ピッチング日誌_”コントロール”について

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コラム
今回も記事をご覧頂き有難うございます。

皆さん、シーズンインに向けた準備の進み具合は、いかがでしょうか?順調に仕上がっていますでしょうか。

突然ですが、試合の組み立ての中でも最重要なのは、何でしょうか?それは、やはりピッチャーだと感じます。大げさに言うと、試合は8割~9割は、ピッチャーの良し悪しで決まってくるぐらい重要ではないでしょうか。ピッチャーが良いと、バッターに打たれない。だから点数も入りづらい。そんなピッチャーに自分もなりたいと日々頑張っているところです(^^)/

そこで今回は、ピッチングを構成する要素として「スピード、コントロール、変化球、体力/筋力、メンタル」などがありますが、その要素の中でも『コントロール』について考えていきたいと思います。
以前「ピッチング日誌④」でも取り上げましたが、”コントロール”を再度深掘ってみたいと思います。

良いピッチャーとは?

重要な局面で打ちにくいボールを狙ったコースに正確に投げれること
(補足)
球界を代表するピッチャーでコントロールが悪いピッチャーはいません。
例え150km以上のスピードボールを投げれる優れた能力を持っていても、肝心な場面でストライクが入らないと試合にすらなりません。監督は、勝ちたい重要な場面で使いたくても使わないでしょう。

ピッチャーのコントロールとは?

・捕手の構えたところや自分の投げたいところに正確に投球できる技術
・いろんな球種を正確に投げ分けられる技術

コントロールの重要性とは?

バッターが打てるかどうかに直接影響するポジションでもあるので、ピッチャーのパフォーマンスが試合の勝敗を左右するからです。ピッチャーが良い投球ができれば点は取られないし、悪い投球をしてしまえばどんなに他のポジションの選手が優秀でも試合に負けてしまいます。

コントロールが良いと、何が良いのか?

・配球に幅が出来、色々な攻め方が可能になる
・スピードボールでなくても強打者とも互角に勝負出来る
・失点を防げる ※取られても最小限に出来る
・守備も打球の予測が出来るので守りやすい
・チームのリズムが良くなる(試合の流れを作れる)
以上のように、コントロール力(制球力)を身に付けるメリットは多く、またスピードボールのようなスペシャルなボールが投げれなくても十分に戦える武器になります。

コントロールの精度を上げるには?

キャッチボールで感覚を確認しながら丁寧にやる
(投球フォーム、握り、リリースポイント、指先の感覚、球筋や回転など)
バッティングピッチャーでバッターに実際に投げてコースに投げ分ける
・投げるのに必要な筋トレ/故障しやすい箇所の補強筋トレ
・良いピッチャーのやり方(トレーニング)も参考にして試してみる
継続する ※繰り返し、脳と体にしみ込ませる

最後に

打たれれば、それはピッチャーの失投です。その失投の原因のほとんどがコントロールミス。良いコースに投げて打たれれば、それはバッターが上手いんです。だが、どんなに速くても打たれれば、それは失投です。ピッチャーをしていると、ついついスピードに意識がいきやすく、力一杯の速いボールで勝負するぞ!ってなりやすいものです。ただピッチングの真の目的は、打たれないボールを投げることです。よっぽどのスピードボールがなければ、やはり打たれにくいコースに、どんな時でも投げれるコントロール(制球力)が非常に重要になってきます。

コントロール力(制球力)は、球速を上げるよりも、努力次第で誰もが身に付けられる可能性の高い技術であり、武器になります。まずは、キャッチボールからコントールをしっかり意識しながら取り組んでみてはいかがでしょうか。
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