占い師 金木犀です。
今日は、少し不思議な私自身の体験について、お話ししたいと思います。
私は小さい頃から、
「誰もいないのに、見られている」
ような感覚を持つことがありました。
怪談話を聞くと、妙にリアルに感じるんです。
まるで、自分が実際にその場にいたかのような感覚。
「怖い話を聞いている」というより、その人が体験したことを、自分まで体験しているような感じがして、怖い話はあまり得意ではありませんでした。
そして、夢も少し不思議でした。
夢の中なのに、本当にその場にいるように空気や温度を感じたり、音を感じたり、人の温かさまで感じることがあります。
翌朝目覚めると、
「すごくリアルな夢だった」
と感じるだけではなく、旅行や遠くへ出かけて帰ってきたような疲れが残っていることもありました。
そんな夢の中で、幼い頃から何度も繰り返し見ていた夢がありました。
幼い頃から繰り返し見ていた夢
電気のない時代の夜。
腰丈まで草が伸びています。
月明かりしかなく、周囲は暗い。
私は、道がわからないからなのか、誰かに見つからないようにしているからなのか、建物に背中をつけ、建物の壁を頼りに歩いていました。
草をかき分けて歩く音まで、妙にリアルに聞こえています。
しばらくすると、沢のような、堰のような水があります。
その水を越えれば、家族に会える。
そんな感覚がするんです。
でも、私はそこから先へ進めません。
「私が帰ったら、家族に迷惑がかかる」
「人命に関わってしまう」
そんな思いがあり、涙を流しながら引き返すのです。
何となく、自分が囚われの身になっているような感覚がありました。
別の日には、夜の中を走って逃げていて、捕まりそうになっている夢もありました。
どうして私は、こんなに逃げたいのだろう。
どうして、家族のところへ帰りたいのに帰れないのだろう。
そして、なぜ草の音まで、こんなにもリアルなのだろう。
実際にこの先に行こうと、水に足を入れている冷たい感覚を感じたこともあります。
夢から目覚めると、頬に涙が流れていることもありました。
私はずっと、
「本当に私は、この夢の中の出来事を体験しているみたいだ」
と感じていました。
現実の中にも、不思議な一致があった
今は幸せに暮らしています。
それでも時々、
「突然、この幸せを失ってしまうのではないか」
という漠然とした不安を感じて目覚めることがあります。
そして現実の世界でも、不思議な出会いがありました。
私は以前、7つ年上の男性と飲食店で出会ったことがあります。
その男性は、初めて私を見た時、
「この人、知っている」
と思ったそうです。
その方は転勤することになったのですが、なぜか私が住んでいるエリアに引き寄せられるように転勤してきたそうです。
そして、ここから不思議なことが何度か起こりました。
ふと食事をしに入ったお店で、偶然その男性と鉢合わせしたり。
目の前の開いたドアから電車に乗ったら、目の前にその男性がいたり。
事前に話をしていたわけでもないのに、服装がほぼ同じだったこともありました。
ジャケット、シャツ、ボトムスの色味まで一緒。
まるで申し合わせてお揃いのコーディネートをしたようで、本当に驚きました。
家族の名前に同じ漢字が使われていたり、家族構成が似ていたり。
「偶然」と言ってしまえば、それまでなのかもしれません。
でも、いろいろな一致が重なっていました。
そんなある時、ふと思ったんです。
「あれ? あの繰り返し見ていた夢、最近見ないな」
何がきっかけだったのだろう。
もしかして、この人と出会ってからではないだろうか。
そう思って、その男性にも聞いてみました。
「子どもの頃から繰り返し見ている夢があって、私と出会ってから見なくなった夢ってある?」
しばらく考えた後、その男性は、
「夜、走って逃げている夢を何度も繰り返し見ていた。でも、言われてみれば見なくなった」
と話してくれました。
さらに、その夢では、逃げているうちに捕まってしまい、逃げられなくなって、じたばたしている。
そして、夢を終わらせるためには、
自分の首を、ありえないほどぐるんと回す。
そうすると夢が終わるのだそうです。
私はその話を聞いた時、嫌な感覚がしました。
私が見ていた夢の背景を話してみると、
「腰丈まで草がある」
「月明かりしかない」
「電気のない時代のような雰囲気」
というところまで似ていたのです。
私は直感的に、
「同じ出来事を、違うアングルから見ている夢なのではないか」
と思いました。
そこで、前世鑑定をお願いしました。
その後、ココナラでユピテルさんが出品されている前世鑑定が目に留まりました。
そこには、
「前世視で現在の繰り返す思い癖・感情を読み解きます」
という内容が書かれていました。
私は、
「もしかしたら、幼い頃から繰り返し見ていた夢は、前世の記憶なのかな?」
と思い、鑑定をお願いしました。
