錯綜する記憶…(母の事その2)

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コラム
うまく文章にできないけど、母の記憶が混線することが増えてきた

5年前に脳梗塞と狭心症を併発して、右半身不全麻痺が残ってて
身の回りのことはおおむね利き手ではなかった左手でやってのける母
今もリハビリは頑張ってます

最近母の若かりし頃や現役で子育てや家族のために頑張っていた時代、もっとさかのぼって幼少期時代の記憶をベースに、目の前の物事が重なったような発言が増えた

ちょっと思うように物事が進まなかったり母自身の記憶違いで物の場所を忘れたり間違えたりすると、だだっこのように足を床にドンドン踏み鳴らしたり、左手で物をバンバンたたいたりする行動も増えた(この動作が割と私をイライラさせる…)

私は学校卒業後高齢者の在宅介護に約10年携わっていた
それなりに老いる事、家庭で家族が中心となり介護することを学び経験してきたので頭ではわかっているし
『ああ、今の話はあの頃と最近のこれが重なっているのね』『あ~思うようにならずに歯がゆいのね』『間違えたり忘れたことが嫌だったのね』と理解したり察することもできるけど

でも唐突に真顔で言われると、しょっぱなはどうしても軽くショックだし動揺しちゃう
介護職者としての知識や経験が、純粋に娘として親の老いや衰えを寂しい・悲しいと感じ吐き出すことを邪魔している気がして、時々心がキュ~ッとなる😢もちろん知識や経験をフルに生かしている場面も多々ありはするけど…


それでも、母の心や記憶が穏やかな水面のように
不安や気分の波にのまれることなく
幸せや穏やかさを感じていられる時間が続けばいいなと願わずにはいられない毎日

記憶が錯綜していると感じるのはこっちで、きっと話している瞬間はその世界に記憶が生きているんだよね

本当に、日々沢山の気づきと学びをありがとう…
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