食品メーカーとしての最年少上場を目指す食品ベンチャーを支える「外部の力」

本物の豚骨を使った調味料ブランド「TONGARI(とんがり)」を立ち上げ、セブン-イレブンやイトーヨーカドーをはじめ全国に販路を広げる株式会社YOKOYAMA。同社は、大学在学中に創業した若き起業家・横山淳一氏がゼロから商品を開発し、自らの足で大手流通との商談を重ね、現在では計2000店鋪以上への出荷を実現した急成長スタートアップです。 

二郎系ラーメンから着想を得た“本物の豚骨スープ”にこだわり、OEM先探しや販路開拓など数々の高いハードルを越えてきた横山氏。そんな“全て自分でやる”スタンスのスタートアップ経営者が積極的に外部の力を借りる領域があるといいます。それが、POPやパッケージ、営業資料など、ブランドを「魅せる」ためのクリエイティブ領域。

今回は同社がなぜココナラスキルマーケット(以下「ココナラ」)を活用するのか、どのような依頼をしているのか、そして今後の事業構想とココナラへの期待について詳しく伺いました。 

目次

事業の立ち上げから全国展開まで、ゼロから切り拓いた食品スタートアップの挑戦

本日はよろしくお願いします。まずは貴社の事業概要を教えてください。

当社は調味料ブランド「TONGARI」を中心に、家庭向けの調味料・ラーメンキットなどを展開しています。「二郎系ラーメンの味を家庭で簡単に楽しめるようにしたい」という思いから商品開発をスタートしました。 

創業は2021年。私自身、大学在学中に営業代行業を起業していたのですが、仕事を続けるうちに「自分自身が本当にいいと思える商品を、自分の手で広めたい」という思いが芽生えてきました。そこで新たな会社を立ち上げて1から自分でレシピを考案、OEM先を探し、クラウドファンディングで初期の販売検証を実施。そこからの営業、販路開拓、物流体制の構築まですべて一人で手がけてきました。 

かなり異色のキャリアを経て食品業界に参入されたんですね。

大学在学中がちょうどコロナ禍で、時間を持て余していたこともあり、決済システムの新規加盟募集のアルバイトをしていました。そこでの成績が良かったこともありお金も貯まってきたので、「自分で営業代理店を作った方が稼げるのではないか?」と考えたのです。もともと起業思考もあったため、友人を誘って会社を立ち上げました。 

ただ、自分自身で営業はできても、それを会社のノウハウとしてフォーマット化させることは難しく、事業として成立させることはできませんでした。そのような中で自分の好きなことや得意なことを棚卸した時に、料理が好きで、味覚には多少自信があることが思い浮かびました。「自分がおいしいと思えるものを世に広めるための営業であればすぐにできるのでは?」と考え、そこに賭けることにしました。 

なぜ、「豚骨を使った調味料」だったのですか?

自分だけでなく、多くの人が好きなものは何か?と考え、思いついたのが「二郎系ラーメン」でした。二郎系ラーメンは、一部では“宗教的”とも言われるほど熱狂的なファンがいるジャンル。家庭でも味わえるよう再現できれば、そのファンに向けてアピールできると考えたのです。 

一方で「本物の豚骨スープを使用する」という当社のコンセプトを実現している企業はこれまでにはなく、製造面でも難易度が高いため多くのOEM先に断られました。それでもあきらめずに30社以上と交渉し、ようやく製造先を確保することができました。 

クラウドファンディングを通じての販売から徐々に販路を広げ、現在ではイトーヨーカドーやロピア、ドン・キホーテなど全国の量販店2000店舗以上に並び、amazonやTikTokショップでの販売も行なっています。社員数はわずか3名ながら、数万本単位の出荷にも対応できるオペレーション体制を整えています。 

「魅せる」部分は外部のスキルを活用することを選択

そんな“何でも一人でやる”スタイルのなかで、ココナラはどのように活用されているのでしょうか?

きっかけは、スタートアップ仲間から「すごく便利だよ」と教えてもらったことでした。当社は制作系の専門スキルを持ったメンバーはいません。しかし、営業資料やパッケージデザイン、店舗用POPなどを活用した「魅せ方」は絶対に必要になります。 

一方で社内にデザイナーを抱えるにはコストも高くなりますし、依頼が毎月あるわけでもありません。ゼロイチの構成やデザインは外部に任せた方が早いし、プロに頼めるのでクオリティも高い。その意味で、ココナラはちょうどいいのではと感じました。 

実際にはどんな業務を依頼されていますか

営業資料や資金調達用のプレゼン資料、POPなど販促物のデザイン、さらには3Dプリンターを活用しての試作品まで多岐にわたります。 

営業資料は僕が叩き台をつくって、それをもとにAIで整理し、仕上げをココナラのクリエイターさんに依頼しています。また販促物に関してはリピートしているデザイナーさんがいるのですが、イメージと要素を伝えるだけで、驚くほどスムーズに、想像していた以上のクオリティで納品してくれます。これまでデザインで最も重要なロゴやパッケージデザインは旧知のデザイナーさんに依頼していましたが、新たに空港で販売を予定している油そばキットのパッケージはココナラを通じて任せることにしました。 

ココナラで依頼した、油そばキットのパッケージ

コスト面など、クオリティ以外での感想があれば教えてください。

この業界って、本当に「薄利多売」の商売なんですよ。ですので、営業に関しては今まで一度も人の紹介を通じて繋げてもらうことなどはせず、全て自分たちの足で交渉し、獲得してきました。 

「できるところは自分でやる」方針はクリエイティブ領域でも同様です。ココナラを使う場合、依頼する内容はある程度自身で整理する必要があります。ただ、それを自分たちで取り組むことで、専門業者であれば何倍もコストがかかるところを、非常にリーズナブルな価格とスピードで実現できました。使用感も含め、とても満足しています。 

ココナラを有効活用しながら、目指すは「食品メーカーとしての最年少上場

今後さらに事業が拡大していく中でも、ココナラの利用は継続されるご予定ですか? 

はい、もちろん使い続けますし、むしろ依頼する案件数は増えていくと思います。今後大きくスケールしても、デザイナーを社内に抱えるつもりはありません。プロフェッショナルと柔軟に組める環境があるのに、固定コストを抱える必要はないと思っているためです。 

現在はクリエイティブ領域が中心ですが、バックオフィスなどほかの業務に関しても、適切なタイミングで外注を検討できればと考えています。 

ありがとうございます。
最後に今後の目標と、ココナラの利用を検討されている方へのメッセージをお願いします。

より多くの人にTONGARIを楽しんでいただきたいので、今後は市場を海外まで広げていくことを視野に入れています。現在では海外でもとんこつラーメンが人気となってきているので、チャンスは大きいと考えています。そして、最年少で上場することを目指していきます。 

そのためにも、自分たちの力を精一杯発揮しながら、自分たちにできないことは積極的に外部の力を活用していきたいです。ココナラの一番の魅力は“都度必要なスキルを、必要なタイミングで借りられる”という点です。ココナラのような仕組みがあるからこそ、僕らはスピード感を持って商品を世に出せていると感じています。 

スタートアップが、全ての仕事を社内でまかなおうとすると動きが鈍くなってしまいます。自分たちでできること、やるべきことを見極めながら、できないことはどんどん外部の力を使っていきましょう! 

株式会社YOKOYAMA
設立   :2022年1月11日 
事業内容 :食品の卸売業、加工食品の企画・販売 
公式サイト: https://yokoyama-foods.com/index.html

ご利用サービス

目次