自分をアップデートすること 〜学び続ける選択〜

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コラム
先日、ファイナンシャルプランナーの上級資格取得に向けて、CFPの科目受験をスタートしました。6科目を3年程度の目線でクリアしてゆく計画です。最初の科目は自己採点で合格圏内に入ったとみてまずはホッとしています。(合格発表は12月下旬ですが)

資格取得そのものにも意味はありますが、それ以上に何かしら目的を持って自分をアップデートし続けることが今を生きてゆく上で必要なことであろうと思っています。

そんな考えは私が新卒入社したころの1990年代後半には全くありませんでした。大学を卒業して、あー、もう勉強しなくていいんだ、という感覚すらありました。今だから白状しますが(笑)

そのころの私は、恥ずかしながら勉強の意味がわかっていなかったのでしょう。学ぶ、ということは一生続くのだ、という感覚を持ち始めたのは、社会人6年目くらいからでしょうか、企画の仕事を任されるようになったころです。それまでは、何か先人の残したフォーマットのようなものがあり、それを探り探りで仕事は成立しました。しかし、企画の仕事はゼロから何かを生み出すことが要求されることが普通のことであり、自分の頭と足を使って行動を起こさなければなりませんでした。

特に、全社に向けて会社の方針を伝えるツールや言葉をまとめることは、自分が何も知らないことを前提に、いろいろな資料、書籍、ディスカッション、思索を通じて付加価値を編み出すことそのものでしたから、そこにどっぷり浸かっていた私は、一生学ぶことから逃げられない!と覚悟を決め、やがて学ぶことから新たな自分が生まれることの喜びに気づくようになりました。

人材開発と組織開発に携わるようになった2010年代には、おぼろげながら世の中がVUCAの時代に入っていることを肌感覚で知覚し始め、本当に人にとって価値あるものが何なのかを考え始めるようになりました。ちょうどそのころに子どもを授かったことも重なって、私の学びの方向性は人と人の間に起こるダイナミックなはたらきに対して向かうようになりました。

そのような私の志向性は紆余曲折を経て、人のライフサイクルやライフステージに役に立つ仕事に関心が次第に発展し、現在の選択のひとつはキャリアカウンセリングやファイナンシャルプランニングを通じたライフキャリアデザインへの学びをし続けるということになっています。(他にもいくつかあるのですが、それはまたの機会に。)

今にして思えば、企画に携わるようになった頃、会社の上司からマズローを読むことを薦められ、「完全なる経営」に触れたことが私の転機でありました。自分の中で何かが覚醒したような感覚を今でも憶えています。その時に自分がアップデートされた感覚を持ったのかもしれません。それ以降は自分の無知と学ぶことの持つ可能性に向き合い、進んでアップデートを試みるようになったと思います。

自分をアップデートすることで得られること、今の世の中で自分をアップデートしないことの恐ろしさ、この感覚を持てるかどうかで人生は大きく違ったものになると思っています。人間はいつだって不完全な存在です。おこがましくも、私が人に何かかかわりを持つときに、相手の方とそういう感覚を分かち合うことができたら、と心から願います。みなさんは最近はどのようなアップデートを試みていますか?

今回は自分をアップデートすることについてお話しました。私は2023年9月からライフキャリアデザインカウンセラーを名乗り、個人や世帯の職業生活設計や資産設計のお手伝いをしようと決意し、今の会社での仕事を続けながら複業をすることにしました。保持資格としては国家資格キャリアコンサルタントとAFP(日本FP協会会員)をコアスキルとして、これまでの会社生活や人生経験で学んできたことを活かして会社内や地域社会に向けた価値創造につなげようと考えています。

私は来談者の方に今回お話ししたような支援でお役に立つことを使命とするライフキャリアデザインカウンセラーでありたいと思っています。ご関心を持っていただいた方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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