第35話 整理整頓

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学び
ADHDの人の苦手とされるのが、整理整頓です。
”片付けられない女たち”という本まで出ています。
ゴミ屋敷に住んでいる方もその一部です。

一つに、収集癖という特性を持っていますので、”勿体ない”、”捨てられない”、”これもあれも後で使うかも知れない”があります。
そして、次に、優先順位が付けられないというものがあり、片付けの最中によくありがちな、写真や本を手に取っては、片付けるという目的をさておき、古いアルバムを見入ってしまい、片付けが散乱のまま終わるという結末もございます。

ですので、片付け術というほどの難しいことは、言いません。というか、誰でも簡単に今すぐできる片付け方を伝授致します。

さて、まず、用意するものは、箱でも袋でもなんでも良いので、4つほど用意します。

そして、ここからここまでを片付けるという範囲を決めます。

大体は、自分が汚いなぁ、ゴミの山だなという自分で気にしている場所をターゲットにすると良いです。

さて、まず、脳ですが、脳死状態で行って構いません。
鼻歌まじりでも構いません。つまり、アルバムとか本とか中身を観て、捨てようとか思考が浮かばないほどの脳の状態を用意します。つまりロボットになったつもりで。他人の部屋だと思って。

1:ジャンルわけをする
2:いるいらない、捨てる捨てないは考えない

料理でいうなら、具材を切る、切る、切るみたいな作業になります。

さて、手に取ると、大体こんな感じになります。

◯シャツ→衣類(洗濯物)→A(洗濯物)のボックスへ(デカいもの、くさそうなもの)
◯化粧品小物→B(小物)ボックスへ(整理するだけで一日かかりそうな、でもやったところで、散らかっている部屋には間違いないって感じのもの)
◯本、雑誌、説明書、チラシ→C紙類(本以外は大抵ゴミ、書類は必須の大事なものか、ただのチラシか)のボックス
◯その他その人独自の多いもの(例えば、電子機器、ケーブル、電池、濡れたら困るもの)→Dボックス(精密機器、コワレモノ)

すると最後は、ペットボトルなど捨てるゴミが残りますので、ゴミ箱へ。
最後は掃除機かけて、髪の毛一本残らさず、綺麗にします。

はい、お疲れさまでした!
本日は、ここまでです。

次回、ボックスの中を観て、捨てるかどうかを決めていきます。
視点が変わるので、別の日の方が、疲れずに済みます。
次捨てる前に、綺麗な床がテンションを上げてくれます。
綺麗になると、頭まで、心までスッキリとします。

さて、次の日ですが、ボックスの中から、これを捨てる捨てないと分けるのですが、その時の脳は、こうです。
『トキメクもの、そうでないもの』
または、「欲しいものだけ引っ張り出し、見せる収納如く並べる」あとは、押入れ行きで、見えないものと化す、です。

つまり、ペン立てにいれるか、筆箱にしまってしまうか?という重要レギュレー、自分のアイテムの中でも一軍の物だけをチョイスします。

これで、『好きな物に囲まれた部屋』に貴方はいる状態になります。

メンタルもスッキリしてきます。

因みに、私の友人の家は、床が見えない程のゴミ屋敷に住んでいます。
時々、嫌気が指し、ホテルに一泊したりと、リフレッシュだと申していました。
勿体ないから、部屋に行くよ、代わりに片付けてあげるよと行きました。

すると、最初はいーよーと渋々だったのが、行くと、あらま、少しは片付いてゴミと衣類だけは無い状態で、マシになっていました。
人を呼ぶという行為をするだけで、人って片付けるのだな。まぁヒゲをそって身支度するぐらいになるんだなと感じました。

そして、私が片付けていると、あれよあれよと、見様見真似に、片付いて行きます。
なぜなら、分類をしているだけで、『これいる?これは?』とかわざわざ聞いていない、ボックスわけを淡々にやっているから、スムーズなのです。
私のやり方を援護して、別の範囲で彼もAボックスには、衣類か、Bにはこれかと、仕分け作業がドンドン進み、右側、左側と手際良いチームの如く、部屋が片付いていき、ボックスだけではたらず、ビニール袋にまで、整理されました。

あとは、飯を食ったあと、100円ショップでクリアボックスを買い戻り。

あとは、更に細かくジャンル分け、ビニール袋詰め、本は背の順でぴしっと並べ、書類は、フォルダーにひと纏め、最後に100円ショップで買ってきたコロコロで、塵一つ無い絨毯が目の前になり、友人が叫びました。

『すげ~すっきりしました』
私は、いいました。「グレーの絨毯だったんだね、初めて知った」
2人で爆笑してました。

いや~ありがとありがと♪と、一緒に掃除すると捗るね!

今度は、タックさん家をお手伝いします!と。
ありがとう♪


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