苦手だったはずのYouTubeが、会社の未来を変えた〜日本初の仲買社長YouTuberが語る「銀チャンネル」とココナラアシストの魅力

大阪中央卸売市場で水産仲卸業を展開する株式会社タカショク。飲食、フランチャイズ、ネット通販など事業を拡大し続ける同社の次なる挑戦は「YouTubeによる発信」でした。

同社の高田亜土無社長自らが出演する「銀チャンネル」は、水産業界や飲食業界に根強く残る“キツイ”“古い”といったイメージを打破し、現場の魅力や会社の人間味を届けています。そんな動画広報の裏側には、オンラインのアシスタントサービス「ココナラアシスト」を活用した“外部パートナーとの協業”がありました。 

目次

「発信は苦手。でも変わりたい」社長の決断

代表取締役 高田亜土無さん

株式会社タカショクの事業について教えてください。

水産仲卸業を中心に、飲食業や業務用通販を展開しています。大阪府中央卸売市場で5店舗を構え、鮮魚から干物、冷凍物まで幅広い水産物を取り扱っており、飲食では「仲買直営 銀蔵」を直営・フランチャイズ合わせて4店舗、またオンラインショップなども展開しています。

私自身は、最初フィットネストレーナーとしてスポーツ業界に関わっており、さまざまなスポーツ選手を見ていたのですが、その中で現在も活躍するプロゴルファーとともにロサンゼルスに滞在していたこともあります。その滞在費用を稼ぐために始めたのが市場でのアルバイトだったのですが、「この業界はまだまだ伸びる」と感じたこと、また32歳の時に独立する機会を得ることができ、今に至ります。異業種からの転身だったからこそ、固定観念にとらわれずに挑戦を続けてこられたと思っています。 

YouTube「銀チャンネル」を始めたきっかけは何だったのでしょうか? 

業界の印象をもっとポジティブに変えたいと思ったからです。水産業も飲食業も「きつい・汚い・危険」の3Kで見られがちですが、実際の現場は活気にあふれていて、若い社員たちも前向きに仕事に取り組んでいます。そのリアルを可視化したかったんです。 

また、動画を発信することで全国の同業者やお客さまと繋がることもできますし、社風を伝えられれば、会社にフィットする人と出会いやすくなると思ったのも理由です。未経験でしたし、自分が出るのは恥ずかしかったですが、「これからはSNSをやらな損や」と腹を括りました。 

高田社長のYoutube「銀チャンネル-GIN CHANNEL-」

苦手だった情報発信に、なぜ踏み切れたのでしょう?

正直、最初は「自分には無理」と思っていました。でも、「苦手やからこそ挑戦すべきや」と切り替えたんです。やってみたら案外できるし、何より社外の人や取引先から反応が返ってくるのがうれしいですね。 

今では自分でテーマを考えて撮影に臨んでいます。実はこの業界に入る前は朝が苦手で、飲食業にもあまり良いイメージはありませんでした。ですが、そういったことでも思い切ってチャレンジしたことで、結果として「嫌なことや苦手なこと=できない」ではないということを実感しています。 

『ココナラアシスト』との出会いが、“チームづくり”の始まりに 

当社サービスはどのように知りましたか?

YouTubeを始めた当初は、知り合いに紹介してもらった編集者に依頼していました。しかし、やりとりの中でフィーリングが合わなかったり、納品クオリティに納得がいかなかったりして、「このままじゃ満足いく情報発信は続けられへんな」と感じたんです。 

私自身、スキルアップのために東京で半年ほどYouTubeマーケティングの勉強をしていたのですが、その時の講師から「ココナラというフリーランスに仕事を頼めるサービスがある」と教えてもらい、試しに登録しました。継続的に仕事の依頼をしたかったので、エージェントサービスの『ココナラアシスト』を通じて人を紹介してもらったのですが、営業担当の方が間に入ってくれるので、初めての外注でも安心して相談できました。 

現在の編集パートナーとの出会いについて教えてください。

依頼したい仕事の内容を営業担当に伝えてから、候補者を7名ほど出していただいて、プロフィールを何度も読み込みました。その中で、一番細かく、詳しく書かれていたのが現在のパートナーです。面談時のフィーリングも非常に合い、直感的に「この人しかおらん」と思いました。 

やり取りはどのように進めていますか?

