一番病とは?

記事
学び
 いつもご覧いただきありがとうございます。

 今回は「一番病」についてお話します。

 当たり前ですが、人間も'生き物'である以上「勝負」は避けられません。
 当たり前ですが、「人生は勝負」の繰り返しです。

 「勝負(競争)」の感覚が身につくのは平均で4歳ごろだそうです。(ただし、個人差が大きいので早い子は3歳ぐらいから身につくそうです)

 ここで問題視されているのが、「一番病」です。

 「」とついているので、何かの病気か障がいかと気になるところですが、残念ですがこちらもあくまで「病気でも障がいでもない」'単なる気質特性'として片づけられることが多いのが現実です。(本当に、お医者さんはメンヘラ(精神系)に関しては投げ出したいのでしょうか?)

 結局、今現在は「一番病」についてもカウンセラーさんにお願いするしかないようです。

 さて、この「一番病」。その多くはやはり「育ての問題」だそうです。

 特に「毒親」、「毒一族」家庭の場合、「1番以外は負け」という'認知のゆがみ'が大きく絡むそうです。

 そして、発達障がいのある子HSPスペクトラム(HSCスペクトラム)(繊細さん)(繊細っ子)は「白黒思考(0か100か思考)」のような極端な思考パターンに陥りやすく、「一番病」になりやすいです。

一番病の特徴
・勝ちにこだわりすぎる(「勝つ=安心」)
・負けそうになると勝負を放棄する(やがて「勝負嫌い」になる)
・負けたら大騒ぎを起こして周りに当たり散らす

 このような「1番にこだわる態度や行動」のことです。

 大切なのは、「勝った場合、結果と過程(プロセス)の両方をほめる」ことです。そして「負けた場合、過程(プロセス)をほめる」ことが発達心理学の鉄則です。「負けるが勝ち」という概念も同時に身に着けるのにも「ほめる」が最も有効だからです。

 そして一番大事なのは「勝負(競争)には必ず'ルール(決まり)'が存在すること」、「'ルール(決まり)'を守ることが勝敗よりも優先順位であること」をしっかりと身に着けておく必要があります。これは後の「アスリート(競技)精神」の基本だからです。

 「絶対に勝つまでやる…」と特に発達障がいのある子、人はこだわりが安心材料のため勝負(競争)を繰り返し勝ったとしても、それはほめることではありません。「道徳(モラル)やルール(決まり)を超えて思い通りになってもカッコ悪い」ことだと真っ先に身に着けてほしいです。

 そして私自身も、かつて幼い頃から10代20代にかけて「一番病」に悩まされていました。

 私の父方がそれこそ典型的な「毒一族」でしたが、両親ともに高学歴(特に父親は都内の名のあるB級大卒)でしたのでなおさらです。
 そして何よりも今現在もですが、「田舎コンプレックス(いなコン)」、「貧乏コンプレックス(びんコン)」が根強いため長女(1番子)として生まれた以上、「結果を残さないと…」という'謎の義務感(プレッシャー)'とプライドでいっぱいいっぱいになっていました。

 今現在は、それこそ薬物療法カウンセリングなどの「対症療法(その日その場しのぎ)」でやっとという感じです。(おかけで、「医療費」は自立支援医療制度を用いてもがっつりかかっています)(笑)
(まして、カウンセリングは保険適用外のため全額自己負担です)(笑)

 こうした事情もあることから、「一番病」を予防するにはやはり「ベーシックインカム(無条件無差別現金給付)」のような'線引きなし'の直接現金給付しかないのかもしれません。結局は「経済安定≒精神安定」という現代社会。その瀬戸際まで来ているかもしれません。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す