人生を豊かにする靴磨き

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営業マンしかりサービスマンでなくても靴を磨くことによって、たくさんの素晴らしい事が起こり
ただ足元が美しくなるということ以外にも、その人の人生にまで良い影響を及ぼす素敵なことがあると信じています。
オシャレは足元からとはよく言いますが、
やっぱり綺麗に手入れされた靴をお召しの方ってとっても素敵に見えますよね。
不思議なのが着ているものがすごく高いスーツでなかったとしても、綺麗に手入れされた靴を履いているだけでそう見えてしまいます。
逆に仕立ての良さそうなスーツだったとしても、靴が汚れていたり傷んでいたりするとそれだけでなんだか残念に見えてしまう…。それくらい靴が見た目に及ぼす影響は大きなものです。
 なんだかんだ人は外見で判断されることが多いので、靴ひとつで見た目の評価が下がってしまうのは少々もったいないんじゃないかなと…。
営業マンの手入れされた革靴がきっかけで話が弾んで商談が決まったなんて話も聞いたことあるし、目上の方々は案外人の靴を見てるのかもしれません。
この場合「オシャレかどうか」ではなくて、「細かいところに目が届くか」もしくは「自己管理ができるか」などと言った、その人の『誠実さ』とか『ひととなり』を見られているのでしょう。
ビジネスマンの方は是非意識されたいところですよね。
実は経済的
靴を消耗品だと考える人はきっと世の中にたくさんいらっしゃると思います。
もちろんそれは人それぞれなので否定するつもりはありません。
でも革靴の場合、手入れをして修理をして大切に使うことで10年も20年もその靴を履き続けることができるので、実はそっちの方が案外経済的だったりするのです。
もちろん修理代やシューケア用品代は必要になるけど、2万の靴を一足買って2年で履き潰すより、5〜7万の靴を10〜20年使った方が確実にお安く済む。一足でなくて3〜5足を使い回せば、靴の消耗も軽減できるので、20年履き続けるのも難しくないとも思うわけです。
イギリスの言葉に「私は、安い靴を買うほど裕福ではない。」というものがあります。
靴は高いが、お手入れして長く履いた方が買い換える必要がないから実は経済的ですよね、ってことです。
モノを大切するという贅沢という一面も持ちあわせています。
ものを大切にするという行為は、人間だからこそできる贅沢な行為のひとつです。
ものを大切にすることで、周りの人やものに対する愛や信念を育むことができると信じています。
革靴を手入れして修理して大切に使う。
すると、ものを大切に使うことを知る。
すると、ものに対する愛着を覚える。
すると、ものに対する価値観を育む。
すると、もの以外にも周りの人や生き物に対する愛や信念を育む。
というような感じです。
要するにものを大切にすることで、人や生き物に対する価値観、愛や信念を育むことに繋がり、精神面で豊かな人生を歩むことができるのです。
我々社会に生きている者は靴を履いて仕事に行きます。
靴だけじゃなくて、スーツもバッグ時計もベルトも同じですね。
暑い日でも寒い日でも、さらに雨の日雪の日でも、靴は1日中自分の体を支えてくれています。。
そんな靴に対して「今日もありがとう」と感謝をしながら汚れを落とし、栄養を与えることで、さらに、その日の良かったこと悪かったことを省みることで、また次の1日もより良いものにしていける。
仕事でも私生活でも同じです。
今日はこれがうまくいったとか、今日はここがダメだったとか。
それはまさに靴と一緒に人生を歩んでいくという感覚なんじゃないでしょうか。
「靴を育てる」なんて言う表現があるけど、人間も靴に育てられているのです。
靴を磨く行為自体が神聖なものに感じられて、この世知辛い世の中で生活を営んでいくために必要な自分の人生を肯定する行為のように思えてくるわけです。
靴磨きという行為によって靴も心も綺麗になり、また明日から頑張って生きていこう、と自分自身で生きる活力を見出し、靴を磨いている時間はとっても大切な時間で心を磨く事に繋がっていきます。
手入れや修理を重ねることで育てあげた革靴。自分の足に馴染み、自分好みのツヤを放ち、自分だけの履き皺(はきじわ)がついた靴への愛着を、一歩一歩踏みしめる喜びを感じてください。
それと当時に、そんな我が子のように愛おしい革靴を大切にする自分自身も愛おしく感じられるようになり、外見だけでなく心も美しく幸せな人生を、靴磨きという行為がもたらしてくれます。
イタリアには「良い靴を履きなさい。良い靴は履き主を良い場所へ連れていってくれる。」ということわざもあるくらいです。
そんな靴磨きの素晴らしさを、是非多くの方に知っていただきたいのです。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

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