「頼れる人が外にいる」。多くの企業を支える、「業務ツールのかかりつけ医」/ ACCESS開発・はこにわガジェット 

マイクロソフトACCESS(アクセス)というソフトをご存じですか?データベースとフォームを組み合わせた業務アプリケーション作成ツールで、エクセルでは対応しきれない処理や帳票作成を効率的に行えることから、長年にわたって多くの企業で活用されてきました。 

一方で、開発や保守には知識が求められ、担当者が異動や退職などで不在になると更新できなくなってしまうケースも少なくありません。そんなACCESSを使った業務ツールの「かかりつけ医」として、ココナラスキルマーケット(以下「ココナラ」)を通じて数多くの依頼を受けてきたのが、はこにわガジェットさん。普段はある企業の正社員として経営企画に従事しながら、副業で多くの企業のサポートを行っています。 

なぜこのような働き方を選んだのか。そして、どのようにして「頼られる存在」となったのか。今回ははこにわガジェットさんの仕事観やサービス開発の裏側、リピーターに選ばれる理由などを伺いました。 

目次

それぞれの会社の「足りない分野」に対処しながら、幅広いスキルを習得

本日はよろしくお願いします。まずはこれまでのお仕事について教えてください。 

大学卒業後、パソコン販売店で店長として働き始めました。その後、いくつかの会社を渡り歩きながらエンジニア、マーケター、営業企画と、職種も業界も幅広く経験してきました。 

現在はIT企業の経営企画として働きながら、ココナラを活用して副業でも活動しています。 

とても幅広いポジションで働かれた経験をお持ちなのですね!

意図してこのような形になったわけではないのですが、振り返ってみると、自分はひとつの分野を極めるというよりも、「常に80点くらいでこなせるタイプ」なのかなと感じています。現場でちゃんと役立つ仕組みを作って、次に進む。そういう柔軟さが、自分のスタイルになっているのかもしれません。 

ですので、どの会社でも「誰も担当がいない」「ちょっと厄介そうだ」といった業務を引き受けることが多かったですね。やってみると、そういう業務にこそおもしろさがあると感じるようになりました。 

「スキルを売る」という、新しい副業の形との出会い 

はこにわガジェットさんのココナラプロフィール

ココナラを通じて副業を始めたきっかけを教えてください。

ある時、テレビ番組を見て知ったのがココナラでした。それまでもオークションサイトなどを使っての物販はやったことがあったのですが、物販だと仕入れて売るだけなので付加価値をつけることが難しいんです。 

スキルや知識、経験であれば、自分だけの「世界に一つしかないサービス」を作れるのではと感じ、チャレンジしてみようと決めました。 

ココナラでは、どんなサービスから出品を始めたのでしょうか? 

最初はプレゼン資料の添削でした。当時登壇する機会が多かったので、資料を作成することもよくあり、アドバイスができるのではと考えたのです。ただ、出品したものの全く売れなくて、しばらく忘れていました(笑)。 

ただ半年ほど経ったとき、仕事のお昼休みに外に出た時に初めての依頼が入ってスマホに通知が来たんです。とてもびっくりしましたが、「誰かに認められた」という喜びが生まれたのを今でも覚えています。 

半年越しの受注はうれしいですよね!その後、現在のメインであるACCESS関連のサービスに広げていった理由についても教えてください。

当時は名前が違いましたが、「公開募集(現在のココナラ募集)」を見ていたときに、「ACCESSで作られた業務ツールの修正」という求人案件を見つけました。

経験のある業務でしたし、これまで対応していたプレゼン資料の添削などの金額が500円から数千円だった中、この業務は4万円と金額も大きかったので、こちらを真剣に取り組んでみようと考えたのです。 

現在は、どのような内容を主に対応されているのでしょうか? 

「ACCESS利用の個人レッスン」「ACCESSを使った業務支援ツールの修正」がメインになっています。特に多いのが「修正」です。当時の開発担当者が退職していて設計書もなく、何がどうなっているのか誰も分からない……というようなケースで依頼が入ります。ただ、そういう“置き去りになったシステム”ほど、企業の業務に深く関わっている重要なツールだったりするんです。 

ACCESSは開発者ごとの癖も強くて、解析も一筋縄ではいきません。でも逆に、それを解読して整理し、再び使える状態にすることで、現場の業務が一気に改善することもあります。そんな瞬間に立ち会えるのは、やりがいがありますね。 

どのような方からのご依頼が多いですか? 

10名以下の小規模な企業からの依頼が多く、IT専任者がいない現場がほとんどです。そういった企業にとっては、外部に頼れる人がいるだけでも安心材料になるのではないでしょうか。 

おもしろいのは、海外からの依頼もあることです。これまではアメリカやフランス、香港などから依頼がありました。世界中からの依頼が来て、「ココナラってすごい!」と思いました(笑)。 

幅広く学んだ知識や経験を生かした「話せるエンジニア」であることが強み

お客様とのやりとりで心がけていることはありますか?

私の仕事は「システムを通じてお客さまの業務を便利にする」ことだと考えています。ですから、依頼内容だけを機械的に処理するのではなく、「もしかしたらここで困っているんじゃないか」「言語化されていないけど、こうすればもっと良くなるのでは」といった点を想像しながら、対話を重ねるようにしています。 

正直、窓口になる担当の方が、ITの知識に精通しているケースはあまり多くありません。一方で、現場の業務についてはしっかりと熟知しています。 

たとえば「この業務フローをこう変えたい」といった話を聞いたとき、それをどうやってシステム側で実現するかは、私側で考えるべきことだと思っています。「その目的なら、こういう構造にすればもっとスムーズに動くのでは」といったように、システムの裏側でベストな解を出していく。それが私の役割です。 

だからこそ、業務の背景や課題をきちんと理解し、その本質に合った「便利なかたち」でお返しすることを常に意識しています。 

IT以外の職種の方々とやり取りされるなかで、意識されていることはありますか? 

私は純エンジニアというわけではないので、プログラミングスキルだけで見れば、私より優れた方はたくさんいます。ですが、私が重視しているのは 要件定義力と業務理解の力です。 

お客さまが「こういうことをしたい」と話されたときに、それを的確に理解し、最適なシステムとして形にする。そのためには、これまでに私が蓄積してきたプレゼンテーションスキルや中小企業診断士としての知識、業務全体を捉える視点が活きていると感じています。 

たとえばデザイナーの方も、スキルだけでなく“伝え方”や“聞き取り力”がなければ続かないですよね。ココナラで人気となっている出品者の多くは、コミュニケーション力も含めて信頼を得ているのだと思います。 

ありがとうございます。それでは最後にココナラでの依頼を検討している方へメッセージをお願いします。 

ACCESSのような業務ツールは、一度作られたら終わりではなく、使い続ける中での不具合修正や機能追加が必要になります。ですが、担当者の異動や退職などで、社内で手を加えられず“置き去り”になってしまうケースは少なくありません。 

そうした場面で、「誰かに頼れる」「相談できる」という安心感が、業務を止めない力になると信じています。私は、ツールの中身を読み解き、業務の背景を理解したうえで、現場にとって本当に必要なかたちで再生・修正していくことを得意としています。 

専門用語をできるだけ使わず、丁寧にお話を伺いながら一緒に最適な方法を探していきます。「これって頼んでもいいのかな?」と迷うような小さなご相談でも構いません。必要なときに、必要なだけ頼れる「業務ツールのかかりつけ医」として、皆さんの業務に寄り添っていけたらうれしいです。 

ACCESS開発 プレゼン支援 コンサル / はこにわガジェット

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