あなたの「苦痛」の正体の深堀について。

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どうしてうまくいかないのか。どうしてこんなにも苦しいのか。どうして人との関係を築くのが難しいのか。どうしていつも同じような失敗をしてしまうのか。どうして"こんなにも怖い"のか。
何かから逃げていないか?何が自分をこうさせるのか。今自分がしていることは本当に正しいことなのか?


アダルトチルドレンや毒親の影響を受けて育ってきた子どもは「愛着」と深い関係があります。両親との愛着が正しく形成されなかったことで、子ども側が歪んでしまい、悪影響や弊害が表面化します。
世の中のものを正しく捉えることができなかったり、他人との関係をうまく築くことができずさらに傷を抱えることになってしまったり。それは、あなたが悪いのではなく、親子関係に原因があるのです。
「自立」というのは人に頼ったり助けてもらったりしながら、他人と対等な関係を持ち、周囲に認められながら自分自身を受け入れて「これでいいんだ」としていくことを指すのですが、それができない・依存的になってしまう、人との距離感がうまく掴めない等が出てしまうのは、愛着に問題があるためです。

親に「話を聞いてもらえなかった」「甘えられなかった」「頼っても助けてもらえなかった」などした経験があると、人を信じる、信頼するといったことが難しくなります。
それだけ"我慢をしていた"ということですが、そのような自分自身に気づかない、自分で自分の傷を癒さず放置していたなどがあると、大人になってから様々な困難が出るようになるんです。
"我慢ができるから大人"と言うのは間違っていて、そのようにひとりで耐えようとするのではなく相手と話し合う、そうなる原因を探し出して取り除くなどをして我慢せずに済む方法を探し出せるのが大人なんです。
そうした「我慢できなければ悪い子」という教育や刷り込みが、自己否定を強めることになり当人の心を抑えつけて殺してしまうことに繋がるのです。


絶望するにはまだ早い、ということもよくあります。現在がとても苦しくてつらくて、早くここから抜け出したい、どうにかしたいと感じているかもしれません。しかし、ずっとそのままで終わる、ということもないんです。
自分から打ち明ける勇気と、手を差し伸べてくれる人がいることに気づく勇気は必要になってきますよ。助けてくれようとする人がいるという世の中に向き合うことができれば、未来が開ける可能性も生まれます。
そして、そこで差し伸べられた手を握り返して応じられるだけの力があれば、きっと自分自身を助け出してその状況を打破できます。

それらを妨害してくるのは「完璧主義」「抱え込み」「ひとりで何でもやろうとする」「相手を信じられない」「頼れない」といったクセです。それがあると、助けようとしてくれる人に対して拒否感を感じてしまいやすくなることがあります。
気づけたなら解毒ができます。解毒をするには、知識をつける必要があります。
自分の傷の原因や由来はどこにあるのか、その傷をどうすれば癒すことができるのか、他にこの傷を癒せる人はいるのか、何がきっかけで傷を抱えることになったのか。
それらを探し見つけるには、いろんな勉強をして知識をつけ、自分を知っていくことで癒せるようになる部分もたくさんあります。

特定のストレスや状況により、自分が否定的な感情や思考になったり、そこから抜け出すことができなくなっている状態を「固着」と呼びます。個人が心理的に成長できなくなる現象を指し、適切な対処法が必要であるとされるものです。
固着が強くなると、新しい経験を受け入れることが難しくなり、精神的な成長が邪魔されてしまうことがあります。
何かをチャレンジすることが億劫になる、新しいことに恐怖を感じる、「そうでなければならない」と感じてしまい凝り固まってしまって疲れやすくなってしまうから実行したくない、等が挙げられます。


また「人格否定」と「反対意見」の区別がついてない場合もあり、"嫌われた、自分はダメなんだ、自分が悪いんだ"と自己否定的になってしまいやすいです。
そのような状態になると、心の面、感情的な部分が暴走してしまいやすく、客観的な考え方をすることができなくなってしまい、衝動的に行動してしまいやすくもあります。
そういうときこそ一度立ち止まり、客観視できるとよいのですが、最初からそれをしようとしてもうまくいかないものです。なので、そういう行動パターンのクセのつけ直しもやっていけるといいですね。

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