデビューストーリーが読者の心に響き、次の世代のヒーローたちに良い影響を与えてくれることを祈っています」と語っています。

 そして11月5日公開の『エターナルズ』では、ファストスというゲイのヒーローが登場します。同性パートナーと結婚しており、子どももいるという設定で、劇中では、ファストスとパートナーのキスシーンも描かれるとのこと。ファストスを演じたハーズ・スレイマンは、「とても素敵で、感動的なキスです。現場のみんなが泣いていました」と語っています。
 今回のスーパーマンのカミングアウトについて米『ニューヨーク・タイムズ』紙は、「最も典型的な米国のヒーローであるスーパーマンのカミングアウトは、多くの漫画が多様性を受け入れる時代の中で注目すべき瞬間だ」と評しています。

 LA在住の映画ジャーナリスト、猿渡由紀氏は、「ハリウッドにおいて、今、多様なキャラクターを大作映画に連れてくることは、もちろんポリコレもあるが、同時にトレンドでもあるということ。そして、実際にこれらの映画(主人公を白人異性愛男性にしない「ワンダーウーマン」や「ブラック・パンサー」など)が大ヒットしたということは、見たいと思う人がたくさんいたということだ」と、「このようなスーパーヒーローの多様化は、これからもますます見られていくだろう。ジェンダー、人種の枠が広げられていくなかで、セクシュアリティが対象になるのは、時間の問題だったのである。LGBTQのスーパーヒーローが出てくるのは、おそらくこれが最後ではないはず。もう後戻りはできないのだ」と述べています。

LGBTQ+は他人事ではない


異人種間結婚を禁じる法律があったことが信じられないように、同性婚ができない社会は少しづつ変わっていくことでしょう。

こうした保守層を中心に批判する人たちは、人種差別や性的マイノリティーに関して自分がいつでも当事者になる得ることを想像すらしていないのです。大切な家族や友人、子を持つ親であれば愛する子どもがLGBTQ+である可能性または、なる可能性があることに対して完全には否定できないのですから。

大切な人が、より生きやすい環境を提供するためにも、この(最近よく聞く)多様性という言葉を支持しなければいけないと思うのです。漫画でもそう言う

時代なのねー来年のハローウィーンイベントはスーパーマンの仮装したいわ。頑張ってジムで追い込みするわねw
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