人事の工数 “ゼロ” に。「ココナラアシスト」が支えた採用体制の立ち上げ

「学びたい。でも何から始めていいか分からない」「スキルはあるのに案件に参画できない」──。そんな悩みを抱えるエンジニアのキャリア課題に正面から向き合うのが2024年創業のスタートアップ、Engineer Hub株式会社です。同社は学習プラットフォームの提供から案件紹介、継続支援、コミュニティ運営までを一貫して手がけ、「自走できるエンジニア」を育てる仕組みづくりを推進しています。 

この挑戦の背景には、代表の佐藤裕介氏自身が50以上の現場でフリーランスエンジニアとして活躍してきた実体験がありました。個人で稼ぐことにとどまらず、次世代エンジニアに「再現可能なキャリアの道筋」を示したい──。そんな思いが、事業の源にあります。 

今回は同社のビジョンと実践、そして創業期に人事採用の即戦力として導入した「ココナラアシスト」活用についてお伺いしました。「信頼できる業務委託人材との出会いが、事業の加速につながった」と語る同氏の言葉には、スタートアップにこそ必要な外部人材活用のヒントが詰まっています。

目次

エンジニアのキャリアに寄り添う学習プラットフォームとは?

Engineer Hub株式会社 代表取締役 佐藤裕介さん

まずは貴社の事業概要について教えてください。

現在、当社では三つの柱を軸に事業を展開しています。第一に「スクール事業」。単なる教材提供ではなく、「どの順序で、何を学べば、どういう現場に入れるのか」までを明示したオンライン学習プラットフォームを提供しています。エンジニア初心者の方がいきなり現場に入るのは難しいのですが、その間を伴走できる設計をしたかったんです。

第二が「案件紹介・継続サポート事業」。エンジニアが継続して案件を受け続けられるように、学習記録やポートフォリオの整備、書類作成支援までをプラットフォーム上で提供しています。そして最後が「コミュニティ事業」。エンジニア同士が学び合ったり、有識者に相談できたりする環境をつくっています。税務や起業相談など、フリーランスならではの悩みにも応えられる空間を目指しています。

エンジニア教育と案件紹介の両方を扱う企業は少ない印象です。

おっしゃる通りで、学びと実務経験が分断されてしまうケースが多いと感じていました。私はフリーランスとして現場で50以上のプロジェクトに参画してきましたが、「この人、スキルはあるのにマッチする案件に参画できていないな」という方を何人も見てきましたし、企業側の視点から見ると「採用したがうまくワークしていない」というケースも肌で感じていました。

一方で確実にニーズはあり、「現場で通用する」力をちゃんと育てれば、安定して案件に入り続けられる人材になれるはずで、そこまで支援できるのが当社の強みです。

このようなサービスを始めようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

一言で言えば、「かつての自分が欲しかった環境をつくりたかった」からです。私は勉強すること自体は好きなのですが、一方で世の中には出回っている情報が多すぎて、どの順で学べば良いか分からず迷子になってしまったことがありました。

このような経験から、技術書やチュートリアルを読むだけでなく、まずは「それがどこで役立つのか」「案件ではどう使われるのか」まで深く理解し、自立できる人材を育成したいと考えています。

また、エンジニアはキャリアが属人的になりやすい職種ですし、運や人脈に左右されることも多くあります。そうではなく、誰もが「地に足のついた成長」を遂げられるようにするためのインフラづくりとして法人化し、チームで支援できる仕組みにしていこうと決めました。

ココナラアシストで出会った「先回りするプロ人材

そんな中、ココナラアシストを導入された背景を教えてください。

起業当初は私一人だったので、最初はとある外部プラットフォームを通じて週末のみ稼働してくれるような方に個別業務を依頼していました。ただ、稼働実態と請求内容が合わないトラブルがあって……。その経験から「信頼できる人にしっかりと任せたい」と強く思うようになり、自社での採用を行うためにまずは人事体制を整えようと考えました。

