食後高血糖と運動(2)

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本日は前回の続きです。

食後の高血糖を防ぐ為にはどんな運動が適切でしょうかと言うテーマでお話を続けていきます。

最後まで読んでいただくと、山登りと山降りどちらが食後高血糖に効くのかが分かります。(階段を登るのか?降りるのか?にも近いですかね?)

目次 全2回予定
1、低山登山と血糖値への影響は?活用方法は?

2、登りと降りはどちらが効果的なのか?


登りと降りで違うところは?

基本的の山登りでも階段登りでも大腿四頭筋と言う膝を伸ばす力を発揮する筋肉を重点的に使います。降りも使う筋肉は同じですが、大腿四頭筋では力を入れながら(筋肉が収縮しながら)筋肉が伸びるという遠心性収縮が起こります。これが筋肉としては最大の違いではないでしょうか?

登りと降りの血糖変化は?

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玉木蒼一郎, et al. 低山登山が食後の血糖上昇に与える影響. 教育医学, 2022, 67.3: 162-172.より引用
山登りを示している●が食後30分で特に安静と降りと比べて血糖値が低くなっているのがわかるでしょうか?

登りは食後の高血糖を抑える効果がありそうですね。

生活への応用

もちろん山登りをする事で血糖値に良い影響がある事は分かりますが、どうやら血糖値が気になる仲間とハイキングする際は、山を登る前に食事をした方が効果を最大限に生かせそうですね。

実生活においては、食後に階段を登る場合は、食後から少し時間をおいてゆっくり階段を登るのがいいと思います。おそらく低山登りの負荷としては、ゆっくり階段を登る程度かそれよりも楽なくらいだと思います。今回の登りでは平均で33.6分かかっているようですので、階段で真似ようとするとかなりきついかもしれませんね!

あなたの成長

今日のあなたは、食後の血糖値を抑える方法として、ハイキングのような低山登山を行う手段を持ちました。食後高血糖に対しての対処法のバリエーションを1つ増やす事ができました。

ありがとうございました。
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