ユピテルさんは、自動書記のように、瞬時に受け取った内容を伝えてくださる鑑定方法だそうです。
私自身も、鑑定をしている時に、考えて文章を作るというより、受け取ったものがそのまま言葉になって出てくることがあります。
なので、その感覚も何となくわかる気がしました。
そして、いただいた鑑定を読んでみると――
「そうそう」
という感覚が何度もありました。
鑑定で見えた「姫」
ユピテルさんから最初に伝えられたのは、白い着物を着た女性でした。
長い髪。
前髪はポンパドールのように上げている。
日本の女性。
最初は遊郭からの足抜けかと思ったものの、もっと身分の高い女性のようだ、と。
そして見えてきたのは、
武将の姫が、敵軍の武将に嫁ぐという名目で、人質として取られていた姿でした。
その姫が城にいることで、表面的には和平が保たれていた。
しかし、両国の関係は非常に悪く、一触即発の状態。
姫は嫁というより、人質。
何かあれば、いつでも殺される。
そのことを実家の武将に示すかのように、常に白装束で過ごしていた。
夫である武将ともそりが合わず、虐げられていた。
それでも、
「自分がここにいることで二つの国が平和になるなら」
と、人身御供のような気持ちで耐えていたそうです。
実際、姫が城にいる間は戦が起きなかった。
ところがある時、嫁ぎ先の国が実家に攻め入るという噂を耳にします。
それを知らせなければいけない。
姫は身を隠し、何度か城を抜け出して、実家へ伝えに行こうとしました。
しかし、自分がいなくなったことが知られれば、それこそ攻め入る口実になってしまう。
そこで姫は、ほぼ毎日のように夜中に抜け道を探し、土地勘を身につけては城へ戻っていた。
どうすれば最短距離で戻ってこられるのか。
何度も道を確かめていた。
そんな、とても賢い姫だったそうです。
夜に出会った男性
そして、私が夢の中で見ていた「夜に逃げている男性」と繋がるような話も出てきました。
姫が夜に抜け出している途中、一人の男性と出会います。
男性は姫を不憫に思い、何かあった時に実家まで姫を届けられるよう協力するようになったそうです。
さらに、戦の準備に関する情報を何とか実家へ伝えようとしていた。
姫が身の上を話すうちに、二人の間には恋心も芽生えていった。
ただし、身分が違う。
その時は恋人というより、互いに協力者として行動していたそうです。
そんな二人が夜に会っていた。
白装束の姫にとって、その時間が一番幸せだった。
そこではじめて、人間らしい気持ちでいられた。
そんな内容でした。
そして、男性に起きたこと
ある時、姫の草履の鼻緒が切れてしまいます。
いつもより城へ戻るのが遅くなり、朝方、何とか城へ戻ります。
しかし、門番に見られてしまう。
姫は「夜の散歩をしていた」などと理由をつけて誤魔化そうとしましたが、かなり辛い仕打ちを受けたそうです。
そして、
「今後このようなことがあれば、実家の城に責任を取らせ、攻め入る」
と告げられます。
その晩から、男性のところへ姫は来なくなりました。
男性は姫の身を案じます。
しかし、身分の低い男性には、姫に会うことも、実家の城へ行くこともできません。
そこで姫から預かった持ち物を渡し、
「これを証拠にして、城へ通してもらおう」
としました。
ところが逆に、
「なぜ姫のものを持っているのか」
と詰問されてしまった。
ユピテルさんは後のやり取りで、
「当時の詰問とは、姫のものを盗んだ盗人というレベルの認識だったのではないか」
「戦の噂を流すこともご法度だったので、男性は粛清されてしまったのかもしれない」
と教えてくださいました。
私は、この話を聞いた時、
やはりこの男性は、前世で非業の最期を迎えたのではないかと思いました。
そして、あの夢の中で「首をありえないほどぐるんと回す」と言っていたことも、私の中では強く引っかかりました。
「清丸」という名前
実は、私の中には以前から、
「清丸」
という名前が強く残っています。
この名前を口にすると、物凄く動悸がするほどです。
また、現実で出会った7つ年上の男性の名前にも「真」という漢字が入っていました。
私はその「真」という字から、なぜか「首」というものを連想していたことがあり、今回の話と重なって、不思議な感覚になりました。
ユピテルさんにそのことを伝えると、
「清丸さんは、おそらく前世の取次がうまくいかなかった男性だと思います」
と返ってきました。
姫が渡した小物が、結果的に男性を危険な立場にしてしまった。
けれど姫は、その後男性に何が起きたのかを知らなかった。
夜に抜け出したことを理由に、それ以降会うことができなかったからです。
私は、何とも言えない切ない気持ちになりました。
「自分さえ我慢すれば」という人生
鑑定の中で、特に私の心に残ったのは、この部分でした。
姫は、
「自分さえ我慢すれば、実家にも、人々にも迷惑をかけない」
と思って生きていた。
姫が生きている間、戦は起きなかった。
