「AIに頼めば、プロが作ったようなおしゃれなホームページが簡単にできるらしい」
そんな話を聞いて、自分でも作ってみたいと思ったことはありませんか?
もしそれができるなら、もう制作会社やウェブ制作の専門家に頼まなくても、自分でホームページを作れるのでしょうか?
この記事では、ウェブサイト制作の知識や経験がまったくない人に向けて、AIを使ってホームページを自作する8つの方法と、そのメリット・デメリットについて解説します。
AIを使えば、知識ゼロでもウェブサイトを作ることは可能
ウェブサイト (ホームページ) を作るには、HTMLやCSSの技術、あるいは、Wixやジンドゥーといった制作ツール、WordPressのようなCMSなどが基本的には必要です。
が、必要「でした」というべきかもしれません。
今は、AIに「こんなウェブサイトを作ってほしい」と文章で説明するだけで、デザインやページ構成を自動生成する方法があります。
どこまでできるかは方法によって違いますが、文章の作成、画像の配置、スマートフォン向けの表示など、ひと通り対応できることもあります。
AIでウェブサイトを作る8つの方法
ここでは、次の8つを紹介します。それぞれの違いはこの後順番に解説します。
- WixのAI機能を使う
- ジンドゥーAIビルダーを使う
- AI専門のサイト構築サービスを使う (海外製)
- WordPress.comのAI機能を使う
- WordPressの「コネクタ」を使う
- ChatGPTの「Sites」機能を使う
- AIツールに指示してWordPressサイトを作らせる
- AIツールにHTML・CSSを書かせ、自分で設置する
方法1: WixのAI機能を使う
Wixは、ブラウザ上でウェブサイトが作れる制作ツールとして有名です。もともとHTMLなどのコードを書かずにウェブサイトを作成・公開できるサービスではあるのですが、AIによるサイト作成機能もあります。
どのような仕事をしているのか、どんなウェブサイトを作りたいのかなどを伝えると、それに合わせてウェブサイトを生成してくれます。
生成したサイトは、Wixの編集機能を使って文章や画像を差し替えたり、ページを追加したりできます。問い合わせフォーム、ブログ、ネットショップなどの機能も用意されており、必要に応じて利用できます。
サーバーを自分で契約して設定する必要がないため、ウェブ制作の経験がない人でも始めやすい方法です。
方法2: ジンドゥーAIビルダーを使う
ジンドゥーも、専門的な知識がなくてもウェブサイトを作れるサービスとして有名ですね。こちらはWixよりとっつきやすいイメージで知られています。
ジンドゥーでウェブサイトを作る時に選べるプランに「AIビルダー」という種類があります。これを利用すると、事業内容やサービスについての質問に答えることで、AIがウェブサイトの土台を作ってくれます。
ジンドゥーは日本語でサービスを提供しており、日本の初心者にとって利用しやすい点が特徴です。こちらも自分でレンタルサーバーの用意なども必要なく、はじめての人にも使いやすいサービスです。
ただし、注意点もあります。AIビルダーにはブログやネットショップの機能がありません。ブログやショップ機能が必要な場合は「クリエイター」を利用する必要があります。また、AIビルダーで作成したサイトはあとから「クリエイター」へ移行させることはできません。
方法3: AI専門のサイト構築サービスを使う (海外製)
こちらは主に海外製のサービスではありますが、そもそもAIを使ってウェブサイトやウェブアプリを作ることを中心としたサービスも登場しています。
代表的なものには、LovableやBoltなどがあります。
これらは、AIに作りたいものを文章で伝えることで、デザインだけでなく、実際に動くウェブサイトのプログラムも作れます。
例えば「デザイン事務所のホームページを作って」と指示し、出来上がったものを見ながら「サービス紹介を追加して」「背景色を変えて」などと修正できます。サービスによっては、データベースを利用した機能や、一般的なウェブサイト作成ツールにはない仕組みも構築できます。
方法4: WordPress.comのAI機能を使う
WordPressサイトの構築をオンラインだけで完結できる「WordPress.com」
にもAIサイト生成機能があります。
「WordPress Agent」というものです。作りたいウェブサイトの内容を説明すると、AIがデザインやページ構成を生成します。
