4つの型のうち1つを、骨格から記入例まで分解します|台本が止まる原因は『冒頭の型』でした

4つの型のうち1つを、骨格から記入例まで分解します|台本が止まる原因は『冒頭の型』でした

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ショート動画の台本を書こうとして、最初の1行で手が止まる。

ネタはあるのに書き出せない、という方に向けた記事です。

書き手はワガチャンです。ここは「ワガチャンの実験室」。台本もカバーも、作っては測って直す——その実験の記録として書きます。

結論から言うと、止まる原因の多くは「冒頭の型を持っていないこと」です。向かない人も先に書いておくと、すでに自分の型が固まっていて毎回迷わず書ける方には、新しい内容はほぼありません。この記事では、私が制作で使っている4つの訴求パターンのうち1つ、「ネガティブ訴求」の型を無料で分解して公開します。残り3パターンと記入シート・チェックリストは有料資料(型パック)に入れています。境目は後半で明示します。

なぜ「型」がないと止まるのか

台本づくりが止まる場面には、だいたい共通点があります。

・商品の良さは分かっているのに、最初の1文が決まらない

・書き始めても、紹介文のような説明口調になってしまう

・過去の動画と切り口が似てきて、自分で見ても単調に感じる

これは文章力の問題ではなく、「どの順番で何を言うか」が決まっていない状態です。順番が決まれば、あとは自分の商品の事実を当てはめるだけになります。その順番の設計図が「型」です。

分解する型:ネガティブ訴求

ネガティブ訴求は、いまの不便・不快・もったいなさを先に言語化する切り口です。実験室での通称は「愚痴から入る型」。掃除・片付け・家事のような「地味なストレス」を減らすテーマと相性がいい型です。

台本の骨格は、次の7要素でできています。

1. フック(最初の1〜2秒):不便の「あるある場面」をそのまま言う

2. 感情の代弁:イライラ、面倒、もったいない、を先に言葉にする

3. 行動の代弁:分かっているのにやってしまう対処(見て見ぬふり、後回し等)を言葉にする

4. 商品・テーマの提示:ここで初めて「その手間を減らすもの」として出す

5. 選ばれる理由(3つ):手間の削減ポイントを具体的に

6. お得情報・条件:価格やセールなど「いま見る理由」

7. CTA:次に取る行動を1つだけ示す

作るときの注意点は2つあります。

1つ目は、答えを先に言い切らないこと。フックで商品名や結論を出してしまうと、その先を聞く理由がなくなります。感情と行動の代弁で「あるある」を積んでから提示します。

2つ目は、感情の代弁と行動の代弁を混同しないこと。「面倒くさい」が感情、「つい後回しにする」が行動です。両方入れると、見ている人の「自分の話だ」という感覚が強くなります。

実際の記入例です(架空の商品で作っています)。

(フック)三角コーナーのヌメリ、洗うの本当にイヤじゃないですか。

(感情の代弁)生ゴミに触るのも、スポンジでこするのも、地味にストレスたまりますよね。

(行動の代弁)分かってるのに、つい洗うのを後回しにして、よけいにヌルヌル…。

(提示)これ、シンクに貼って「浮かせる」タイプのネットホルダーです。

(理由1)底がシンクに触れないから、ヌメリの元がたまりにくい。

(理由2)ネットごと捨てるだけ。洗う対象がほぼなくなります。

(理由3)使わないときは折りたためて、作業スペースを邪魔しません。

(お得情報)ネット50枚つきで1,260円、送料無料でした(※投稿時点で要確認)。

(CTA)同じストレスがある人は、プロフィールに置き場所をまとめています。

※お得情報の価格は記入例のための仮の数字です。実際の投稿では、投稿時点の実売価格を確認して書いてください。

尺の目安は20〜35秒、読み上げ原稿でおおよそ250〜380文字です。長くするより、フレーズ単位で細かく区切ってテンポを出す方が、最後まで見られやすくなります。

この型で実際に作ったときの判断過程

この型は、私が制作代行のサンプル動画(架空の伸縮式水切りラックの紹介動画)を作るときにも、そのまま使いました。そのときの判断を書いておきます。

・フックは商品名から始めず、「置く場所がない」という場面の困りごとから始めました。答えを先に言うと、その先を聞く理由がなくなるためです。

・理由3つは、商品の特徴順ではなく「手間が減る順」に並べ替えました。ベタ褒めではなく、削減できる手間の具体で選んでいます。

・カバーは完成後に文字のインク範囲を実測し、中心のズレと見切れを確認してから確定しました。きっかけは、以前に別のカバーで、見出しの2行目が中心から実測20pxずれていたことです。指摘を受けて測り直して分かったズレでした。それ以来、完成前に必ず測ることにしています。実験室の決まりは「感覚で置かない。測る。」です。

向かないケースもあります。不便の自覚がない商品(楽しさが主役のもの)には合いません。また、不快感をあおりすぎると誇大・不安訴求に寄ってしまうので、健康・医療系のテーマでは特に慎重に使う型です。

無料で出す範囲と、有料部分の境目

ここまでの内容で、ネガティブ訴求の考え方と作り方は一通り伝わるはずです。まずは自分の商品で1本、試しに書いてみてください。

有料資料「ショート動画の台本テンプレート|4つの訴求パターンで作る動画の型」(PDF・2,500円)に入っているのは、次の部分です。

・残り3パターン(感情爆発/短期的快楽/常識破壊)の骨格・使いどころ・記入例

・パターンごとの記入シート(空欄を埋めるだけで初稿が作れる形式)

・パターンの選び方と、混ぜるときの注意

・カバー設計シート(レイアウトの考え方と、文字を実測で合わせるルール)

・投稿前チェックリスト(事実・価格・表記を投稿直前に確認する項目)

・台本から書き出しまでの制作フロー

「考え方だけ分かれば十分」という方は、この記事の範囲で足ります。毎回の制作をシートで回したい方、残りの型もそろえたい方は、型パックをご覧ください。

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