そこで思い出したのが、長年利用してきたココナラだったんです。実は以前からロゴや書類レビュー、WordPressのサイト構築などで何度も依頼していて、対応の質も高く信頼感を持っていました。そのココナラに「ココナラアシスト」というオンラインのアシスタント紹介サービスがあると知り、「これを試してみよう」と考えました。

相談してから稼働者の決定までの流れについて教えてください

担当の方に希望するスキルや稼働時間、業務内容をお伝えしたところ、すぐに数名ご紹介いただけました。その中に、まさに「この人」と思う方がいらっしゃったんです。経歴書を拝見した時点で、エンジニア採用を含む豊富な人事経験をお持ちであることが一目でわかりましたし、実際にお話しした時の印象も非常に柔らかく、安心感がありました。

ご紹介から稼働開始まで、1カ月もかからなかったと思います。「探す手間」「教育する手間」もほとんどなく、スムーズにチームに入っていただけたのはとてもありがたかったですね。

実際に依頼している業務や、印象に残ったエピソードなどを教えてください

主にお願いしているのは募集要項の作成や候補者との日程調整、そして面談の実施です。当社の社員・業務委託メンバーの採用や、当社がクライアント企業に紹介するエンジニアとの面談に当たってもらっていますが、特にありがたいのは、先回りして対応してくれることです。例えば、自発的に募集要項に対して「この内容だと候補者とミスマッチが起きやすい」とフィードバックをくれたんです。書き方を調整したところ、実際に応募数や応募者の質が上がりました。こういった「言われたことだけやるのではなく、先回りして提案してくれる姿勢」は、まさにプロだなと感じました。

さらに印象的だったのが、「変化をポジティブに受け止める力」があることです。スタートアップが取り巻く環境は内外含め日々変わっていきます。そのような環境をポジティブに捉えて、自分から工夫して進めてくれている姿勢には本当に感謝しています。

「信頼できる外部人材」が、スタートアップの成長エンジンになる

業務委託という働き方に対する評価がとても高いですね

今の正直な実感として、「すべてを正社員でまかなう必然性は本当にあるのか?」と感じることが多くなっています。というのも、業務委託で関わってくださる方々は、限られた時間の中で成果を最大化するという「プロとしての意識」が圧倒的に高いんです。立ち上がりも非常に早く、指示が細かくなくても自ら考えて動いてくださる方が多いので、オンボーディングの負担が本当に少ないです。

今回参画いただいた稼働者さんに関しては、面談の設計から実行、振り返りまで一手に担ってくれており、社内での人事業務の稼働時間は「実質ゼロ」になったと言っても過言ではありません。その分プロダクト開発や営業など、本来集中すべき領域にリソースを全振りできるようになりました。結果として、組織全体としての業務効率も、明らかに変わった実感があります。

今後、ほかの分野でも外部人材の活用を検討されていますか?

すでに具体的に動き出しているところもあります。たとえば営業や財務といった、経営に直結するようなポジションにも業務委託人材の活用を広げていきたいと考えています。

スタートアップにとって、キャッシュやリソースは限られたもの。その中で「最小限のコストで、最大限の成果を出す」には、こうした柔軟で戦略的な人材活用は欠かせない選択肢だと強く感じています。

ありがとうございます。
最後に、外部人材活用を検討している皆さんへメッセージをお願いします

「外部人材=一時的なリソース補填」と考えている方が多いかもしれませんが、私の経験上、それは大きな誤解です。むしろ業務委託だからこそ、柔軟でありながら高い専門性を持ち、組織に長く・深く貢献してくれる存在になり得る。実際、今当社で活躍している方は、まさにそうした「チームの核」になっています。

特にスタートアップやスモールチームでは、「限られた人手でどれだけ成果を出せるか」が命題になります。だからこそ、信頼できる外部人材と早期に出会い、共に走る体制を整えることが、成長のエンジンになる。それが、ココナラアシストのような仕組みを通じて実現できる時代だと思っています。

Engineers Hub株式会社
設立   :2024年3月29日
事業内容 :スクール事業、案件紹介・継続サポート事業、コミュニティ事業
公式サイト: https://engineers-hub-ltd.net/

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