他級でも役立つ英検準2級の面接の流れと極意

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みなさんこんにちは。

英検1次試験を受験された方、お疲れさまでした。
少し休んで、2次試験対策も頑張りましょう!!

これまで、英検5級から順番に内容と対策についてブログを書き進めてきました。
興味のある方はぜひご覧ください★
今日は英検準2級の面接について、内容とコツをまとめていきたいと思います。
準2級に限らず、2級以上にも使えるテクニックもありますので、
ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
※従来型試験をベースに書いています

1、面接の大まかな流れ

入室から退室まで、およそ10分以内の試験です。
短い試験ですが、私は1日分のエネルギーを緊張で消費してしまいます(;^ω^)

試験のプロセスは以下の通りで進んでいきます。
①入室→②スモールトーク→③パッセージ問題(読み上げ・質問)→④写真描写問題→⑤質疑応答→⑥退室

合格まであと一歩!
正解を言わなきゃ!ちゃんと話さなきゃ!と力んでしまいますが、
面接で大事なことは
英語でコミュニケーションを取ろうとする姿勢です。
テクニックの前に、まずは
元気にニコニコ自信をもって英語を話しましょう。
嘘のようですが、これが合格のカギです。

2、入室

様々な参考書に、
「May I come in?」と聞いてから教室に入りましょう。
「Please sit down」と言われてから座りましょう。
などと書いてありますが、
全く関係ありません。「Hello!!」と挨拶して入室して座ってしまって大丈夫です。
これがNGだとしたら、アチチュード点が減点されるわけですが、
実行していない私が減点されずにアチチュード点満点だったのがその証明です。
もちろんやって減点されることもありません。
間違えたり、忘れてしまってもあわてる必要はないということです。

3、スモールトーク

こちらも実はほとんど採点に関係ありません。
まずはあなたの名前を聞かれ、
「This is grade pre-2 test OK?」と聞かれます。
100%聞かれます。しかし、考えることは1つもありません。
自分の名前を言って、「OK」の一言。それだけです。
その後、「How are you?」「How did you come here today?」などの質問をされます。

無視や、相手に聞こえない声で態度悪く答える。日本語で答える。
こういった行動は論外ですが、普通に受け答えしましょう。
質問が聞き取れなければ、
「Sorry, I'm too nervous.」(すみません。超緊張してて)
などと言って乗り切っちゃいましょう。

このスモールトークはあなたの緊張をほぐす為の時間です。
面接官が「Let's start the test」と口にしたその時から採点が始まります。
ここからが勝負です。

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4、パッセージ(読み上げ)

面接官に渡されたカードの上部には4~5行のパッセージが書かれています。
「Please read the passage silently for 20secs.」と指示があります。
あまり対策をせずに面接に臨む方にありがちですが、「read」に引っ張られて、いきなり声に出してしまう方がいます。最初の20秒は黙読です。
タイムは面接官が管理しています。
この20秒でやることは、なんでしょう?

①リラックス
②パッセージの高速翻訳
③次に来る設問の答えになる部分を探す。

答えは③次に来る設問の答えになる部分を探すです!
in this way/ by doing so / so
かなりの確率でいずれかのワードがパッセージ内にありますので、見つけて下さい。

また、もう2つ確認するべきことがあります。
それは
・複数と、3人称単数の-s がある位置の確認
・the を「ザ」と読むか「ジ」と読むかの確認
そんなの確認しなくても分かるよ、、と思いがちですがいざ読んだときに、緊張と焦りで本来なら分かるのに、読み方を間違えたり、読み忘れたりしてしまうものです。本来できることで減点をされないように気を付けましょう!

5、パッセージ(質問)

続いて、読み上げたパッセージに関する質問が1問されます。
HowまたはWhyで始まる質問がほとんどです。
過去にはWhat問題も何度か出題されたそうですが、
問題集もほとんどHow/Why問題です。

20秒間の黙読の時間に見つけたキーワード付近に答えがあります。
ので、焦らずに、でも素早く答えを導きましょう。

ここでのポイントは、主語を代名詞で答えること!!
パッセージ上で主語はpeople/some students/some school(company)
このようになっていますが、いずれも複数人なので、
【they】に変えて答えましょう。

6、写真描写問題2問

まずAの写真には、5人(たまに6人)の人々が、それぞれ何かをしている様子が写されています。
「Please tell me as much as you can about what they are doing.」
と指示がありますが、
as much as you can ではなく、全員分しっかり話しましょう。
分からないからいいや!では、点数が引かれますよ。
どうにか捻りだして喋ってください!

