経理のリソースが足りない、繰り返す年度末の波にどう向き合ったのか──ぐるなびの挑戦

今年で開設30周年を迎えた飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」の運営で知られる株式会社ぐるなび。「食でつなぐ。人を満たす。」という PURPOSEのもと、飲食店の販促支援を軸に、経営コンサルティングや地域活性化まで、食にまつわる幅広い事業を全国で展開しています。そんな同社の中でも、行政機関や自治体と向き合う飲食店支援事業部パブリックアカウント部は、事業規模が年々拡大している急成長中の部署です。ところが、その事業を支える経理・事務担当はわずか1名で、属人化と年度末の繁忙期に頭を悩ませていました。
そこで選んだのが、140万人以上の中から最適なプロ人材を活用できるオンラインの月額アシスタントサービス「ココナラアシスト」。人手の足りないスタートアップや中小企業が使うサービスというイメージを持たれることもある同サービスですが、なぜぐるなびのような大手企業が利用することになったのか。同部で事業管理を担当する堀井映海子さんに、外部のプロ人材という心強いパートナーを迎え入れた経緯と工夫を伺いました。
食を通じて地域を動かす部署が抱えていた、小さな綻び

本日はよろしくお願いします。まず、パブリックアカウント部の事業内容について教えてください。
ぐるなびは「飲食店情報サイト」というイメージが非常に強いですが、提供しているサービスはそれだけではありません。私の所属するパブリックアカウント部では、行政機関や自治体向けに飲食店ネットワークを生かして地域食材のメニューフェアを開催したり、シェフやバイヤーの方々とのつながりを生かして生産現場とお店をマッチングしたりと、食を軸とした課題解決に取り組んでいます。
象徴的なのが、農林水産省の補助事業であるジビエ関連の取り組みです。単にイベントを開催するだけでなく、地域のジビエ処理加工施設といった生産現場から、流通・卸、そしてシェフの方々や一般の消費者まで、食に関わる一連のバリューチェーンを一気通貫で繋ぐ役割を果たしています。実際にシェフ向けのセミナー(ジビエラボ)でメニュー開発をサポートしたり、全国約2,300店舗(※2025年度末時点) でのフェア開催を通じて消費者に魅力を届けたりと、狩猟生産者から外食、消費者に至るまでが一体となったサイクルを生み出しています。
こうした一つひとつの取り組みのベースにあるのが、「日本の食文化を守り育てる」という創業からつなぐ想いです。飲食店情報サイトの運営にとどまらず、食に関わる幅広い事業を手がけているのは、この想いがあるからこそだと感じています。
これだけ幅広く事業を手がける中で、どのような課題があったのでしょうか?
事業は順調に成長していましたが、それを支えるバックオフィス業務には課題を抱えていました。経理事務などのデスク業務を担う社員がわずか1名しかいなかったのです。派遣スタッフにも手伝ってもらってはいたのですが、部署の事業規模に対して人手が追いついておらず、その1名がいなければ業務が止まってしまう状況でした。
また、私たちの主業務である行政案件は年度末の3月に一斉に終了し、クライアントである省庁などへの精算業務が集中して発生します。ただでさえ手薄な体制にこの繁忙期が重なるので、毎年綱渡りのような状況で乗り切っていたというのが正直なところでした。
そうした課題に対して、外部人材の活用に踏み切った経緯を教えてください。
外部人材の活用は他部署で実績があったようなのですが、私たちの部署では初めての試みで、どのサービスから検討すればいいのかも分からない手探りの状態でした。それでも、このまま放置すれば部署の成長自体が止まってしまうという危機感の方が勝って、思い切って一歩を踏み出すことにしたんです。
「数」より「質」。3社比較で見えた、候補者フィルタリングの精度
課題解決に向けて、どのような選択肢を検討しましたか?
ココナラアシストを知ったきっかけは、展示会に参加した際に営業担当の方と名刺交換をしたことでした。私たちの上司が以前、個人的にココナラでスキル出品者として登録していた経験があり、知識やスキル、経験を持つプロフェッショナルが数多く在籍していることを肌で知っていたんです。そのご縁もあって、まずは相談してみようという流れになりました。
比較する中で、最終的にココナラアシストに絞り込んだ決め手は何だったのでしょうか?
ココナラアシストも含めて、3社で比較検討を進めました。最終的な決め手になったのは、こちらの要望に対するレスポンスの速さと、丁寧なヒアリングの姿勢です。パワーポイントやエクセルが使えることといった基本的な条件しかお伝えしていなかったのですが、その言葉の奥にある背景まで汲み取ろうとしてくれる印象がありました。
経歴書をいただいて絞り込んだ上で、こちらの要望をしっかり反映したご提案をいただけたのも印象的でしたね。表面的な条件だけでなく、部署の状況そのものを理解しようとしてくれている姿勢が伝わってきました。
実際にご紹介させていただいた方はいかがでしたか?
想定を大きく超えるスキルをお持ちの方でした。実際に面談したのは上司と現場のデスク担当だったのですが、面談は結局1名だけで即決という早さでした。「求めていた以上のスキルを持っていて、すぐに活躍してくれそう」という声が上がってきたんです。
実は、他社に比べてご紹介いただいた人数自体は多くありませんでした。ただ、丁寧にフィルタリングしていただいていた分、マッチ度は非常に高いと感じました。
「求めていた以上」だった、稼働後の変化とこれから

