「あるがままの自己」を表現しよう

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私がヘルスカウンセリングを学び始めて3年目くらいの2011年頃、宗像恒次はTwitter(現X)に大事なことをたくさんつぶやかれていました。2020年からは更新されていませんが、過去のつぶやきを遡ってみると2011年10月7日まで見ることができました。
そんな宗像のつぶやきですが、2011年2月16日、その前日に投稿されたつぶやきを見て、ブログにまとめていたので再掲してみたいと思います。ストレスとがんやうつについての内容です。

昨日2月15日、私の恩師・宗像恒次の大事なつぶやきがあったので、ここにまとめておきたい。
近年うつ病の増加が続き、重大な社会問題になっている。わが国では、それに関連して過去12年間に毎年3万人以上の自殺者を出し、計36万以上にのぼり、政府の努力にもかかわらず、それが止まる気配はない。
また、がんは現在300万以上の患者を抱え、毎年30万以上の死亡者を出している。年齢調整してもがんの罹病率が増加を続けており、その増加要因のコントロールが求められるがその目処は立っていない。
学校では国の計画で大量のスクールカウンセラーの投入にもかかわらず、不登校者の増加は止まらず、引きこもる青年を増大させている。これらの状況にみるように、誇るべき平均寿命の長さにもかかわらず、ウェルビーイングの悪化はつづいている

個人がまわりの評価をえるために、「あるがままの自己」を否定して、自己犠牲的に他者報酬追求する行動で生じるストレス疲弊による。またこのようなウェルビーイングの悪化をもたらすわが国の社会組織として、教育・企業体制のみならず、保健・医療体制をも含め、上の立場が命令指導をおこない、個人の他者報酬型行動を動機づける権威主義型経営管理があり、個々人のあるがままの個性を生かすコーチングやメンタリングを用いた参加型経営管理が遅れ、個人の自己表現を高める自己報酬型労働を動機づける知識基盤時代には移行できていない。

私たちのほとんどは幼いときから他者報酬型行動をとるべく躾と称して、養育者に「あるがままの自己」であることは許されず、それを否定される恐怖に条件づけられる情緒的虐待、身体的虐待を大なり小なりうけてきた。だから成人しても、心の深層に本来の「あるがままの自己」を表現することに恐れがある。自己成長したい気持ちと、それを恐れる自己防衛の気持ちの内的葛藤が深まり、変化したくても変化できなくてストレスで疲弊し、ストレス疾患が増大し続ける

ストレスや疾患は翻って言うならば自己成長のエネルギーの蓄積である。

2008年より特定健診・特定保健指導が始まり、メタボ対策がなされてきていることや、不眠をキーワードにしたうつ病対策の啓発、あるいは自殺予防が呼びかけられているが、これら症状の背景を知らないと、対策を誤ることになる。

●ウェルビーイングの悪化が、実は本当の自分(あるがままの自己)を生きないことによるストレス疲弊だということ。
そして、
●あるがままの自己を表現できないのは、日本型の子育ての問題と権威主義型経営管理にあるのだということ。

この事実を理解し、各々が変わる事が、元気な日本を創ることにつながるのだ。
切って捨てる、薬で毒殺する、放射線で焼き殺す。こんな対症療法しかしない医療では、がんを根治できないと川竹文夫はいう。
がんも生活習慣病と違わず、ストレスの病だと宗像は説く。

「ストレスや疾患は自己成長のエネルギーの蓄積」
病に学び、私たち自らが変わろうではないか。自らの命を明るい未来につなぐために...。


2023年のいま読んでも、そのまま通じる内容ですよね。ということは、この記事を書いて12年半も経つのに、世の中は変わっていないということなのでしょうか。
それどころか、昨今の非人道的な健康施策によって、世界中の人の健康が脅かされる社会になってしまっていることに、みなが気づくことが先決かもしれません。
残念ながら、このような無料サービスでは、あるがままの自己表現にも限界があると感じますので、この程度でやめておきます。

宗像のつぶやきの後半部分。
私たちのほとんどは幼いときから他者報酬型行動をとるべく躾と称して、養育者に「あるがままの自己」であることは許されず、それを否定される恐怖に条件づけられる情緒的虐待、身体的虐待を大なり小なりうけてきた。だから成人しても、心の深層に本来の「あるがままの自己」を表現することに恐れがある。自己成長したい気持ちと、それを恐れる自己防衛の気持ちの内的葛藤が深まり、変化したくても変化できなくてストレスで疲弊し、ストレス疾患が増大し続ける。
これは、以前に書いた「いい子」の問題なんです。まだ読まれていない方は、併せて読んでみてください。


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