鑑定中の福寿に対しても、また福寿である私のプライベートをご存じの方からも、「いつも元気でいいわね。」「悩みなんてないでしょう?」と言われます。
そんなことはありません。人間ですから。
いくらでも悩みは生まれてきますし、それが尽きることはありません。
でも、ある時気が付いたのです。それを誰かに言っても、その時に少しスッキリするだけで問題は解決しないし、言われた相手は1回は聞いてくれるけど、2回、3回と繰り返せば、そのうち離れて行きます。
若い頃はこういう間違いをやっていました。
毎日いろいろな悩みが生まれます。どこかでのお店に行けば態度の悪い店員さんがいたり、電車に乗れば酒臭いオッサンが近づいてきたり、会社で嫌な人がいたり、彼や夫と何かギクシャクしたり、姑が意地悪だったり・・・もう世の中そんなことだらけです。
でも、なるべく口から文句は出さない、悩みは人に言わない。
もし、言い続ければ「いつもなんだか暗い事ばかり言う人」「人の悪口しか言わない人」「聞くのも辛いし、同じ話ばっかりだし」と言われてしまいます。
失恋話を始め、あなたの悩みを誰かに聞いてもらいたい。そんな時は本当に仲の良い友人にたった1回だけです。それでも止まらない時に占い師がいます。
え?福寿である私がなぜ今は悩みを口から出さないでいられるのか?
悩みも、苦痛も、喜びさえ、人生を生きている証拠なんだとわかったからです。何か辛い事や、思ってもいなかったことが起きた時、イライラしたり、ハラハラしたりしたときは「ああこうやって心臓がどきどきして、人生を楽しんでいるんだな。わざわざ遊園地でジェットコースターに乗らなくても、なかなか人生は楽しめるものだ。」と自分に言い聞かせるようにしているからです。ケチなので安上がりでいいわと思っています。そして同じ心臓をドキドキさせるなら、悪い事よりもいい事でドキドキさせようと思う所まで、自分で自分の思考を動かせるように練習してきたというのがあります。
みなさんも、もし悩みがあふれて止まりそうになったり、誰かの文句を言いたくなったら、「私もまだまだ人間が出来ていないなぁ。これも私が人生を楽しむためにやってきているジェットコースターや探検クルーズなのだ。」と思うようにしてみてください。お勧めです。