作成したサイトはWordPressで管理できるため、ブログ記事の追加やページの編集などもできます。AIに修正を指示することも可能です。
WordPressはふつう、自前のサーバーに自分でインストールして使いますが、自分でインストールしなくてもいいサービスが「WordPress.com」です。レンタルサーバーの契約も必要ありません。
ただし、AIによるサイト構築には対象の有料プランが必要です。また、使える機能は契約プランによって異なります。
方法5: WordPressの「コネクタ」を使う
こちらは自分でレンタルサーバーを用意してWordPressをインストールする人向けですが、外部のAIサービスと繋いで色々なことをAIに任せることができる「コネクタ」という機能があります。WordPress 7.0で導入されました。
ただ、これは、ウェブサイトをゼロから丸ごと作るのとはちょっと違います。すでにインストールまで進んだWordPressを操作して、そこにAIを組み合わせてページの作成を任せる、というものです。
接続できるのはchatGPT、Claude、Geminiが対応していますが、APIの契約が必要です (APIとは、普通のAIアプリとは違い、プログラムから通信して使う方式で、使った分だけ課金されることが多い)。
WordPressの準備や設定も必要なので、初心者が最初に選ぶ方法としては、ほかよりは少しハードルが高そうです。
方法6: ChatGPTの「Sites」機能を使う
ここまでは「ウェブサイト制作ツール」を中心にした方法でしたが、今度は逆にAIアプリの方から見てみますと、ChatGPTに「Sites」という機能があります。
いつもchatGPTに話しかけるように「ウェブサイトを作って」と指示し、作りたい内容などを会話していくと、AIがウェブサイトの形を作ります。
完成したサイトはChatGPT側の仕組みで公開できるため、自分でレンタルサーバーを用意する必要はありません。公開後も、同じサイトを編集して更新できます。
問い合わせフォームを作ったり、独自ドメインを接続したりもできます。
2026年11月時点では、SitesはChatGPT Plusなどの対象プランで提供されており、無料プランでは利用できません。また、制作や編集はCodexの使用量にカウントされます。
方法7: AIツールに指示してWordPressサイトを作らせる
AIツールを使ってWordPressサイトを作る方法もあります。ChatGPTのCodexやClaude Codeなど「WordPressでウェブサイトを作って」と指示すればOKです。
WordPressサイトの基本的な機能を使って作らせれば、あとから自分で文言を修正したり、画像を差し替えたりもできます。またベースがWordPressなので、数々の無料プラグインを使って機能を追加することも自由です。
ただしこの方法は、WordPressを動かせるサーバーや環境の整備は自分でせねばなりません。また、AIアプリは有料プランが必要です。
自由度が高く、先々ウェブサイトを育てることを考えるといい方法ではあるのですが、初心者には少々ハードルが高いかもしれません。
方法8: AIツールにHTML・CSSを書かせ、自分で設置する
AIツールを使うなら、HTMLやCSSなどのコードを書いてもらう方法もあります。ChatGPT、Claude、Geminiなどコードが書けるならどのAIでもOKです。
HTMLはウェブページの文章や構造を作るための言語で、CSSは文字の大きさや色、配置などを指定するためのものです。例えば「デザイン事務所のホームページをHTMLとCSSで作って」と依頼すると、AIが必要なコードを生成してくれます。
生成されたコードをファイルとして保存し、レンタルサーバーなどに設置すれば、ウェブサイトとして公開できます。
この方法と無料サーバーを組み合わせれば、費用をかけずに制作・公開することも可能です。またこの方法が面白いのは、この路線を応用すれば、ウェブアプリのようなものも自作できることです。
ただし、AIが出力したコードを公開できるように設置する場面では、技術的な知識が必要です。また、単純なHTMLサイトでは、WordPressのような記事管理機能は用意されていないので、その点は自分で工夫が必要になってきます。
作り方によって、できることとできないことの違い
ここまでAIでウェブサイト (ホームページ) を作る方法を8つ紹介しましたが、費用や使い勝手には違いがあります。
主なメリット・デメリットを挙げてみます。
1. WixのAI機能
