外部人材は「精神安定的」存在。社員の稼働できない夕方〜夜間帯を効果的に活用し、残業削減にもつながった。

労働人口減少に加え、求めるスキルの高度化・細分化などにより、良い人材の獲得は多くの企業にとって非常に重要なテーマとなっています。そのなかで、求人広告という形でさまざまな企業の採用をサポートしているのが名古屋に本社を構える株式会社アクセス（アクセス社）。「人と企業にマインドウェア」という経営理念を掲げ、クライアントの人事部に代わって採用に関わるという意識でプロジェクトに取り組んでいます。 

年々増え続ける求人広告制作のオーダーに応えるため、アクセス社が活用したのは「ココナラアシスト」。アルバイト、外部パートナーにも「当社の理念を理解・共感いただき、社員と同じ目線で仕事に取り組んでもらいたい」と語る同社の人材育成・採用担当の平野博之さんにお話をお伺いしました。 

会社の理念に共感し、社員と同じ目線で取り組んでもらえる外部人材を求めていた 

本日はよろしくお願いします。まず御社の事業内容や状況について教えてください 

企業の求人広告を取り扱う求人広告代理店です。本社は名古屋で、東京にも支社を構えており、主に中部地方・関東近郊の企業と取引をしています。 

昨今、日本の少子高齢化は進み、全体的に人手不足でどの企業も人材採用が難しい状況が続いています。新型コロナウイルスが落ち着いてから徐々に採用意欲が高まり、最近では景気も上向いてきたのでその流れに拍車をかけている状況です。お恥ずかしながら、当社自体もなかなか人が足りていないと感じています。 

具体的にどのような人材を求めていたのですか？ 

採用強化に関するご相談をいただく件数が年々増えてきており、求人広告の制作職が足りていない状況でした。社員が稼働できない夕方〜夜にかけて対応できたら、さらに早く原稿をクライアントへ提供できるのではないかという営業からの要望が強くありました。また最近では、パンフレットやLP（ランディングページ）などの制作ニーズも高く、グラフィックデザインができるスキルを持った方の協力を得たいと考えていました。 

そんな時、会社宛にココナラから案内メールが届いたのです。ココナラはCMも見たことがあり知っていたのですが、企業対個人の取引はやや難しいのではと感じていました。ただ、エージェントサービスの「ココナラアシスト」であれば当社とココナラの契約になること、またココナラであれば高度なスキルを持った人材が数多く登録しているのではないかという期待もあり、話を聞いてみることにしました。 

ココナラを知っていたのがきっかけの一つだったということですね。

はい。ココナラではグラフィックデザインや制作関連のスキルが多く出品されていましたし、当社にもマッチする人材もいるのではないかと感じた部分は大きかったです。 

一方で、スキルを持っただけでは条件として十分ではないというのが当社のスタンスです。経営理念である「人と企業にマインドウェア」の通り、「人と人」「人と企業」を結び、つなげることを使命としています。業務内容はクライアントの求人広告の制作代行ですが、求人広告は「人と企業」をつなぐための大切なツールです。ですので、ただ単に制作するのではなく、社員はもちろん、外部ブレーンの方やアルバイトさんに関してもお客さまの人事部になるくらいの意識で取り組んでいただきたいと考えています。 

ニーズにマッチした人材が見つかり、稼働時間も増加中 

「仕事へ取り組む意識」を大切に仲間探しをしていた中で、ココナラアシストのサービスはいかがでしたか？

担当者に丁寧にヒアリングしていただき、サポートしてもらえたのは非常に大きかったです。企業の人材不足におけるサポートという意味では近い業界ということもあり、とても話が通じやすかったと感じています。  

何度かヒアリングを繰り返す中で単純なスキルや条件面だけではなく、我々の思いも理解してもらいながら、候補者の選定をしていただくことができました。 

実際に何名くらい面接をされたのでしょうか？

グラフィックデザイナーと制作職それぞれ4名ほどご提案いただき、2名ずつ面接を行いました。企業と業務内容の説明に加え、当社が大事にしている部分を丁寧にお話しさせていただきました。スキルや仕事への取り組む姿勢を見極めて人材提案してくださったこともあり、面接した方に共感していただいたのもわかりましたし、人柄も伝わってきました。とても迷いましたが、結果として計2名採用させていただきました。 

現在はどのような働き方をされているのですか？

フルリモートで働いていただいているので、基本的にはチャットツールでやり取りをしています。コロナ禍から当社もすぐにリモートワークを取り入れていたので、作業の進行には全く影響はありません。チャットツールでも人柄が出ますよね。当社の制作部門から仕事の依頼をさせていただいているのですが、四方から来る連絡も全部丁寧に対応してくださるし、クオリティも非常に高くスピードも速いのでとても助かっています。 

社員が対応できなかった夕方から夜にかけてのニーズがかなりあったので、当初月40時間でお願いしていたものを、今は月60時間に増やしお力添えいただいています。

 外部人材起用の効果で、社員が安心して時間内の業務に集中できる環境に

社員への影響などはありましたか？

具体的な成果としては、各社員の残業が明らかに減ってきました。10年ほど前から残業を減らす取り組みをしていますが、月42時間をみなし残業として給与に組み込んでいたものを今年の4月から給与を減らさず、さらに額面の金額を上げながら月30時間まで減らすことができました。外部人材の起用だけがその原因ではありませんが、結果として1日あたり1.5時間程度の残業抑制につながっています。 

このように具体的な成果もありますが、それよりも社員の精神的な安心感が生まれたことの方が大きいと感じています。原稿制作という仕事は相手があるものなので、急に修正依頼などがくることがあるんです。たとえ15分程度で終わるものであったとしても、夕方の帰宅直前に来るとちょっとしたストレスになりますよね。それが今では夕方から働いてくださる外部人材の方に頼むことができます。そういう環境があるだけで、社員たちも安心して業務時間内の仕事に取り組み、業務時間をオーバーすることなく帰宅することができるようになりました。 

ありがとうございます。
それでは、最後にココナラアシストの利用を検討されている人にメッセージをお願いします

当社が探していた人材は、夕方から夜の稼働という制限された時間帯でしたし、何より外部の方であっても理念に共感し、社員と同じ目線で動いていただきたいという条件もあり、なかなか適材が見つからない状況でした。

今回ココナラアシストを利用させていただき、担当者の丁寧なヒアリング、そしてココナラの持つ人材データベースからぴったりの方を起用することができたと感じています。当社のようにさまざまな事情や条件をお持ちの企業様も多くいらっしゃると思いますが、ココナラアシストなら適任の方が見つかるのではないかと思います。

  株式会社アクセス
設立　　：1990年4月
事業内容：求人広告代理店、人材採用コンサルティング業、人材紹介業、コスト削減支援

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