実際に依頼をしてから、稼働まではどれくらいの期間だったのでしょうか?
ご相談から稼働開始までは1カ月ほどでした。契約周りに時間がかかりがちな当社の中では、かなりスピーディーな印象でしたね。2月からの稼働だったので、最も負荷がかかる年度末の繁忙期も、完走することができました。これまでのような限界状態から脱し、計画的かつ着実に業務を完了させられる体制へ、確かな一歩を踏み出せたと感じています。
スピード感だけでなく、稼働後のフォロー体制にも助けられました。担当の方は毎月のようにフィードバックの場を設けてくださるだけでなく、近況やおすすめの人材、新しいサービスの案内も定期的に届けてくれています。そうしたやり取りから担当者の人柄が伝わってくることは、初めての業務委託活用だった私たちにとって、想像以上に安心につながりました。
稼働いただいた方のパフォーマンスや、体制の変化についてお聞かせください。
正直、想定していた以上でした。経理事務だけをお願いするつもりだったのですが、部内の課題分析やAIツールを活用した業務改善の提案まで、当初のオーダーを大きく超えた範囲で活躍いただいています。年度末はスポット対応としてお願いしていたはずが、早い段階からKPI設計プロジェクトにも加わっていただくことになり、気づけば事務処理を超えたチームの一人になってくれていました。
体制面での変化も着実に現れています。 デスク内での業務分散が実現したことで、一人で仕事を抱え込むような状況が解消されました。事業管理担当の私やデスクのメンバーを含め、チーム全体としての対応力が底上げされ、チームとして着実な成長を実感しています。 利益をしっかり残せる体制へ転換していくうえでも、外からの分析や助言が大きな効果を生んでいると実感しています。
ありがとうございます。最後に、導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
一緒に仕事をさせていただく中で、専門的なスキルはスポットでも中長期的にでも柔軟に補えるものだと実感しました。企業規模にかかわらず、まずは一度、業務委託という選択肢を取り入れてみることをおすすめします。
私たちも今後は経理だけでなく、採用やマーケティングといった領域で専門人材の力を借りながら、組織全体をもっと強くしていきたいと考えています。
株式会社ぐるなび
設立 :1989年10月2日
事業内容 :パソコン・スマートフォン等による飲食店等の情報提供サービス、飲食店等の経営に関わる各種業務支援サービスの提供その他関連する事業
公式サイト:https://corporate.gnavi.co.jp/
ご利用サービス ココナラアシスト