- 費用……有料プランの利用料金、独自ドメインの取得・更新費用など
- メリット……初心者でもウェブサイトを制作・更新しやすく、サーバーの管理も必要ない
- デメリット……Wixが用意している機能やサービスの仕様に制約される
2. ジンドゥーAIビルダー
- 費用……有料プランの利用料金、独自ドメインの取得・更新費用など
- メリット……日本語に対応、操作が簡単でとっつきやすい。サーバーやシステムの基本的な保守もサービス側にお任せ
- デメリット……デザインや機能の自由度に制限があり、ブログやEC機能には対応していない。あとから通常の作成方法「クリエイター」に切り替えることはできない。
3. AI専門のサイト構築サービス (海外製)
- 費用……AIの利用枠や有料プラン、独自ドメインなど
- メリット……AIとの会話でデザインや機能を生成・修正することに特化。複雑な機能にも対応できる場合がある
- デメリット……操作画面が英語中心のことが多い。AIの使用量に制限があり、生成した機能の動作確認も必要
4. WordPress.comのAI機能
- 費用……有料プランの利用料金、独自ドメインなど
- メリット……AIでWordPressサイトを生成でき、公開後はWordPressの機能を使って記事やページを管理できる
- デメリット……契約プランによって利用できる機能が異なり、自由にカスタマイズできる範囲にも制限がある
5. WordPressの「コネクタ」
- 費用……サーバー代、独自ドメインの取得・更新費用、AIのAPI利用料など
- メリット……既存のWordPressにAIの機能を組み込んで、コンテンツ制作などを効率化できる
- デメリット……ウェブサイトをゼロからAIで作るのとは違う。WordPressの準備やAI連携の設定が必要
6. ChatGPTの「Sites」機能
- 費用……ChatGPTの対象有料プラン、または使用量に応じた追加利用、独自ドメインなど
- メリット……ChatGPTとの会話で制作・公開・更新ができ、サーバーを別途用意する必要がない。独自ドメインの利用も可能
- デメリット……無料プランでは難しい。WordPressやWixのように機能があらかじめ仕立てられたシステムではないので、ブログや更新は工夫が必要
7. AIツールに指示してWordPressサイトを作らせる
- 費用……AIの利用料金、サーバー代、独自ドメインの取得・更新費用など
- メリット……WordPressサイトそのものを作るので、公開後の更新や機能追加の自由度が高い
- デメリット……WordPressを動かす環境の準備や動作確認は自分でやる必要がある。公開後の保守や不具合への対応には技術的な課題も
8. AIツールにHTML・CSSを書かせ、自分で設置する
- 費用……AIの利用料金、サーバー代、独自ドメインの取得・更新費用など。無料で利用できる組み合わせもある
- メリット……自分でコードを書く必要がなく、デザインや構成の自由度も高い
- デメリット……作成したファイルをサーバーに設置する作業が必要。ブログなどの更新機能や問い合わせフォームは、別途仕組みを構築する必要がある
ちなみに、AIを利用しつつ、無料でウェブサイト (ホームページ) を作ることができるのか、といえば、いちおう可能です。
Wixやジンドゥーには無料プランがありますし、HTML・CSSを生成AIに書かせて、無料の公開サービスに設置する方法もあります。
ただ、商売や仕事に使うウェブサイトは独自ドメインが必須なので (理由は後述します)、全く無料でやることは実際には難しいと考えてください。独自ドメインは年間で1,500〜5,000円程度です。
実際にAIで作ったホームページの例がこちら
サンプルとして、実際にchatGPT Sitesでウェブサイトをひとつ作ってみました。架空のデザイン事業所を想定したもので、内容はダミーです。
このサイトを作るのにかかった時間は20分ほど。HTMLやCSSなどのコードは全く自分で書いておらず、AIにかんたんな文章で指示しただけです。
↑ページの最上部。大きな写真を使ったデザインで、「お客様の想いをカタチにします」というキャッチコピーが表示されています
↑とてもおしゃれなグラフィックが自動で作成されました
↑ABOUT US コーナーの表示。とても格好いいレイアウトです。
↑問い合わせフォーム。この時点ではまだ送信できず、もう少し設定が必要ですが、見た目は整っています
↑スマートフォンでの表示も問題なさそうです
「プロみたいなホームページを作って」だけで大丈夫?
