ワインの世界の一つの基準「パーカーポイント」ってこんな事。

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皆さんこんにちは皆さん新倉(シンクラ)です。

今日はワインの世界の「パーカーポイント」について少し書いていきたいと思います。
ワインの帝王と呼ばれたプロフェッショナルで、最も影響力のあるワイン評論家ロバート・パーカーという人がいます。

ロバート・M・パーカー・Jr.は、世界で最も影響力があると言われるワインの評論家の先駆者です 。

パーカーポイントという100点満点の評価法を考案し、ワイン界にひとつの指標をもたらしました。
近年、ワイン評価という分野において世界で最も影響力のある人物であると言われています。

ワイン好きな方や贈り物にワインを買おうとしたときなどに「パーカーポイント(PP)」や「ワインアドヴォケイト(WA)」という言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか?

パーカーポイント(PP)

ワインを100点満点で評価した際の得点のことであり、ロバート・パーカー氏がその評価方法を考案した。

ワインアドヴォケイト(WA)

パーカーポイントでワインを評価してまとめた、ロバート・パーカー氏によって創刊されたワイン評価誌。

パーカーポイントやワインアドヴォケイトでの点数は、ワインの価格さえ左右する存在です。

100点満点方式でわかりやすい「パーカーポイント」によってワインを評価したロバート・パーカー氏。

彼が創刊したニュースレターの名前が、「ワインアドヴォケイト」です。
このワイン評価誌の特徴は、なんといってもスポンサーを付けずに赤裸々な評価をすること。
その独立性と、パーカー氏の正確なワイン評価で厚い信頼を得ています。
ワインの世界にも、事実に基づき、権威に屈することのない、消費者目線の赤裸々な評価が必要であると考えていたのです。

当時、ワインの評価をする雑誌にはスポンサーがいるもので、政治色があることは否めず、消費者目線と言えるものではありませんでした。

そこに、100点満点で明確に評価を見える化し、スポンサーを付けずに独立性を保ち、その上、ブラインドテイスティングで先入観すら許さないという徹底した実力主義の評価制度を持ち込んだのでした。

最初は500部からスタートした彼のニュースレター「ワインアドヴォケイト」は、2012年には購読者数5万人を突破しています。

◇ロバート・パーカー氏の評価が信頼される理由

ロバート・パーカー氏によるワイン評価が信頼されるのは、ずば抜けた記憶力と観察力に裏打ちされたテイスティング力が信頼されているからです。パーカー氏は、神の舌を持つ男とさえ呼ばれています。
そのテイスティング力の確かさは、10年前にたった1度飲んだことがあるというだけのワインを、ブラインドテイスティングでぴたりと当てた、という逸話があるほどです。

パーカーポイントは、100点満点というそのわかりやすさで一世を風靡しました。
世界中でワインの評価軸として信頼されています。

後述では、パーカー氏の信頼を不動のものとしたパーカーポイントについて、詳しく見ていきましょう。

パーカーポイントの評価法

パーカーポイントは、50点からスタートする加算方式の評価法をとっています。
まず、すべてのワインに基礎点となる50点が与えられ、残りの50点については、以下の基準で評価をして、その結果が加算されていきます。

【5点】ワインの色と外観
【15点】香り
【20点】味わい
【10点】熟成の可能性など、全体の質

基礎点50点と、評価によって加えられた点数の合計をパーカーポイントといい、各得点数ごとの格付けも存在しています。
100-96点 特別な努力を払ってでも飲むべき、格別なワイン(Extraordinary)
95-90点 傑出した良さのある素晴らしいワイン(Outstanding)
89-80点 並から優良な出来のワインであり、欠陥は見受けられない(Above Avarage to Excellent)
79-70 並のワイン(Average)

「個人的な好みが反映されているのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
当然その通りなのですが、パーカーポイントの意義は別のところにあります。
それは、その一貫性です。

自分が飲んだことのないワインでも、パーカーポイントに照らし合わせればそのワインがどのような味わいかを想像できる。
そして、「このワインは、自分にとっては何点くらいかな?」と考える際に動かぬ指標として機能する。これが、パーカーポイントの真の価値であると言えます。

あくまでこれらを参考にご自身のワインの好みをより知って頂けると嬉しいです。

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