更に!!
ここで気を付けなければいけないことは
現在進行形で話すことです!!
現在進行形と言えば、「be動詞+-ing」という形ですが、
分かってはいても、話してみると、be動詞が抜けている人が本当に多いです!
気を付けましょう!

そしてBの写真では、
・やりたいことがあるのに、障害があってできない。
・トラブル発生したから、こうしよう!!
そういったことが読み取れる絵が描いてあります。
「so」または「because」のどちらかの接続詞を使ってストーリーを作ります。
とてもシンプルな絵で、幾通りもストーリーが作れるような絵ではないので、
一度コツを掴んでしまえば、点を取りやすい問題かと思います。

7、質疑応答2問

ここからは、資料はなく、完全なる質疑応答です。
しっかり面接官の目を見てお話しましょう。

1問目は、筆記試験の英作文に出てくるような、
こんな世間の風潮についてどう思いますか?系の質問です。
コンビニは24時間営業すべき?
学校に制服は必要?
こんな感じです。

ここでのポイントは
・聞かれたことに対して、Yes/Noで答える。
・更に2文で答える。(理由2つ、または理由1つ+具体例)
・自分の好き嫌いだけで話さない。

理由が即座に浮かばない!という方が多いと思いますので、
練習の段階である程度引き出しを増やしておくのが良いかと思います。

2問目は、自分のことについて聞かれます。
図書館にはよく行きますか?何か家事はやりますか?
こんな感じの問題です。

自分の事なので答えやすいと思います。
ここでも2文で答えることが理想ですが、
3文くらい話しておくと、安心です。

8、退室

これで面接は以上です。
お疲れさまでした。
面接官の指示に従って退室しましょう。
面接で使用したカードを返すように言われると思うので、
忘れず返してくださいね。

9、アチチュード点

最後に英検にはアチチュード点という項目があり、3点満点となっております。
・積極的にコミュニケーションを取ろうとしているか
・相手が聞き取れる音量で、愛想よく話せているか?
などの点をしっかりクリアできていれば、点を落とすことはまずないでしょう。

ちなみにここでいう積極的なコミュニケーションというのは、
質問されてから回答するまでに極端に時間があいていないか。
2文で答えましょう。というところで、1文で終わっていないか、または更に3文言おうとできるか。
など、そういったところが見られています。

逆にアチチュード点に関して減点されるポイントは
・日本語を使う
・沈黙が長い
・各質問2回以上質問を聞き直す
・態度が悪い・やる気がない(ように見える)

沈黙と日本語が1番危険です。
考える時間が欲しければ、「Well,,,,/ Ah,,,」などと考えてますということをアピールする声を出しましょう。
「えっと、、」「んーと、、」はご法度です!
厳密なルールは分かりませんが、声を出して時間稼ぎしたとしても、
一般的に10秒前後が限界かなと思います。
それ以降は減点されていくし、あまり長すぎると、面接官が次の問題に移ってしまうので、未回答扱いで0点になる可能性もあります。
10秒考えて分からなかったら無理してでも答えちゃいましょう。

アチチュード点が2点、1点になってしまった際に、
「面接官が悪かった」「女性面接官の方が採点が甘い。男性面接官は厳しい」
「外国人面接官は優しい」などといった声を非常に多く聞きます。
面接官も人間ですから、評価に多少のばらつきはあるかもしれません。
しかし、面接官の好き嫌いが評価に大きく影響することはないです。

実は
・緊張で表情が固くなり、ぶっきらぼうにみえてします
・自分が思うより声が小さい
・上手く英語が出てこなかった時、ジェスチャーを加えると伝えようという意思が見られるが、フリーズしているとやる気がないように見える。

など、減点のきっかけは受験者にあったりします。
海外の人のコミュニケーションって、
お互い目を見てニコニコしているイメージですよね。
そういう面もチェックされているのではないかと思います。
英語の面接試験を受ける以上
「自分、愛想良くとか、そういうタイプじゃないんで、、、」は通用しません。
国際人として、コミュニケーションの姿勢から英語と向き合いましょう!

10、まとめ

いかがでしたか?
面接を控えている方も、これから英検受験を検討している方にも、
少しでも参考になれば幸いです。
Good Luck!!



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