以上のように、AIだけでごく短時間でウェブサイトを作ることができました。
一見、デザインも整っていて、いい感じに見えると思います。
が、このサイト、ウェブサイト制作の専門家の目線で見ると、実はかなり問題アリです。
たぶん、このまま公開しても、仕事の問い合わせがくることはほとんどないと思います。
なぜなら、あまりにも格好ばっかりで、情報がなさすぎるからです。
訪問者の目線で見てみましょう。
↑「お客様の想いをカタチにします」と言われても、正直、ふんわりしていて、何が強みなんだかよくわかりません。というか、これがデザイン事務所の公式サイトだと気づける人はどれくらいいるのでしょうか。
↑メニューが英語で書かれているのも、印象が悪いです。どこに何が書かれているのか、ぱっと見でわからないので、サイト内を色々みて検討したい、という気が起きません。
↑何かおしゃれなグラフィックが並んでいますが、これは事例なのか、何かの概念を伝えようとしているのか、まるでわかりません。
↑ABOUT US とは書かれていますが、内容は入ってきません。
この事業者がどんな仕事が得意なのか、安心して任せられるのか、これだけの情報では何も判断できないので、CONTACTというリンクはあるものの、問い合わせたいという気持ちは湧かないでしょう。
↑問い合わせフォームもとても綺麗なレイアウトですが、このような作りでは、何を書けばいいのか、問い合わせる側がかなり頭を使わなければなりません。
おそらく、このフォームには、迷惑な問い合わせフォーム営業や相互リンク依頼ばかりが届くことになるでしょう (あれ本当に迷惑ですよね)。
このように、見た目のデザインが整っているからといって、そのサイトが仕事に役立つという役割を担えているとは限らないのです。むしろ多くの場合、ビジュアルデザインだけを優先して作られるサイトは、情報が意図的に無視されていることすらあります。
先ほど紹介したうに、「おしゃれでプロっぽいホームページを作って」とAIに指示すれば、デザインの整った、一見いい感じのウェブサイトは作れることがわかりました。
ですが、「作れる」ことと、作ったサイトがちゃんと事業の役に立つものかどうかというのは、実は全く別の話なんです。
これはAIに任せて作るのがいいか悪いかという話ではなくて、作り方が新しかろうが古かろうが、ウェブサイト作りというのは、「作る」以外に判断しなければならないことが結構たくさんある、ということを意味します。
AIだけでは決められない、ウェブサイトを作る時に考えるべきこと
事業の役に立つウェブサイトにしたければ、次のようなことを考え、判断しなくてはなりません。
■ 顧客が問い合わせに至ってくれるためには、どんな内容が必要なのか
ウェブサイトを訪問する人は、自分が必要としている商品やサービスがあるのか、依頼先として適しているのかを判断するために情報を探しています。別に美しいデザインを観賞したいわけじゃありません。
なのに、格好のいいイメージ画像ばかりで、肝心の情報が足りないのでは、問い合わせたくても問い合わせに至ることができないのです。
例えば、デザイン事務所のサイトなら、制作できるもの、対応する仕事の範囲、制作事例、依頼の流れなど。詳しければ詳しいほどいいです。どんな情報が必要なのかは、事業の内容や顧客によって異なります。
■ 信頼を得られるためには、細部をどういうふうに作らないといけないのか
格好をつけるためのデザインでは、メニューを英文字にしてみたり、文字色を薄く読みづらくして雰囲気を守ろうとしたりします。こういうデザインのせいで、依頼を検討している人の判断を妨げます。
問い合わせフォームも、単に「本文欄」だけが置かれているような作りは、SNSのDMと同じようなもので、送信側が何を書かなければならないか一から考えさせるという意味で、かなり不親切です。
問い合わせへの導線も分かりやすく置かなければなりませんが、そもそも情報が足りていないのにボタンだけ目立たせても、問い合わせは増えません。
商品やサービスの内容がどうかという説明だけでなく、サイトの作りとして、各部に「本来こうするべき」という判断があります。その判断がうまく噛み合っていると、サイト全体の作りでもって、お客様を歓迎していることが伝わります。でも、見た目のデザインばかりを考えてそこを外してしまうと、事業の役に立たないサイトになりがちです。
■ 更新やセキュリティ面はどうするのか
ウェブサイトは、公開したら終わりではありません。サービス内容や実績を追加したり、古くなった情報を修正したりする必要があります。むしろ公開してからが始まりと言っても過言ではありません。
更新しやすい作りを考えて作ることは結構重要です。その先も事業の役に立つウェブサイトとして育てていくために役立ちます。