つまり、彼女が自分を犠牲にすることで、多くの命が守られていた。
ユピテルさんから、
「人の為に身をささげた姫だったということを、誇りに思っていただけると良い」
と言っていただきました。
そして、
「恐らく、もう、その時の事は繰り返しません。『わかりました』と心が理解すれば、二度と同じことは繰り返さなくなります」
とも。
この言葉は、私の中に深く残りました。
私自身の人生とも重なった
今回の鑑定を受けて、私は前世だけを見ていたわけではありません。
自分自身の今世の人生も重なってきました。
私は今世でも、23年間の結婚生活の中で、囚われの身のような状態になっていた時期があります。
自分が我慢すればいい。
自分が耐えればいい。
そんなふうに思っていた部分がありました。
そして、46歳でその状態が終わりました。
前世の姫が何歳まで生きたのかは、私にはわかりません。
38歳だったのか。
42歳だったのか。
46歳だったのか。
あるいは、まったく関係がないのかもしれません。
年齢の一致を証明することはできません。
ただ、私の中では不思議な重なりを感じています。
鑑定を受けた後、3~4日ほど、私は自分とは別人格になったような感覚がありました。
その中で私は、前世の自分に話しかけました。
「大変な思いをしたんだね。
私も今世、23年間、囚われの身のような結婚生活を経験して、虐げられていたの。
でも、もう繰り返さなくていいんだね。
私達、頑張ったね」
そう話しかけていました。
すると、幼少期から何度も見ていた夢が、ようやく一つに繋がったような感覚がしました。
前世を「知った」のではなく、自分の中にあったものに触れた
私は、前世が本当に存在するのか。
この夢が本当に前世の記憶だったのか。
今回見えたものが史実だったのか。
それを証明することはできません。
でも、私にとって今回の鑑定は、
「前世を知った」
というより、
「ずっと自分の中にあった何かに触れた」
という感覚に近いものでした。
幼い頃から繰り返し見ていた夢。
現実で出会った男性との不思議な一致。
そして、その男性も同じような「夜に逃げる夢」を見ていたこと。
そこに今回の鑑定が重なったことで、私の中では、長い間バラバラだったものが一つの物語になったように感じています。
そして何より、
「もう、この悲しい気持ちを繰り返さなくていい」
と思えたこと。
それが、私にとって一番大きなことでした。
まるで、ずっと巻かれていた鎖が切れたような感覚です。
最後に
今回の鑑定をしてくださったユピテルさんには、ブログやで、お名前や鑑定内容を紹介することについて、事前にご了承いただいています。
ユピテルさんは、見えたものを最初から一つの物語として見るのではなく、映像やイメージを受け取った順番に書き出し、そこから「なぜだろう?」と疑問に思った部分を深掘りしていくそうです。
実際、今回も後日、
「なぜ白装束だったのか?」
という疑問が気になり、さらに見てくださったそうです。
そこで、
実家の城と、人質になっていた城が近かった。
だから、実家から常に見える場所にいる姫に、
「いつでも殺すことができる人質だ」
と示す意味で、白装束を着せていた。
そのことがわかったそうです。
私が夢の中で感じていた、
「近くに家族がいるのに、帰ることができない」
という感覚。
水を越えれば家族のところへ行けるのに、その先へ行ってはいけない。
そこには、
「自分が帰れば、とんでもないことになる」
という境界線がある。
今回の話を聞いて、その理由が少しわかったような気がしました。
前世が本当にあったのか。
夢が本当に記憶だったのか。
それは、私にもわかりません。
でも、
「なぜ私は、こんな夢を何度も見ていたんだろう?」
と長年思っていたものが、今回一つの物語として繋がった。
そして私は、
「もう繰り返さなくていい」
と思えた。
それだけでも、今回この鑑定を受けた意味はあったのだと思っています。
もし、皆さんの中にも、
• 何度も繰り返し見る夢がある
• 現実とは違う場所なのに、妙に懐かしく感じる
• 初めて会った人なのに、以前から知っているように感じる
• 理由はわからないのに、特定の場所や名前に強く反応する
• なぜか同じような人生のパターンを繰り返している気がする
そんな「これは何だろう?」と思うものがあるのであれば、
前世という視点から見てみることで、何か腑に落ちるものが見つかることもあるのかもしれません。
少なくとも私は今回、
前世を知るためというより、今の自分を理解するために、前世を見るということがあるのかもしれない。
そんなふうに感じました。
今回の鑑定をしてくださったユピテルさん、ありがとうございました。
そして、長い間、夜の中を逃げ続けていた私へ。
もう、帰っていいよ。
今度は、誰かのために自分を犠牲にしなくてもいい。
私達、本当によく頑張ったね。