実は契約直後の1カ月間は、動画制作の依頼はしなかったんです。「作らなくていいから、僕とミーティングをしてください」とお願いしました。徹底的に会話を重ねることで、僕の想いや、目指したい方向性の意識を合わせていきました。

現在は僕が構成の大枠を考えて、撮影をした素材をパートナーさんに共有し、必要に応じてオンラインで打ち合わせをしながら編集に入ってもらっています。 

お互いのことを理解できる時間を設けたことで、最初から修正がほとんどいらないくらい、完成度の高いものを納品してもらえています。まるで社内チームの一員のように、伴走してくれている感覚で、満足度120%です!

「効果がでる」から「信頼が生まれる」へ 

銀チャンネル 「【魚屋の時代】」大阪の中央卸売市場で一代目の仲卸会社がかなり非常識な理由」 より抜粋

YouTube「銀チャンネル」の反響や、実際のビジネス効果はいかがですか?

とても感じています。例えば、投稿したショート動画が10万回以上再生されて、それを見た企業から直接「取引したい」と連絡が来たこともあります。

また、採用においても「チャンネルを見て雰囲気がよさそうだった」と応募してくれる人が出てきたり、YouTubeがきっかけでテレビ取材が入ったりするなど、波及効果も大きいです。動画一本が、会社の「名刺代わり」になる時代なんだなと実感しています。

編集者との信頼関係も深まっているようですね。 

今では僕が何を伝えたいかを汲み取って、期待以上の形に仕上げてくれる最高のパートナーです。細かい指示がなくても感性で汲み取ってくれますし、僕が「これを入れてほしい」と言っても、「社長、それは意味が伝わらないので消しました」とはっきり言ってくれる(笑)。信頼できる人に出会えたなと感謝しています。

そうやって妥協なく、より良い形を追求してくれる姿勢がとてもうれしいです。家族や社員が見ても、気持ちよく受け取れる動画に仕上げてくれる。こういう人と組めると、発信そのものが楽しくなりますね。 

『ココナラアシスト』のような外部パートナーと組むことのメリットについて教えてください。 

中小企業って、人も時間も足りない中でも全部自分たちでやろうとしがちですし、誰かに頼る方法がわからないことも多いと思います。しかし、経験を通してプロに任せたほうが早いし、クオリティも段違いだということを実感しました。僕も最初は「外部に頼るのは不安」と思っていましたが、実際にやってみたら全くの杞憂に終わりました。 

ココナラアシストを通じての依頼は顔が見えますし、営業担当も間に入ってくれるからトラブルが起きにくいことも安心できる理由になっています。 

「自社にない機能を伝う」プロを仲間にする発想で会社は変わる

これからの展望や、外部に期待することはありますか?

動画以外にも、会社の理念やルールブックを可視化したいと考えています。就業規則やOJTマニュアル、社員教育用の資料など、作りたいものは山ほどあります。ただ、社内にその機能がありません。だったら、そこも外部のプロにお願いしたほうがいいんじゃないかと考えています。 

最後に、外部パートナーの活用を検討している企業へのメッセージをお願いします。 

自分でやったほうが早いと思っていた僕が、ここまで外注に助けられるとは思っていませんでした。でも、今ならはっきりと「苦手なことは、信頼できる人に任せたほうが、早くてうまくいく」と言えます。 

オンラインサービスにはなりますが、ココナラアシストには温かさを感じますし、ちゃんと“人と人”の関係性を築ける仕組みがあります。スキルだけじゃなくて、人間的に合う人に出会えたら、それが一番の財産やと思います。 

株式会社タカショク
設立   :2006年7月 
事業内容 :大阪府中央卸売市場 水産仲卸業(塩干・鮮魚・原料販売)、仲買直営スタイル飲食店『銀蔵』直営とFC事業、海産物オンライン販売 
公式サイト: https://osaka-takashoku.co.jp/ 

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