また、プログラムの更新、バックアップなども必要です。ハッキングなどの心配をしている人も最近はとても多いです。だったらWordPressなんか使わないで、静的ページにしてしまえ、という人もいますが、では更新はどうするつもりなのでしょうか? 素人考えの意見を聞きかじっただけでは、どんな方法がベストなのかを判断するのは難しいでしょう。
■ そもそも、ウェブサイトを活かそうとして作っているか
ウェブサイトを「名刺代わり」と呼んでいる人は多いし、実際ココナラにもそのような出品はたくさんあります。ですが、ウェブサイトはやり方をわかってさえいれば、仕事や見込み客を集めてくる「集客装置」としての役割を持たせることができます。
ただし、そもそもその考えで作っていなければ「名刺」以上のものは作れません。かといって「どうせホームページなんて名刺がわりにしかならない」という考え方も間違っています。
■ 独自ドメインは必須
事業や仕事のためのウェブサイトは、独自ドメインは必須です。なぜなら、それがその会社の/事業のものだと、確かに示すためにつける名前だからです。
サイト制作サービスなどの無料プランを使うと、サービスから無料アドレスが支給されますが、別のツールに引っ越すとこのアドレスは使えなくなります。ツールを変えるだけで会社サイトのURLがコロコロと変わっているようでは、周りから見て信頼があるとはいえません。
Wixやジンドゥーの無料プランを「無料サイト」として使うこともできますが、無料プランでは独自ドメインがつけられないので、実質有料プランへの加入は必須です。
このように、無料にこだわっていると大事な判断を見落とします。
ちなみに、SEO/AIOがどうとか、広告やSNSで集客するというのはこれらをクリアして、ウェブサイトを公開したあとの話ですので、考えるべきことはこれで終わりではありません。
もちろん、ここまで説明したような判断も、AIに相談することはできます。
しかし、ウェブサイト制作や活用についての知識がなければ、そもそも何を質問する必要があるのかすら気づけないのではないでしょうか。
AIは、あなたの事業の実情や顧客のことをすべて知っているわけではありませんので、AIに相談するだけで必ず適切な答えが返ってくるとはいえません。
AIで作れる時代に、ウェブ制作のプロに相談する意味
「ホームページをAIで作れるのなら、もうプロに頼まなくてもいいのでは」と思う人もいると思います。
それはある意味正解ですが、ある意味では不正解です。
従来、ウェブの専門家に依頼しなければならない理由の一つは、依頼者に制作技術がないことでした。
でも、今は、技術の代わりにAIにやらせることができます。
その意味では、プロに頼まなくてもいい、ともいえます。
しかし、それでもウェブ制作の専門家に依頼する価値はあります。それは、ウェブサイトを作るのは、技術だけではないからです。
ここまで説明してきたように、本当に商売・仕事に役立つウェブサイトを作りたければ、何をどう作るべきなのか、という専門的な判断が必要です。
- 事業の目的やターゲットをどう整理し、どう伝えたらいいのか
- どんなページが必要なのか、何を掲載したらいいのか
- 顧客がどんな情報が必要としているのか
- 問い合わせがきやすいデザインとはどんなものか
- 公開後の保守や更新はどうしていくのがいいのか
- 検索から集客するには、あるいは、AI対策はどうしたらいいのか
こういった判断が自分で全部完璧にできますか? もし、できる、と思う方は、AIを使って自作しても、十分に仕事に役立つウェブサイトが作れるでしょう。
ですが、多くの人は自信があるとまではいえないのではないでしょうか。
ならば、AIを使って作れるとしても、プロに相談し判断を仰ぐことにも意味があります。
ただし、間違えないでいただきたいのは、プロに依頼すれば、何も考えずにすべて任せてよいわけではありません。
自分の事業について最も詳しいのは、事業を営んでいる本人です。何を提供しているのか、どんな顧客に来てほしいのか、どんな仕事を増やしたいのかといった情報は、依頼する側が積極的に提供する必要があります。
プロに依頼する価値は、単に制作作業を代わってもらうことではなく、事業のことを一緒に考え、専門的な判断を加えながらウェブサイトを作れることにあります。
まとめ: AIだけでホームページを作るのは可能。だが、プロの力を借りなければできない判断もある
この記事では、AIを使ってホームページを作る方法をご紹介しました。
AIを使えば、ウェブサイト制作の知識や技術がまったくなくても、自分でウェブサイトを作れます。
ただし、見た目が整ったウェブサイトを作るだけでは、集客や仕事の受注につながるとは限りません。
単にデザインや技術的な作業を代行してもらうだけなら、今は必ずしもプロに依頼する必要はありません。
それでもプロに依頼する価値があるのは、事業の目的に合ったウェブサイトの設計や活用方法について、専門家の判断を交えながら相談し、制作を進められるからです。