介護は7割の力でやったっていい、あなたが平穏なほうが親も平穏になれるから

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親が高齢になってくるとだんだんと介護のことを考える機会も増えると思います。「自分も親に育ててもらったから、恩返ししないと!」と考えて、懸命に介護をする人もいます。

親孝行をしようとするのはとても素晴らしい心がけだと思います。一方、介護はあなたの心にも体にも非常に大きな負担がかかるものです。

だから、常に100%の力を出そうとするのではなく、「70%くらいでやっていけばいいや」と余裕を持った考え方でもいいかもしれません。

私は「介護はプロに任せる考えも必要」だと考えています。非常に体力が必要ということもありますが、なにより介護する側の心理的な負担が大きいからです。

介護は毎日必要なものです。そして、大抵はだんだんと親の介護度が上がっていき、子供の負担も増えていきます。このような状況は親が亡くなる日まで続きます。

そうなると、親を大事にしたいと思う反面、心のどこかで「早くこの苦しい状況から解放されたい・・・」と考えてしまうのも無理なないことです。それはあなたが冷たい人なのではなく、とても心身に負担のかかる異常な状況で感じる正常な反応です。

また、介護は親川にも心の負担をかけやすいです。たとえ親子といえど、世話をされる親は「子供にこんなことをさせて申し訳ない・・・」という罪悪感を持つものです。

だから、親の介護は専門機関に力を借りるなど、無理のない範囲でやっていけばいいんです。

とはいえ「他人の力を借りて介護するのは手を抜いているようで親に申し訳ない気がするし、一生懸命頑張っている姿を見せた方がよいのでは?」と気になる人もいるでしょう。

ですが、親が罪悪感を持たないためには、介護する側のあなたが心の余裕を持っていた方がいいんです。

自分の気持ちに蓋をして無理していると、やがてあなたの心を壊してしまいかねません。そうなる前に、一人で頑張らず周りの人の手を借りるようにしてください。

親孝行はあなたのできる範囲でいい!心に余裕を持った生活を送ろう。



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