斬新な企画を生み出し続ける「日本一の大観覧車」の集客を支えたココナラ活用術とは? 

「フォトスタジオ観覧車」「地獄のゾンビ観覧車」「天空のこたつ観覧車」など、タイトルを聞くだけでも興味が湧いてくる企画を提案し続け、国内外問わず多くの利用者を魅了し続けている大観覧車「OSAKA WHEEL(オオサカホイール)」。毎月のように生み出される新しいイベントへの集客に、実はココナラも一役買っていたようです。 

今回は企画の生みの親であり、PR活動も同時に手がけるEXPO観覧車合同会社ゼネラルマネージャーの三輪武志さんに、ココナラを活用することになったきっかけや使い方のコツなどについてお伺いしました。 

目次

「また来たくなる観覧車」を目指し、ほかにはない斬新な企画を実施 

EXPO観覧車合同会社 ゼネラルマネージャー 三輪武志さん

本日はよろしくお願いします。まず御社の事業内容について教えてください

大阪府吹田市にある、高さ日本一(123m)、全72基を誇る大観覧車「オオサカホイール」を運営している会社です。観覧車運営のみを事業としているのはおそらく当社のみではないかと思います。日本一の高さは一番の売りですが、それ以外にも年間を通して「数多くの企画・イベントを実施する観覧車」であることが大きな特徴になっています。 

日本一の高さを誇る、オオサカホイール頂上からの景色

観覧車から見る景色は魅力的ですが、一度乗ると満足して、再訪するきっかけがなかなかないのもまた事実です。そこで私たちは新しい企画を次々と生み出し、景色に+αの価値を付けて提供することで、二度三度訪れたくなる観覧車を目指しています。 

乗車中、景色以外も合わせて楽しむという発想はとてもおもしろいですね!
企画はどのようなものを実施されているのですか? 

年間を通してかなりの頻度で企画を実施しています。最近だと観覧車の中に一眼レフカメラを設置し、お好きなタイミングの景色をバックに写真を撮ることができる「フォトスタジオ観覧車」や、あえて観覧車の中で密室状態を作り、18分間の搭乗時間内に謎解きをしてもらう「18分探偵と密室ゴンドラの謎」などを企画しました。 

また冬の人気企画としては、ゴンドラ内にこたつを用意し、おでん缶と熱燗を楽しむことのできる「天空のこたつ観覧車」があります。こちらは今年の冬も3回目の実施を予定していますが、過去開催した際は国内だけでなく、日本文化を楽しみたい海外からの旅行者の方にも多く来ていただけた人気の企画となっています。 

デザインからキャッチコピーの考案、動画制作まで。クリエイティブ領域でココナラをフル活用 

ココナラで発注した「夏のランタン祭り」のポスター

お話を聞くだけで魅力的な企画ですね!
それらの集客のためにココナラをご利用いただいたとのことですが、活用のきっかけや内容などについて教えてください

基本的に告知はプレスリリースや公式SNSを活用するとともに、隣接しているららぽーとEXPOCITY内でのポスター掲示などで行なっています。 

その際に発生するデザインに関して、以前は外部の制作会社を使っていたのですが、私が入社した5年ほど前から企画をどんどん実行することになりまして(笑)、外注コストがかなりかさむようになってきてしまったのです。 

そこでもう少しライトに対応してもらえるところを調べていたところ、ココナラなどいくつかのサービスがヒットしたのです。当初は案件を告知して応募者を募る「募集型」の他社サービスも使ってみたのですが、募集をかけて提案が来てから検討するのでスピード感に欠けていたことと、どのような提案が来るかは来てみないと分からないというところに不安定さを感じていました。 

一方、ココナラはEC型でさまざまなサービスが出品されており、かつポートフォリオなどを見ることでイメージが湧きやすく、企画にマッチしそうな方を選んで私から打診し、コミュニケーションが取れるので相性がいいのではと考え、利用することにしたのです。 

具体的にはどのようなことに利用しているのでしょうか?

集客にまつわるかなりの範囲で利用しています!例えばプレスリリースのサムネイル画像作成や原稿のリライト、ポスターのデザインはもちろんのこと、キャッチコピーの考案、動画制作などです。クリエイティブに関わる業務ではまずココナラを見る、というのが習慣になっています。 

それらのサービスは多くの出品がありますが、どのように選んでいるのでしょうか?

まずは出品内容とポートフォリオを見て、その時の企画に合いそうだなと感じたサービスをいくつかピックアップします。その上で見積もり段階のレスポンスの早さや印象などを踏まえて選定し、実際に発注するようにしています。 

事前に依頼事項を「具体化」することが、求めるクオリティを実現するためのコツ 

デザインのイメージを伝えるのは意外と難しいと思うのですが、どのように行なっているのでしょうか?

ココナラはオンライン上でのコミュニケーションになるので、極力具体的に伝えることを心がけています。まず企画の趣旨をテキストで丁寧に伝えるとともに、参考になるページや画像を添えるなど、事前にイメージのすり合わせができるようにしています。 

当社の企画は内容によってテーマの差が出てきますので、その時のコンセプトによってデザイナーさんを選定しています。さまざまなデザイナーさんを一覧できて選べるのもココナラの良さだと感じています。 

一方、年間を通して行なっている企画については、イメージの統一感を図るため継続して1名のデザイナーさんに複数回発注しています。先ほどご紹介した「天空のこたつ観覧車」は春夏秋冬をコンセプトとした年間企画の一つなのですが、この企画では「家族」をコンセプトとしています。昭和レトロをモチーフとし、家族団らんのシーンを描いたポスターを制作いただいたのですが、非常に好評でした。 

ココナラで発注した「天空のこたつ観覧車」のポスター

実際の成果物に対する感想を教えてください

年間を通してかなりの企画が進行するので、それに伴って短い納期でお願いするケースが多く発生してしまいますが、これまで利用させていただいた中ではいずれも非常に早く、要望に沿った形でデザインいただけているのでとても満足しています。

10回以上ご利用いただいている三輪さんの、ココナラを上手に使うコツについて教えてください

デザイン制作会社の強みは、コンセプトやテーマがまとまっていない段階から入ってもらい、おぼろげにイメージしていることを可視化し、整理してもらえること、また複数案提示いただけるところと考えています。そのため、企画自体から考える際は初めから制作会社に入っていただき、一緒に考えてもらうようにしています。 

一方ココナラで発注する際に心がけているのは、事前にある程度コンセプトやテーマ、デザインの方向性、着地のビジュアルイメージを描くことです。それによってデザイナーとのコミュニケーションも円滑になりますし、求めているスピード感、クオリティをキープするためにも必要なことであると考えています。少し努力をする必要はありますが、その分コストパフォーマンスも良くなりますし、満足度も高まります。また、何より「考える」ステップがあることで、自分自身の頭の中の整理やスキルアップにつながることも大きなメリットであると考えています。今は私以外の運営メンバーにもトライしてもらうようにしており、会社全体としての成長に繋げられればと考えています。 

ありがとうございます。それでは最後にメッセージをお願いします

私はコロナ禍の数年前に入社をしたのですが、おかげさまで現在では年間約35万人以上の方にご来場いただけるようになりました。これからも「新しい観覧車像」を作るためにさまざまな魅力ある企画を考え、実施していきたいと思いますので、来阪の際はぜひ一度ご体験ください!

EXPO観覧車合同会社
設立   :2012年11月 
事業内容 : 日本一の大観覧車OSAKA WHEEL(オオサカホイール)の運営 
公式サイト: https://osaka-wheel.com/  

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